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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

衝撃の1人ポルカが示す生田絵梨花のプロデュース能力、生駒里奈の担当部数減は外仕事への配慮か [24Feb16]

2016-02-24 20:00:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

生駒ちゃんの写真集発売!
02月24日(水) 生駒里奈の1stソロ写真集『君の足跡』(幻冬舎)が発売。『乃木坂派』で示したように、生駒ちゃんは、表情やポーズが「絵」になる乃木坂No.1の「フォトジェニック」なので、これは期待大です。乃木坂公式サイトの関連記事

乃木坂新曲のテレビ初披露!
02月26日(金) 20 : 00 ~ [地デ] テレビ朝日『MUSIC STATIONに乃木坂46が出演して14枚目表題曲「ハルジオンが咲く頃」をテレビ初パフォーマンス。また、水曜日のカンパネルラがMステ初登場。

星野みなみ主演ミニドラマの全話を一挙放送する特番!
02月26日(金) 22 : 30 ~ 23 : 00 [CS] 『乃木坂46 星野みなみ「あたし、本と旅する」 一挙放送スペシャル』。全46話を一度に流す特別番組。スペースシャワーTV プラス公式サイトの特設ページ

いくちゃん主演ミュージカルがテレビ放映!ファン必見の壮大な悲しい恋物語!!
02月27日(土) 21 : 00 ~ 23 : 20 [BS] BSスカパー!ミュージカル『虹のプレリュード』。2014年10月に上演された生田絵梨花の主演舞台が、テレビで初放送。手塚治虫によるスケールの大きな歴史ドラマを、出演者がハイレベルな演技と歌唱で魅せる圧巻の舞台。最後に、いくちゃんがショパンの「革命」を実際に弾くシーンは、ミュージカルというジャンルを越えた世界で、悲しい物語の余韻と相俟って、胸に迫ってきます。上演と同時期だった、音大ピアノ科受験の課題曲が偶然「革命」だったそうで、ピアノ演奏としても、素晴らしい出来だと思います。乃木坂公式サイトの関連記事

02月28日(日) 13枚目第6回最終個別握手会 in 京都パルスプラザ

02月29日(月) 21 : 00 ~ [地デ] テレビ朝日『Qさま!!』に秋元真夏が出演。

(欅坂46関連)
02月28日(日) 19 : 30 ~ 24 : 00 [BS] BSスカパー!『スカパー!音楽祭に欅坂46が出演して、「君の名は希望」を披露。
02月28日(日) 24 : 35 ~ [地デ] テレビ東京『欅って、書けない?』で、4月6日(水)発売のデビューシングルを歌うメンバーが発表。

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 30Jan16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Feb~]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['15Nov~'16Jan]



生田絵梨花の「イエバン・ポルカ」が、まだ頭から離れません(笑)。

『乃木坂46時間TV 』での衝撃があまりに大きかったことから、駐日フィンランド大使館が、ツイッターで反応して、プチ情報を入れてくれてますね。

それによると、「Ievan Polkka」は、サヴォ地方の方言で歌われていて、フィンランド人にも不思議な響きとのこと。

地元の人ですら不思議なんだから、日本人にとっても、もちろん不思議なんですが、目を見張るほど奇妙な言葉の洪水の中に、「ようかいせん」「あんまん」など、意味が取れそうなフレーズが時々入ってきて、そこがまた堪りません(笑)。


さらに、大使館のツイートには、「ロイツマ」が歌っているとあります。

ロイツマは、女性3人男性1人による合唱カルテットで、1995年に発売されたデビューアルバム「Loituma」に、「Ievan Polkka」が収録されており、そこから、この曲が有名になったようです。

ただ、もともとはフィンランドの伝統的民族舞曲(ポルカ)で、1930年代に歌詞が付けられ、さまざまな人が歌うようになったのだと思います。


私も、ロイツマが「Ievan Polkka」を歌うのを、ネット動画で観ましたが、いくちゃんの「イエバン・ポルカ」と同じく、耳に残る音楽的中毒性が凄い。

とくに男性コーラスによる低音の「ヘイッホー、ヘイッホー」が、穏やかな「与作」みたいで(笑)、夢にまで出て来そうなくらい、脳内で無限リピートします。

音楽グループとしては、外からメロディを入れなくともステージが作れる、ゴスペラーズのような感じで、動画の「Ievan Polkka」も、完全なアカペラだと思います。

