珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

女のナンチャラ

2018-09-25 | 娘と夫の話
娘の友達が誕生日だというのでプレゼントを用意したのに、彼女いわく「友達の機嫌がわるくてなかなか渡せない」と言う。

「機嫌がわるいからこそ、渡せば機嫌がよくなるよ」
「いや、きっと私なんかから欲しくないと思うよ。私を見る目が冷たいし。一緒に帰ろうって言っても無理ってすぐ断ってくるし」
「はっきりと理由を言われたわけじゃないんでしょ。気のせいでしょ?それとも明確に何かしたの?」
「何もしてないよ。この間の試合で、私が勝ってその子負けただけ」
ああ、またかと思う。

何回目かのそれだけど、この手のやっかみは短期決戦である。

こういう場合、友達は
「絶対勝つと気合入れていた私が負けて、ヘラヘラしててやる気のないアンタが勝つことに、なんか知らないけどすごい腹立つわ。
そりゃアンタは何も私にしてない。私を怒らせるような、そんなつもりも感情もないのは私も知ってる。
知ってるんだけど、でもそういう態度が余計ムカつくの」
とそのままは言わない。

黙るか、他に当たるか、別の理由を言ってくる。
人なんて気に入らなくなれば、茶わんの上げ下ろしまで嫌になるもので、理由なんて幾らでも思いつくもんである。

本当に自分の良心に曇り一点なく相手がわるいと思ったら、人は真っすぐ本人に言う。
はっきり言わないのにヘソを曲げるのは、どこかに少しでも「自分に持て余すもの」があるからと思う。
そういうものは、寝かせて熟成させてややこしくなるとさらに厄介ねん。

せっかく早めに用意したプレゼントを一日伸ばしにしている娘にハッパをかけて、無理やりでもカバンに入れさせた。
「明るく渡せばいいのよ。プレゼントをもらうとコロッと気が変わるのも女」
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