昭和少年漂流記

破壊、建設、発展と、大きく揺れ動いた昭和という時代。大きな波の中を漂流した少年たちの、いくつかの物語。

第三章:1970~73年 石ころと流れ星   41

2011年09月12日 | 日記
「もし、もしやけど、革命に本気で小杉さんが突っ走って行ったら、夏美さんも武器を取ってた闘わはるんやろか?」 僕は残る疑問を素直にぶつけてみて、すぐに失敗したことに気付いた。革命という言葉に“もし”を2つも付けてしまったからだ。おまけに“本気で”という言葉は、小杉さんのみならず、黒ヘルの存在理由を軽視していると採られかねない。 「ちょっと待て~!」 . . . 本文を読む