一方、「Ievan Polkka」そのものは、同じメロディを繰り返しながら、そこに物語展開を乗せているようで、例えば、29番まで歌詞があると言われる「アルプス一万尺」みたいな構成でしょうか(笑)。

Wikipediaの説明によると、歌詞の内容は、女の子をナンパしようとする青年と、それを阻止したい彼女の母親との、丁々発止のやりとりのようで、ロイツマのステージにも、どこかコミカルな風情が漂っている気がします。

少なくとも、力を入れてというよりは、飄々と歌っている感じです。


しかし、いくちゃんの歌い方は、情感の込め方が非常にアグレッシブで、革命でも起こそうかというくらい激しい。

言葉の響きはコミカルなテイストなのに、どうしたんだと心配になるほど気持ちが入り込んでいて、そこに「ようかいせん」「あんまん」といった、「あれっ?今、どさくさに紛れて日本語しゃべった?」と、ハッとするフレーズが登場する。

しかも、最後には、あまりのリピートに、若干壊れてきたのか(笑)、変なユルいダンスを踊り始める。

音楽、歌詞、表情、ダンスで、次々と意表を突く展開があって、聴きながら振り回され、呆然としながらも、笑いがこみ上げてきます。


一度聴くと無限ループ必至の「Ievan Polkka」を選曲し、それを独自のテイストに仕上げてしまうあたり、生田絵梨花は、音楽家としてだけでなく、プロデューサーとしても、優れた才能を持っていると感じました。

放送後にこれほど反響を呼ぶコーナーを作り上げるのは、視聴率低迷に喘ぐテレビ業界にとっては、ぜひとも欲しい能力で、またまた、いくちゃんは新しい「武器」を披露したんじゃないかと(笑)。

ところで、歌詞にたびたび出てくる「ヨウカイセン」って、どういう意味なんでしょう?

これは気になりますね。


2月22日近辺で、4th Birthday Live が出来なかったため、代わりに開催された『乃木坂46時間TV』は、インターネット番組ならではの、ユルい雰囲気によって、かえって普段滅多に観られない、メンバーの「素」が随所に炸裂して、ファンにとっては、想像以上に楽しいイベントになったんじゃないでしょうか。

前回記事では触れなかったけど、22日へのカウントダウン直前に行われた、メンバー全員による「ピザハット祭り」は、とくに凄まじかった。

メニューを見ながら、注文する料理を決めるシーンは、「女の争い」というより、長らくの空腹状態の後、大きな獲物をゲットして、興奮のあまり吠えまくるライオンの群れといった感じで、美味しい部分を自分が先に食べるんだと、ところどころで小競り合いなんかも起こっていて、乃木坂メンバーの様子を見て、初めて「怖い」と思いました(笑)。

ただ、白石麻衣の「もちポテ明太!」との叫びに、周囲が「それがあったか!」とばかりに、どよめくシーンでは、宅配ピザって、こんなにも人を熱狂させるアイテムなんだと、感動すら覚えました。


善くも悪くも、乃木坂の「素顔」を垣間みた思いで、それだけでも『46時間TV』は価値があったんじゃないでしょうか。

まあ、私は何を見せられているんだろうと、ふと我に返る瞬間もあったけど、長時間の視聴疲れで、頭が朦朧としていることが多く、この疑問と真剣に向き合う余裕はなかったですね。

これが下手に24時間だったら、最低限のクオリティは云々と、言いたくなる精神の余力が残ってしまうので、来年もやるのであれば、46時間、いや、72時間なんか良いかもしれない。

生田絵梨花と踊ろう「世界の民謡特集」1時間、衛藤美彩の「本格店飲み」2時間、西野七瀬がさばき能條愛未が食べつくす「世界の珍甲殻類厳選20種」3時間、渡辺みり愛が視聴者リクエストに次々応える「即興10分間クッキング」夜10時迄などなど、期待してますよ、運営さん。

