六地蔵に頭が付いた！

　それは大きな出来事でした。　
　従業員が常楽院に来て○○年と言うより、住職が生れて○○年、いやいや、前住職でさえきっと頭のない六地蔵さんに手を合わせていたであろう六地蔵さんに頭が付いたのです。
　時々『飲み処　常楽院』で総会や反省会をしている「桧沢地区伝承クラブ」の方が、河原に行って形や色合いが丁度良い丸い石を探して拾ってきてくださったそうです。
　
　写経に来られていた方が「今度来た時顔を書こうか。」と言って下さったけど書かないことにしました。お参りをされる方がそれぞれの感性で表情を見てくださるのがいい、そんな気がするのです。
　「この顔おどけているように見えるね。」「このお地蔵さんはおちょぼ口だよ。」なんて言いながら写経の皆さんと手を合わせました。」
　その日の気分で違った顔に見えるなんて、楽しみですね。

　
　首の所を平にして、鎹を入れて頭を固定。手際よく進んでいます。

　
　前掛けも新しくしなくちゃね。首が付いて今まで以上に世の中の困っている方が見えて、お地蔵さんは大忙しになってしまうかな?（笑）
よろしくお願いしまーす。