常楽院

福島県南会津町 真言宗

常楽院のクリスマス

2013-12-25 | Weblog
 クリスマスの朝 住職は今朝もきちんと除雪に出かけました。
 「ものは考えよう。」と言うあやなみさんの言葉に力を得てクリスマスを迎えました。
 我が家はお寺なのでクリスマスを祝うことはしませんが(なんて、ケーキを食べたりはしますが)、境内には子安観音(マリア観音)があるので、毎年世界中の子供が幸せに豊に成長できるようにと祈りながらクリスマスリースを飾ります。
 今年のクリスマスリースは、数年前まで務めていた職場の同僚が作ってくれた、熊さんがちょっと顔を覗かせているとってもかわいいリースです。
 
 
 世界中の子供たちが幸せでありますように 


 可愛いリースでしょう 手作りでーす。私ではないですけどね。
 格子の向こうにマリア観音様が覗いています。

ドジで 間抜けで オッチョコチョイ

2013-12-22 | Weblog
 今日もチラチラ結い伊が舞っています。
 先日からの雪、12日は10cm、14日は19㎝、15日は98㎝と一気に降り積もり、常楽院除雪隊は大変。朝5時30分に出て上がってきたのは9時。朝食を摂り再び外へ、夕方にはまたまた除雪。汗をかき何度も着替えです。私ならいい加減にしてしまうのに、住職はきっちりやらないと気が済まないらしい。 
 今日はそんなに積もっていないので私ならやらないのですが、我が家の除雪隊はしっかりやってきました。見かけによらず几帳面な一面もあるようです。

 そんな几帳面(?)な住職が、東京の宗務所で研修に行くと言うので、サントリー美術館で開催している「平等院鳳凰堂平成修理完成記念 天上の舞 飛天の美」展を見たくて私もついてゆきました。
 慣れない東京でキョロキョロしながら地下鉄を乗り継ぎやっと着いたサントリー美術館なのに、なんと火曜日は休館日だったのです。ア~~~
 気を取り直して、近くの国立新美術館に行くとここも火曜日が休館日。考えれば、以前娘と来た時に火曜日で休みだったと思い出した。
 さて、住職の研修が終わるまでどうしようかと考えた結果映画を見ることに「利休にたずねよ」を観賞。利休の美に対する強い思いとこだわり、一生をかけた思いを知りました。そして、妻の心に秘めていた辛い女心を知りました。切腹を前にした利休に、その心を尋ねた妻の言葉が「利休にたずねよ」だったんだな・・・同じ女としてちょっと辛いな。
 「何で休館日を調べていかなかったんだ。」と住職に笑われショボン・・・

 昨日は年賀状の印刷で失敗、これでよいと印刷して アレッ! 気がつくと住所面に印刷されている。40枚が駄目にア~~~ァ
 セットしなおし再スタート、気がつくと平成26年の平の字が無い。うそーーーためし刷りの時はあったのに・・・ そうだ!言葉を入れなおした時消してしまったんだ きっとショック途中止めたけど、すでに250枚位印刷完了。
 昨日はせっせと平の字を入れました。

 「キッチン鋏どこに行ったっけ」「私の携帯呼んで。どこに置いたのかなー」年がら年中探し物。我ながら情けない。介護認定を受けなくちゃいけないかなーーーートホホ

 「ドジで 間抜けで オッチョコチョイが服を着てあるいている。」と言うけど、それって私のことだな。

 さあ今日22日は冬至、今夜は柚子湯に入って頭と体を元気にしなくちゃ。 

加藤精一猊下「お授け」御親化

2013-12-12 | Weblog
 目覚めると外は一面の銀世界、とうとう来たな。玄関の所を測ってみると11㎝。
 見ている分にはとってもきれい。でも、お昼頃には屋根や芝生を残して消えました。
 今夜も降るのかなーーー

 あやなみさんは、11月末に浅草竜泉界隈に樋口一葉の足跡を尋ねたとか、なかなか渋い旅ですね
 
 私は12月4日、仏教徒らしい経験をさせていただきました。
 奈良の長谷寺の加藤精一猊下をお迎えして「お授け」御親化が行われ、壇信徒さん達とお授けを受けてきました。
 「お授け」御親化とは、身と心を清め、お釈迦様が説いた、人が正しく生きてゆくために守るべき教えを授かり、仏様とご縁を結ぶ神聖で尊い儀式です。
 日本では、奈良時代に中国の高僧鑑真和上を招いて東大寺で行われたのがで始まりで、以来、現在も受け継がれている仏教徒にとっては大事な儀式です。

 猊下をお迎えしての「お授け」は、福島県では六十数年前に行われたきりだという事です。今回は加藤精一猊下が、是非会津で行いたいとおっしゃって下さり実現の運びと成ったそうです。
 しかも、普通はお寺で行われますが、今回の様にセンターのような所(猪苗代町交流館で行われました。)で行われるのは、きわめて珍しいということでした。
 
 そのため準備も大変だったようで、打合せから当日まで会津管内の真言宗豊山派のご住職さんたちが何度も集まって準備を進めてきたようです。
 常楽院の住職、副住職も参加させていただき、とても貴重な良い経験をさせていただきました。
 参加させていただいた私たちも、緊張の中良いご縁を結ばせていただき感激してきした。

 ちなみに人が正しく生きてゆくために守るべき教えとは
 1、不殺生 みだりに殺生をしない
 2、不楡盗 私欲に走り盗みをしない
 3、不邪淫 淫らな行為をしない
 4、不盲語 人を惑わす言葉や二枚舌を使わない
 5、不飲酒 心身を乱す酒は飲まない
 と言うことでした。
 
 当たり前のことですが、しっかり守ろうとするとなかなか大変なのかもしれません。我が家の住職が一番守れそうに無いのは、やっぱり5番でしょうか
 でも、いつも楽しく心を乱さないお酒なのでいいのかな
 住職に言わせると、お酒ではなく般若湯(智恵のわきいずるお湯)だとか・・・・


 加藤精一猊下を囲み、準備から儀式、片付けまで取り仕切った皆さん


 加藤精一猊下 平成26年4月から全日本仏教会の会長になられます。


 殆ど作業着でブログに登場する常楽院住職(向かって右)。たまにはこんな姿もするのです。と言うより、本業はこちらなのです。

かすみそうさん、私も毎日植物に水をあげたり枯れた枝や葉の始末をしながら元気をいただいています。大変ですが、大変さを楽しみましょう。