もちろん、ジョークっす(笑)、46時間以下でお願いします。


それにしても、丸二日間、朝から晩まで働かされて、夜食の宅配ピザ代を自腹で払えというのは、ブラックを通り越した、もはや鬼畜の所業で、じゃんけんに勝って1人で全額負担となった井上小百合が、後から制作費で落としても貰えることを願うばかりです(笑)。

しかし、考えてみると、メンバーの「素」が楽しい番組だったけど、では、何が一番面白かったかと言われると、2週間練習して作り込んだ、生田絵梨花の「イエバン・ポルカ」になるわけで、やはり、「スキル」が入ってこそ、心底笑える番組になるってことでしょうか。

「素」が出るハプニングの面白さと、「スキル」による練り上げた面白さ。

魅力的なバラエティには、その両方が必要なのかもしれません。

番組作りのヒントすら、あれこれ考えたくなるほど、見終わってからも、興味が続くのは、無謀とも思える『46時間TV』に敢えて挑戦したからで、失敗を怖れずにチャレンジする気持ちこそ、今の地上波に欠けているという気がします。


さて、今日は、生駒里奈1stソロ写真集『君の足跡』の発売日ですね。

昨日、恒例の新宿サブナード福家書店で行われた、「お渡し会」は盛況だったようで、直前の囲み取材も、多数の記事として流れていて、好調なスタートを切ったんじゃないでしょうか。

また、「ANNA SUI」の2016春夏ビジュアルモデルに抜擢されたとの発表があって、生駒ちゃん、波に乗ってる雰囲気がバンバン出てます。


一方、1ヶ月前の1月21日(木)に、生田絵梨花が一足先に出した写真集『転調』は、2月22日付(2月8日~14日集計)のオリコン「写真集」週間ランキングで、発売週から4週連続となる1位を獲得、累計は5万7千部となっています。

絶好調ですね(笑)。

(表) 乃木坂関連写真集の売り上げ

凡例
発売日:初動部数 [現時点での累計部数]「タイトル」

# 青色はソロ写真集
# 「フラゲ分」がある場合は、発売週分と併せたものを初動としている
#「>5.1万部」は5.1万部以上の意
# 「累計」は確認出来た数字のみを掲載しており、あくまで目安です

2013/10/22(火):初動 3.5万部 [累計 >5.1万部]「乃木坂派」初の写真集
2014/03/05(水):初動 0.9万部 [累計 >2.7万部]「季刊乃木坂 vol.1 早春」
2014/06/12(木):初動 1.3万部 [累計 >2.5万部]「季刊乃木坂 vol.2 初夏」
2014/09/04(木):初動 1.2万部 [累計 >2.0万部]「季刊乃木坂 vol.3 涼秋」
2014/12/10(水):初動 3.2万部 [累計 >7.2万部]「清純な大人」(白石麻衣1stソロ写真集)
2014/12/26(金):初動 1.0万部 [累計 >2.5万部]「季刊乃木坂 vol.4 彩冬」
2015/01/23(金):初動 1.9万部 [累計 >4.9万部]「MAI STYLE」(白石麻衣1stソロフォトブック)
2015/02/18(水):初動 3.6万部 [累計 >6.1万部]「普段着」(西野七瀬1stソロ写真集)
2015/08/28(金):初動 2.1万部 [累計 >3.4万部]「やさしい棘」(橋本奈々未1stソロ写真集)
2016/01/21(木):初動 3.8万部 [累計 5.7万部]「転調」(生田絵梨花1stソロ写真集)
2016/02/24(水):初動 ??万部 [累計 ???万部]「君の足跡」(生駒里奈1stソロ写真集)


女性アイドルの写真集は、売れ行きが「一般知名度」に「肌の露出度」を乗じたものに比例するのが、偽らざる現実で(笑)、その典型例が、宮沢りえが1991年に出した「Santa Fe」です。

当時18歳の超美人アイドル、しかも数々のテレビドラマに出演して、人気絶頂だったときのヌード写真集で、Wikipediaによると、155万部売れたそうです。

まあ、こういった書籍の販売部数は、大盛りに盛るのが、業界の常識らしいので(笑)、この数字をどこまで信用していいか分かりませんが、テレビのワイドショーで大きく取り上げられたほど話題になったので、相当に売れたことは間違ないでしょう。

