快風丸

俺の船に乗らないか。

オリジナル曲とコピー曲の狭間で

2006-05-15 19:29:33 | Weblog
バンドのメンバーと、意見が対立している。
お客さんの為に、一つ、何か、誰でも知っている有名な曲をやろうという
意見が出ている。
私の意見は下記の通り。メールでメンバーに伝えた。

うちのバンドは創作料理の店だと思っています。
全部、オリジナル曲です。
厳選した素材をアイデアを凝らして、新しい味を追求する、あくまでも創作理。
そしてこれが、板前の誇りなんです。

客の為に、コピー曲をしたいと言うメンバーがいます。
知っている曲も聴きたかろうと。
私としては、何を食べて欲しいのか、我々の主体性をはっきりしたいのです。

客はコピー曲を望んでいるのか?
中にはそういう客もいるでしょう。
でも、大半は、何を食べさせてくれるのかと期待していると、私は考えていす。
何か、新しいものを。 また、そういう風に期待して欲しいのです。

コピー曲は、創作料理のコース中に、道場六三郎レシピの料理がでて来るようなもので、それはおいしいかも知れませんが、僕が客なら興ざめです。

そのメンバーが、「てこでも動かん」という私の意志を知りながら、提言してきたことを、軽く考えてはいません。
しかし、私の考えは以上の通りです。


そしてmixiにも乗せて、意見を募った。友人のフォローもあり、6件も
貴重な意見が頂けた。アマチュアバンドマンの皆さんも、この件には、
関心度が高いようです。賛否両論でした。

アマチュアバンドって、金にはならんし、むしろスタジオ代など持ち出しが多いし、仕事しながら、家庭とも両立させながら、時間的にもずいぶん無理しないと
出来ない。年齢が上がるに吊れ、そうだ。そんな中、しかも、赤の他人のこの僕に、貴重な意見を丁寧に送ってくれた。
家にはパソコンが無いので、今朝、会社で見て、ほんとに胸が熱くなりました。
少し考えが変わってきました。

ぼくらのバンドの原点は、音楽的基礎のない、センスも悪い、金もない、そんな4人が集まって、無い知恵を絞って、詞を書き、曲をつくり、アレンジして、
演奏して、ライブをでっち上げる。その原点を見失いそうになってました。
ショウの流れの中で、必然性をもたせた意味の有る1曲を選んでみようと
考え始めています。


いい歳こいてバンドか?
いい歳こいてやってるからこそ、カッコいいんだぜ。