常楽院

福島県南会津町 真言宗

すってんころりん

2019-01-29 | Weblog
 「だいじょぶかー」後から声が降ってくる。「だいじょうぶー」と答えてはみたものの大丈夫じゃない。
 一息ついて起上る。見られていると思うと痛いふりも出来ず、いかにも元気そうに又スノーダンプで除雪を始める。
 今日は除雪体長が泊まりの会議で不在。しかも大雪注意報が出ている。時刻は4時20分、昨夜4時30分に目覚ましをセットしたけどその前に目覚める。(目覚ましをセットするとたいがい目覚ましのなる前に目覚める。そういう人が多いらしい。〉
 除雪隊長が11月に手術をして、Drより5Kg以上の物を持ったり動かしたりしてはいけないと言われていたので、今年は従業員が除雪隊と言う事で12月末の雪のときに練習。「もう少し左に。」「雪をもっと上に飛ばして。」「ここは隣の土蔵にかかるので下に向けて。」「除雪面をもっと下げて。」等々隊長の指示が飛ぶ。何度かやったが、どうも才能がないらしい。
 1ヶ月受診時「回復良好なので少しは作業も良いよ。」とDrの許可が出て、除雪機は隊長、スコップやスノーダンプは従業員と役割分担が例年に戻る。

 しかし今日は隊長不在、いつも4時30分に届く新聞が無い。車が入れなかったのだろう。アァ雪が積もっているんだなー
 と言う事で除雪機を動かすことと成る。不安だったが何とか参道を除雪。新聞は参道入口のお宅の新聞受けに届いていた。

 次にスノーダンプで車庫の入口を除雪、ゴミ集積所もやっておこうとスノーダンプで雪を除けようと力を入れて押したとたん、おもいっきりスッテーンと前のめりに転ぶ、ブルトーザーの除雪した上に乗ったらしい。ブルトーザーの掃いた後はツルツル、その上で滑ってしまったのだ。スノーダンプの柄で胸を打ち頭を思いっきり路面に打ちつけ星がチカチカ。
 除雪が済み帰って一休み、動いているうちは荘でもなかったのに、一休みした後に動くとあちこち痛い。頭はなんとなくクラクラ。

 隊長より電話「雪の具合は」「必要な所は掃いたので用足しをしてから帰ってきて良いよ。」と答えたが心配だったのだろう、ホテルで朝食を取り真っ直ぐ帰って来た。

 参道と車庫の入口、駐車場、本堂前を除雪して今終了して上がってきた。従業員のやった後とはきれいさが全然違う。さすが隊長。

 従業員はというと、胸、肩甲骨の所、脇腹、首に湿布をし、静かにしている。トホホ

 
 今年のお正月は雪が少なくてこの位でした。これから降るんだろうね

 

1月の言葉

2019-01-22 | Weblog
 
「おおきく息を吸いこんで また歩きはじめる」
数人のお地蔵さんが雪道を並んで歩いている絵に、この言葉が添えてある1枚を1月に選びました。

 この額は奥様の成仏を祈り可愛い六地蔵さんを寄贈して下さったYさんが、六地蔵さんの隣に添えて欲しいと12枚の額を寄贈して下さったものです。
 昨年末12枚の額を並べ、住職と里帰りをしていた娘と3人でケンケンガクガク言いながら毎月の額を決めました。

 1月 年の初めに大きく息を吸いこんで、また新しい気持ちでゆっくり歩き出そう。そんな気持ちにさせてくれる1枚だよねということで選びました。
 ゆっくり息を吸いながら今年も一年頑張ろう

 雪の中の常楽院 白と黒の世界です。
  
 

おめでとうございます

2019-01-02 | Weblog

 暮れの大雪が嘘のような穏やかな年明けとなりました。
 暮れは朝、昼、夕方と一日3回除雪が必要でした。1回の時間が凡そ2時間強、ひどいときは3時間半もかかり疲れ果てていました。今なら何とかなるけどこれから先はどうなるのかな・・・不安な歳となってきました。でも近所の諸先輩の方々が頑張っているのだからなんとかなるだろう。
 今、年始の御挨拶に見えられた方は本人が91歳、奥様が86歳、それでもお二人で雪に負けずに生活されているのだから、大変だなんて弱音を吐いていられないな。雪国で交通の便が悪い地域での高齢者だけの生活は大変だけど、元気でいなくっちゃと言う気持ちが強くなるんだろうな。
 高齢者のみの生活はとっても大変だけど可愛そうになんて思わず、それが健康でいられるもとなんだろうな。それが離れて暮らす子供さんたちの為でもあるし・・・と前向きで捕らえることにしよう。
 と言う事で、元気に歳を重ねられることに感謝です。
 とは言え、いつまでこの生活を続けることができるだろうとちょっとだけ不安な年明けでもありました。