ちなみに、撮影は白石麻衣「清純な大人」をも手掛けた篠山紀信です。


乃木坂の場合は、「清純」「清楚」をグループイメージの中核に据えてきたので、思い切った肌の露出は出来なくて、また、ある程度見せる場合でも、「刺激的なエロ」ではなく、「心温まる美しさ」を追求する傾向があって(笑)、メイン購買層である若い男性へのアピールに、どうしてもパンチを欠く面がある。

実際、『転調』における水着ショットは、確かにビキニではあるけど、こんな清楚なビキニ姿は見たことがないと言いたくなるほど、清々しく爽やかな仕上がりになっている。

さらに、『君の足跡』では、生駒里奈がすでに「スクール水着」宣言を発していて、鑑賞後、自分の中に、一体どんな感情が沸き起こるのか、さっぱり見当のつかない、未知の領域に入っている(笑)。


しかし、肌の露出や「エロ」から、明らかに距離を置いた写真集ながら、いくちゃんの『転調』は、発売1ヶ月で6万部近くも売れる大ヒットを記録しています。

これは、女性アイドルの写真集として、快挙と言って良いんじゃないでしょうか。

これまでは「一般知名度」×「肌の露出」に比例していた販売部数が、乃木坂に関しては、×「メンバーの個性」、×「写真集のコンセプト」、×「制作者のセンス」といった、別の因子が加わっている感がある。


アメリカの『PLAYBOY』誌は、ネット上に無料で閲覧可能な女性ヌードが溢れている今、雑誌にヌードを載せても意味がないとして、1953年の創業以来、主要コンテンツであり続けたヌードグラビアを、これからは止めると発表しています。

日本の女性アイドルも、必ずしも、「エロチシズム」の供給を求められる存在ではなくなりつつあり、そこから距離を置くことで、むしろグループの存在感を高めるという、乃木坂の戦略が功を奏する時代になったのかもしれません。

そういう意味では、生駒里奈の『君の足跡』は、過去4作のソロ写真集以上に、乃木坂らしい作品の可能性があって、売り上げを含め、どう評価されるのか注目されます。

もちろん、『転調』と同じく、「肌の露出」で勝負しない以上、それ以外の映像センスや設定コンセプトが出来不出来を左右するわけで、制作者にとっては、よりダイレクトに力量を測られる、シビアな状況ではあると思います。


ところで、ソロ写真集を出し、「ANNA SUI」のシーズンモデルに抜擢され、乗りに乗っている生駒ちゃんですが、14枚目個別握手会の設定部数は、18部で、前作より1部減らされています。

しかし、初動算入された13枚目個別握手会第11次応募終了後のセールスでは、19部中10部の完売率53%、最終受付である第24次終了後は、19部中17部の完売率89%と、相当に高い数字を残している。

しかも、枚数ベースで計算すると、第11次応募終了時点で、販売可能枚数の96%を売り切っている。

14枚目で担当部数が減少したメンバーは、1期は生駒ちゃんだけ、2期は佐々木琴子、相楽伊織、山崎怜奈、鈴木絢音の4人ですが、生駒里奈のように、13枚目が発売される前に、担当する握手会券を、ほぼ全完売して部数を下げられた人はいません。


13枚目から14枚目への設定部数増減を調べてみると、生駒里奈のケースだけ、頭をひねりたくなるような、極めて不思議な動きを見せている。

これほどの成績を挙げたのだから、担当を24部くらいにアップするのが普通です。

そうすれば、選抜常連であり、乃木坂No.1のメディア露出を誇る生駒ちゃんに、握手会人気の面でも「箔」をつけてあげられるし、一部ファンからの「ゴリ推し」批判を弱める効果も期待できます(笑)。

ところが、14枚目では、逆に、1部少なくなっている。


生駒里奈の部数をなぜ下げたのか、全然、理由が思いつかなかったのですが、昨夜放送されたテレビ東京『30秒後に絶対見られるTV』を観ていて、ふと、あることに気づきました。

