常楽院

福島県南会津町 真言宗

写経

2012-11-30 | Weblog
先日焼き芋を楽しみながら、やっと境内に舞い落ちた枯葉や杉の葉を片付けたと言うのに、またまた強い風で境内中枯葉と杉の山。住職と二人でせっせと集め、またまたアルミホイルに包んだ大きなさつま芋を火の中に入れ、再び落葉滝をしました。とっても寒かったけど、ちょうど良い具合に焼き芋が出来上がり、美味しく頂きました。
6時過ぎから東の空がサーモンピンクの朝焼けになり感激。「早起きは3文の徳」朝焼けの中でのラジオ体操も気持ちよかったーーーー

26日に、退職前からやりたいと思っていた写経行いました。
どうしても整理できない心の思いがあり、写経をしながら自分を見つめなおしてみたいと思っていました。
なかなか始めることができなかったのですが、やりたいと言っていた人達に声をかけ4人で取り組みました。
  
まずご本尊様の前で三礼(合掌して祈念し、三度礼拝)、塗香(身を清める)、勤行(般若心経等)を行う。
香を手に取り身体を清めると、とっても清々しい気持ちになりました。

 
机の前に線香を焚き、それぞれの思いを持って般若心経を一字一字うつしました。
般若心経を唱えている時はあまり意識しなかったのですが、今まで書いたことの無い難しい字が沢山あることにびっくり。
個人差はありますが、1時間から1時間30分の間静かに写経に没頭。「エツ!もうこんなに時間が経った。こんなに長く正座していたんだ。」「難しかったけど、気持ち良かった。」等と言う声が上がりました。
皆さんこれからも続けて書きたいとのことでした。嬉しいです。個人的には般若心経を100巻書きたいと思っています。

参加者の2人は旦那様を亡くされた方でした。
「みんな旦那様の事をいろいろ言うけど生きているだけでいいじゃない、私の前で口説かないで欲しい。」「いなくなってから、あれもしてやりたかった。こんなこと言わなければ良かったなんて悔いることばっかり。」ぽろりと出てきたその言葉が心に沁みました。本当です。2人で元気でいられるだけで幸せなんですね。

写経をしてみたいと思う人がいたら、声をかけて下さい。一緒にやりましょう。

我が家で咲いたアマデバリア(蘭)の写真をアップします。
そんなに素晴らしい花ではないのですが、咲いてくれただけで大、大感激です。
 

あやなみさんの所は、花を作るあやなみさんと咲いた花を切って飾るパートナー。需要と供給のバランスが取れているんですね。

落葉焚き

2012-11-22 | Weblog
かきねのかきねの曲がり角 焚き火だ焚き火だ落葉焚き♪♪♪
そんな歌を小さく呟きながらまだ暗い内に起き出して、見事に落ちた杉の葉を集めて置いたのを運び(お天気が悪くて境内の掃除がなかなか進まず、何とか、かんとか見える所だけ完了。)河原で燃やしました。
裏庭に川があって、普段は水が流れていないのでこんな時は助かります。
境内の隣が小学校なので、学校が始まる前でないと学校に迷惑がかかってしまいます。子供達が校庭で体育等をしている時に煙が流れたら可愛そうだし。夏場なら学校がお休みの時に燃やせるのですが、今頃になるお天気が良くなくて、平日になってしまいます。

せっかく落葉焚きをするのですから焼き芋をしよう とアルミホイルに塗らしたさつま芋をしっかりくるみ、焚き火の中に放り込みました。

  
2本入れたのですがなかなか見つかりません。フオークで探していたら「あっ!ささった。」との声。フオークの先にアルミホイルに包まれたお芋がブスリと刺さっていました。
あつあつ、ほくほく 甘くてとっても美味しかった。「もう1本あるはず。」と探したらちょっと焼けすぎて半分くらい炭になっていました。残念 でも、寒い中で食べた焼き芋はとっても美味しくて、大満足の落葉焚きでした。
学校では子供たちの元気な声が響き始めました。ちょうど良く終わって、良かった、良かった。

 今朝もとっても寒く、大根草が凍っていました。風邪を引かないでね。


氷が張っちゃた!

2012-11-19 | Weblog
15日の日夜 南会津町の舘岩地区に行ったら道の両脇に白いものが、「あー雪だ。峠を越えるとやっぱり違うんだ」とビックリしたけど、昨日は朝ー3℃ 日中冷たい雨が降りみぞれに変わりました。
今日は朝から気持ちよく晴れたけど、池や水を張っておいた桶やかめに氷が張っていました。もうすぐ雪の便りも届きそうです。
しかも、昨夜の強い風で駐車場や芝生の上に落葉や杉の葉がいっぱい。ア~~~また落葉を集めなくちゃ。
先日の御詠歌の全国大会で山形に行った時見学させていただいた笹野観音の御住職が、掃除をしながら「今が一番やりがいの無い時期です。」と言っていました。とっても良く解かります。
という訳で、今日は落葉集めをしたけど終わりませんでした。

 
秋を楽しませてくれた紅葉が見事に散りました。赤い絨毯を敷いたようできれいでした。

 
駐車場や参道等に隣の神社林の杉の葉がいっぱい。落葉は堆肥にできるけど、杉の葉は堆肥には不向きなので集めてお天気の良い日に少しずつ燃やさなくちゃ。大変だけど冬は針生おろし(強い風)を防いでくれるので仕方ないですね。

「ゆり根やにんにくが食べられるのだから。」と言ったあやなみさんのパートナーさん、一枚上手ですね。でも、なんだかんだ言ってお二人ともお花が好きなんですね。
そう言えば、我が家の花にも御真言を聞かせたせいでしょうか、小さなオレンジと黄色のアマデバリアやはけ万年青が花を咲かせました。効果があった!

