常楽院

福島県南会津町 真言宗

彦ちゃん桜

2018-04-22 | Weblog
 常楽院には常楽院独自に名づけた数種類の桜があります。
 三春子滝桜:三春町の滝桜を広げる会(?)の方より寄贈していただいた桜
 ほじょう桜:圃場(農作物をつくる土地と言う事でそう呼んでいるのかな?)の方から寄贈していただいた桜
 太一郎桜:太一郎さんが墓石建立記念に寄贈して下さった緑色の桜(うこん、ぎょいこう?)
 関子桜:関子さんの供養のためにご親族の方が寄贈して下さった桜 等等
 
 そんな中に「彦ちゃん桜」と呼んでいる桜があります。おおやま桜の種類でしょうか?嘉彦さんと言う方が、自分の菩提寺の桜を実生から育てた苗を持ってきて植樹してくださった桜です。
 彼は住職の仲間で従業員の私の職場の上司でもありました。
 指示するばかりでなく、部下のわたしたちと一緒に仕事に取り組み、何事にも手を抜かない穏やかで思いやりのある方で、皆に好かれていました。
 そして、常楽院の環境整備の協力をしてくださる仲間の一員でもありました。
 芝焼きは彼の支持とアドバイスのもと、皆が走り回って上手に焼きました。境内入口のムクゲの生垣の朽ちてしまって空いた所に、自宅から苗木を持ってきて植えてくださったり、不要な枝を切ってくださったり大活躍でした。

 そんな彼は数年前病気で亡くなってしまいました。私たちと一緒に仕事をしていた頃から長い間病気と闘い、入退院を繰り返していたのでした。

 先日 芝焼きをした時 「嘉彦さんの桜咲いたら、それを愛でながら花見をしたいね。」と言う話になりました。
 数日前、裏の小さな花見山の桜たちが咲き始めました。彦ちゃん桜はまだ咲けないのかななんて思いながら見てみると、やった!いくつかの桜が咲いていました。来年はこの桜を愛でながら花見ができるかな

 

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