秋元真夏と松村沙友理の出演回で、とくに真夏さんは、以前から「かもめんたる」との料理コーナーに参加するなど、この番組のレギュラーを掴みかけています。

ただ、心配なのが、14枚目の個別握手会が始まったとき、参加出来ない収録が増えるんじゃないかという点です。


14枚目「ハルジオンが咲く頃」は、選抜発表が1月31日(土)までずれ込み、スタートが遅くなったため、今年の1月は、13枚目握手会の大方が済んで、メンバーのスケジュールに、割と余裕がありました。

おそらく、その結果、『30秒後に絶対見られるTV』の収録に、秋元真夏が頻繁に参加することが出来、最近、番組で毎回見掛けるのだと思います。

しかし、14枚目が発売されると、個別握手会が以下のように、かなり密な日程でやって来ます。

04月17日(日) 千葉・幕張メッセ
04月30日(土) 愛知・ポートメッセなごや
05月05日(木祝) 京都・京都パルスプラザ
05月15日(日) 東京・東京ビッグサイト
05月29日(日) 千葉・幕張メッセ
06月04日(土) 神奈川・パシフィコ横浜


小嶋陽菜や指原莉乃のように、テレビでの知名度や実績をすでに持っていれば、呼ぶ番組側も本人たちのスケジュールに配慮してくれるかもしれません。

しかし、秋元真夏は、テレビ的にほぼ無名の新人なので、収録に参加出来なければ、別のアイドルが呼ばれるだけです。

新人が番組レギュラーを獲得するには、お呼びが掛かったら、いつでも収録現場に現れることがマストで、それが出来なければ、限りのあるレギュラー枠に入る競争から脱落する確率が極めて高くなります。


高山一実は、テレビ朝日『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に、2014年の深夜放送時代から参加しており、ゴールデンに進出した2015年は、夏頃まで結構な頻度で出演していました。

しかし、それ以降は、出演回数が激減します。

ちょうど、「トップギア宣言」が功を奏して握手会人気が一気に伸び、担当が30部に上がり、12thと13thの選抜おいて、連続で福神となった時期と重なっている。


もちろん、番組側の方針が変わって、乃木坂以外の新しい女性アイドルを求めた可能性はあります。

ただ、高山一実と何度も共演してきた、菊地亜美や遼河はるひは、今に至るまで、コンスタントに出続けているので、乃木坂に特有な、スケジュール上の問題を考えざるを得ません。

とくに、この番組、収録時間が相当長い筈です。

しかし、ゴールデンタイムの人気番組なので、多くのタレントは、時間の都合を付けて、優先的にスケジュールを割り振っているんじゃないでしょうか。


一方、乃木坂の場合、握手会、とくに個別握手会は、絶対にキャンセル出来ない、というか、運営がキャンセルさせない。

その縛りが、ゴールデンタイムに放送される人気バラエティの収録に、呼ばれても参加出来ない状況を生み出したのではないかと、危惧しているわけです。

そして、『30秒後に絶対見られるTV』という、同じくゴールデンの人気バラエティで、レギュラーを手中に収めかけている秋元真夏に、14枚目が始まると、そういった事態が起こる危険がある。


乃木坂は歌手なので、全国ツアーのため、収録にたまたま参加出来ないことはあるでしょう。

ただ、そういった集中ライブは、通常1年に1回くらいしか行わないので、番組側も、今回だけならと、我慢してくれるかもしれない。

しかし、握手会は次のシングルでも続くので、結局、何回も収録に参加出来ない危険がある。

番組側が、そのリスクに気づくと、やがて呼ぶ意欲を失って、ブッキングしやすいタレントを選ぶようになってもおかしくない。

「しくじり先生」のように、多人数で行う収録では、レギュラー出演者のスケジュール調整が大変なので、準レギュラークラスは、それこそ電話一本でいつでも駆けつけてくれる人が、一番有り難いのは当然ですから。