冬将軍 準備OK

2012-11-13 | Weblog
庭師さんが「お寺の冬囲いを一番最初にやるよ。」と言ったので、今年は早々に冬将軍を向かえる準備ができました。
10月22~26日まで庭師さんと補助の方2人で、25日は住職の友人Yさんが自分が所属している会に呼びかけてくださり、会の方や毎月来てくださる住職の旧職場の人達などが集まりボランテイア作業をして下さいました。ありがたいことです。
私達も入れると16人。大勢の力は素晴らしい!予定より早く終わりました。
 松を吊ったり、大きな木はユニックを使うので庭師さん
ボランテイアさんには、小さなものをお願いしました。

まず、挨拶と作業手順の説明。ケガをしないようにお願いします。


男の人達は、作っておいた冬囲い用の木組みを合わせて結わえます。結構重いので大変。
  

女の人達は落葉を集めて積んでいただきました。花の堆肥にするのです。
ボランテイアの方が連れてきたわんちゃんは、おとなしくひなたぼっこです。
  

お昼は友人のYさんが「会津の香り」と言う粉で打った新蕎麦。「挽きたて、打ちたて、茹でたて」で、本当に美味しいお蕎麦でした。たくさん打ってきてくださったのに、おかわりする人が多く足りませんでした。
夕方から慰労会、天麩羅、小芋の味噌炒め、小玉ねぎと鶏の煮物、どじょうのから揚げ等が並びました。
住職の友人Eさんがけんちん汁を作ってきて下さいました。男の方なのにまめで、上手なのです。
住職は、素晴らしい仲間やお友達に恵まれ本当に幸せです。

皆さん、本当にありがとうございました。


あやなみさんは、ミニカトレアの蕾に光明真言を唱えたとか・・・きっと解かりますよ。私もやってみようかな。



常楽院は紅葉のさかりです

2012-11-06 | Weblog
今日の朝は小雨が降っていたせいか10度でした。昨日の朝は6時40分に見たときは0度、5時30分に庭の掃除に出た時はもっと気温が低かったんでしょうね。暗かったですしね。
福島出張のあやなみさんが浜も福島も寒いと言っていましたが、ここ田島はもっと寒いのです。
町村合併前の天気図は、時々川内村が一番低い気温を記録しますがほとんどは田島が最低。私も含めて近所の大人たちは「こんなに寒くては嫁の来てが無いよなー。」と嘆いていたものです。(今も変わりませんが)
ちなみに我が家の副住職もまだ独身。 気温のせいばかりではないようです。
でも、住めば都、気温が一気に下がるので紅葉がきれいなのです。
今、我が常楽院も紅葉がきれいです。
「紅葉狩りにわざわざ遠くに行かなくてもいいよね。」と言いつつ、「京都の紅葉を見に行きたいね。」「日光もいいんだよ。」なんて話しています。煩悩を捨てるのはなかなか難しいものです。

常楽院の裏庭の紅葉 赤一色の燃えるような紅葉もいいと思いますが、こんな風に赤や黄色、オレンジ、緑等が互いに色を引き立てあう紅葉もきれいです。

   


ドウダンツツジの紅葉は、毎年冬囲いの中、ちょっと可愛そうです。

御詠歌の全国大会、私達はばらばらでしたが、さすがに詠秀の方たちは一緒に練習しているわけではないのに揃っていました。さすがです。副住職を褒めるのを忘れていました。次の練習日に言っておかなくちゃ。

豊山流大師講 全国奉詠大会参加

2012-11-02 | Weblog
「第57回豊山流大師講 全国奉詠大会」が山形市民会館で行われ、我が常楽院支部も参加しました。
全国大会は38回の時に見学参加をしましたが、奉詠は今回が初めてでした。
せっかく山形まで行くので前日に出かけ、笹野観音、立石寺(山寺)、上杉神社、高畠ワイナリー、麦工房などの観光をしました。
皆さん「買物に来たわけではないので」等と言いながら、バスから降りるたびに荷物が増え、家についたときには両手に下げきれないほどのお土産になっていました。それもまた楽しみですね。

奉詠大会
期日:平成24年10月30日(火)
会場:山形市民会館
 
開会式では総本山長谷寺和讃を全体で奉詠し、般若心経を唱え法要で始まりました。
壇上には常楽院支部の支部旗も掲げられました。

 
詠秀の先生方による奉詠。常楽院副住職の姿も見えます。

    
25人以下の支部は、同じ曲を唱える幾つかの支部が一緒に奉詠します。一緒に練習しているわけではないので速さの差がありちょっとバラバラになってしまいましたが皆さんしっかり御唱えできました。
「緊張したけど楽しかった。」と言っていただけたので良かった。
宴会部長の住職は、早速反省会の段取りをしていました。 素早い!

またまたやってしまいました。
まるさんの言う通り、メタボのさつま芋の体重の単位は㎏では無くgでした。
本当におっちょこちょいで困ったものです。でも、自分には笑いを提供する才能があると解釈することにしました。トホホ
悟りを開いているあやなみさんの様に、今から大掃除を始めたら間違いないですね。とは言え常楽院の大掃除はやっぱり年の瀬だなーーーー