快風丸

俺の船に乗らないか。

アコースティックギター

2017-05-08 00:51:12 | Weblog
アコギというけどエレギとは言わないのは何故だろう。アコースティックギターをフォークギターと言うのなら、エレキギターはロックギターと言うべきではないのだろうか。



小さなイベントでギターを弾くことになった。エレギに慣れた身でアコギの弦高は左指の負担が厳しい。
前から気になっていたが、このギターの弦高は、高すぎる。標準は12フレットで2.5mmとのこと。3.5mm+αはあるなあ。

生まれて初めて、トラストロッドを回して順反りを矯正した。右に60°回転。



サドルを削る。



削っては、弦を張り、チューニングして、ノギスで測る。
また、弦を緩め、サドルを外し、削る、弦を張る、測る、これを2日にわたって、10回ほど繰り返した。



12フレットで1mm下げるには、サドルは2mm削らなくてはならない。相似三角形で底辺が1/2の位置なら高さも1/2になるからである。



そして、サドルの右手側にセロテープを、二重に貼る。これでサドルがよりボディに密着するので、鳴りが良くなるらしい。



これはセロテープではなくてOPPフィルムテープなので経時変化がほとんどない。



できた。



各弦の鳴りがバランス良くなった。
低音弦の鳴りが強すぎたのが解消した。
低音が抑えられたおかげで、コードストロークで音に張りが出て、はっきりと全弦の音が聞こえる。

単純に左手指の救済目的だったのが思いがけない良い結果を招いた。

なんだか、正しい休日の過ごし方だったような気がする。