実は、地上波のテレビ番組にレギュラーを持っている乃木坂メンバーは、現在、生駒里奈だけです。

毎週金曜夕方6時からの30分番組、テレビ東京『特捜警察ジャンポリス』。

収録時間がさほど長いようには見えないけど(笑)、週1回放送の番組にレギュラー出演となると、それなりにスケジュールを空けておく必要があります。

さらに、生駒ちゃんは、さまざまなバラエティや特番に呼ばれることが多い。


14枚目個別握手会のスケジュール表を見ると、生駒里奈は、6会場すべてにおいて、1部から3部までの担当で、夕方4時以降は必ず空くよう設定されています。

もし、特番などへの急な出演オファーがあっても、このスケジュールであれば、応じられる確率は高まると思います。

つまり、生駒里奈は、握手会と外仕事の配分が、他のメンバーと決定的に違っていて、乃木坂で唯一、外仕事を優先して、握手会部数を減らす、特別な方針が取られている可能性がある。

だからこそ、外仕事での活躍を評価されて、選抜に抜擢されるという、握手会主義「唯一の例外」となっているのでしょう。


地上波テレビにおいて、連続ドラマの中軸出演者となる、あるいは、バラエティ番組でレギュラーを持つ。

この二つは、新人アイドルにとって、芸能界で生き残るためには、せひとも実現したい目標なんですが、大規模握手会による高いCDセールスが至上命題であり、それゆえ徹底した握手会主義を堅持する乃木坂に所属する限り、メンバーは、それらを妨げる構造的な問題から抜け出すことが出来ません。

もちろん、AKB48Gも同じで、だからこそ、多くのメンバーが続々と卒業していくのだと思います。

AKB48のブランドに陰りが見え始めた今、握手会という絶対的束縛が、外仕事を妨げ、テレビのレギュラー獲得などに圧倒的な不利をもたらすなら、所属することにプラスを見出せないのは当たり前です。

しかも、最近は、大握手会も6日と、数年前の2倍に膨れ上がっている。

個々のメンバーの芸能事務所が、もう付き合ってられないと考えるのは、無理からぬことでしょう。


乃木坂は、6日間の個別握手会と3日間の全国握手会によって、シングルCDを累計70万枚以上売り上げるグループになっています。

しかし、こういった大規模握手会が持つ弊害は、決して小さくない。

メンバーは、本来なら参加出来たかもしれないバラエティやドラマの仕事をキャンセルして、ファンと握手している側面がある。

さらに、本来なら受けられたかもしれないボイストレーニングやダンスレッスン、本来ならこなせたかもしれない大学の課題や高校の宿題をキャンセルしている面もある。

それだけの犠牲を払ってでも、CDセールスにこだわることが、メンバーの将来にとってプラスであるのか、強い疑問を感じます。


実際、生駒里奈には、内仕事である握手会と外仕事であるテレビ番組を、両立しやすいスケジュールが組まれている可能性があり、唯一、地上波にレギュラーを持ち、他のバラエティにも、もっとも多く出ている。

高山一実や秋元真夏が、どれほどバラエティ能力が高くとも、握手会という縛りを緩めない限り、ゴールデンタイムの人気バラエティにレギュラーを持つのは難しいでしょう。

また、生田絵梨花に、どれほど演技力があっても、NHK連続テレビ小説や大河ドラマの主役級に抜擢されることは、年3シングル発売の乃木坂で、1シングル6会場30部の握手会をこなす限り、ほとんど不可能だと思います。


握手会は、適切な規模であれば、メンバーの外仕事やレッスンを大きく妨げることなく、メンバーとファンが絆を深めるというプラスを生み出すかもしれない。

しかし、CDセールスを伸ばそうと、どんどん規模を拡大していくと、マイナスの方が大きくなって、将来につながる、メンバーの貴重なチャンスを奪いかねない。

そして、今の乃木坂握手会、どう見ても、「適切」な規模とは思えません。

ただ、14枚目握手会はもう日程が決まっているので、取り敢えず今は、秋元真夏や高山一実が、このシングルを上手く乗り越えて、自分が懸命に頑張ってきた番組で、何とか、レギュラーや準レギュラーを獲得出来るよう、祈るしかありません。


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// 過去の記事を読みたい方へ

2015年9月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Oct15 ~ 関連記事の目次 (02Sep15 ~)

2014年7月 ~ 2015年8月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡11Aug14 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~ 31Aug15)

2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Nov13 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Nov13 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 09Oct15 ~ シングル&アルバム収録全曲ハンドブック (11th-)

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 09Oct15 ~ シングル&アルバム収録全曲ハンドブック (1st-10th, 1stAb)

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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