常楽院

福島県南会津町 真言宗

花便り2 露草

2010-06-22 | Weblog

今日紹介するのは、梅雨に似合う露草です。露を含んだ草の姿から付けられた名で、アイバナ、ウツシグサ(青い花で布を刷り染めにしたことからついた名だとか。)などとも言うそうです。用途としては、植えた楽しむほかに染色、そして食用にもなるそうですがどうやって料理するんでしょうね。? 知っている人がいたら教えて欲しいなー。


優しい花ですがとても逞しく、数年前は数本だったのがこんなに沢山になりました。(右) 今年は芝桜の中に青と白が混じった覆輪の形のものが咲いているのに気づきました。(左) 昨年までなかったのにビックリしました。来年また咲いてくれるといいんだけどな


 


あやなみさんの仕事仲間の人たちが助産所を立ち上げるとか、全国的にそうですが、福島県はお産を扱う医療機関が少なくなってとても大変です。安心して産み育てられる環境づくり・・・・なんて 言葉だけですね。そんな中での動き、頑張って欲しいな!我が南会津町は南会津病院で分娩を扱わなくなってから、妊婦さんたちは会津若松市や隣の栃木県の方に通院しています。時間もかかり体力的にも大変です。


でも、南会津町には仲嶋助産院という産院があって、素敵な助産師さんが分娩を取り扱ってくれています。助産師としての腕はもちろんですが生き方も素敵ですよ。お話を伺うと元気が出てきます。分娩には旦那さんや子どもさん等、家族の立会いが出来ます。食事も美味しいと評判です。スタッフの看護師さんの沐浴は“神の手”だそうです。


また、助産所分娩が見直されて来ているのかもしれません。あやなみさんのお仲間さん頑張ってくださいね。


ジャーマンアイリス(1)

2010-06-17 | Weblog

初夏を迎え花も沢山咲き始めたけど、それと一緒に草も元気になりました。これにも可愛い花が咲くんだよね、ちゃんと名前があるのよね、雑草と言う植物は無いんだよね・・・・と思いつつ、俗に雑草とよばれるものと毎朝格闘しています。


NHKのラジオを聴きながらの朝の一時、1人でははかどらないけど2人なので何とか頑張れます。きれいになった所をみるとすがすがしい気持ちになります。疲れた気持ちも和らぎます。やっぱり虚しいなんて思わずほどほどに頑張らなくちゃね。


今朝は花の姿ではなく、除草作業にいそしむ住職の姿を撮ってみました。こんな格好で庭仕事をしています。



こんど庭に咲いている花を1枚づつ全部写真に撮ってみようと思っています。そうすると何種類あるか分かるし・・・本当にどのくらいあるか楽しみです。


取りあえず、住職の前に咲いているのはジャーマンアイリスです。


ジャーマンアイリスは日本の呼び名で、欧米ではベアデッドアイリス(ヒゲアイリス)と呼ぶそうです。ローマ神話ではアイリスは海の神ネプチューンの息子タウムスと人魚エレクトラのあいだの娘で、女神ジュノーの使いとして、天国と地上にかけられた虹の橋を渡って善人の魂を天国に運ぶ役を果たしていた。これをもってアイリスは虹の花と呼ばれるようになったそうです。


まるちゃん、あやなみさんありがとう。ちょっとめげていたけど又頑張れそうです。


 


いいかげん

2010-06-09 | Weblog

今年もまた「くりんそう」の咲く季節になりました。池の端や獅子脅しなど水の近くの花が元気が良いようです。常楽院の庭のくりんそうはえんじ色が多く、そこにピンクや白が混じっています。獅子脅しの所には小さな芽が沢山出ています。来年はもう少し増えそうで楽しみです。仏塔の九厘からなずけられたと言う「くりんそう」沢山さかせたいな!



いつものように住職と2人で早朝の草むしりに出たら、向かいの奥さんが「先日はご馳走様、旅行に行ってこられたんですね。羨ましいな。私はこの頃、自分は何をしているんだろうって虚しくなる事があるのよ。」と話されました。彼女は何事にもとても真剣で今は退職された旦那様と2人で畑で野菜つくりをする傍ら、地区の民舞の役員として活躍しています。東京で娘さんが子育てをしていて、孫さんが体調が悪い時等飛んでいって子守をしています。本当に毎日忙しく過ごしているようです。


彼女は本当は旦那様が退職したら、2人でゆっくりとコーヒーでも飲みながら本を読んだり、音楽を楽しんだりしたいと思って、素敵なコーヒーカップを買って待っていたそうです。2人で旅行もしたいと思っていたそうです。ところが旦那様は退職したとたん農業に目覚め、毎日毎日奥さんを指示しながら農作業。「ここに帰ってきて(旦那様は転勤族でした。)お父さんの介護をして、お母さんの介護をして、子育てをして、ちょっとほっとして、家の人が退職をして今度はゆっくり出来ると思ったら毎日これでしょう。私はなにをしているんだろうってちょっと虚しくなるのよね。」


その気持ちが解かります。私も職場の仕事に追われ、お寺の仕事に追われ、草むしりに追われ、常に何かに追われてあくせくあくせく・・・時々、私って何だろう・・・と虚しくなる事があります。でも、きっとみんなこんな気持ちになる事があるんでしょうね。でも忙しいけど2人でやれるから、そして来て下さった人が「きれいですね。」「気持ちがほっと落ち着きます。」等と言ってくださるから頑張れるんですね。コンサートや映画を見に出かけたり、一緒に旅行に行ったりして適当に力を抜いているから頑張れるんですね。


すべての事にあんまり全力投球してしまうと、本当に疲れてしまいます。「いいかげん」が大事と思今日でした。


嬉しい朝

2010-06-02 | Weblog

 墓地の草むしりに出ました。今年はいつまでも寒くて毎朝しっかり着て出かけます。それでも寒くて指の先がかじかんできます。でも、31日の月曜日はとても温かな気持ちになりました。墓地の草が目立ってきたので31日から花壇から墓地の草むしりに移りました。


 水道やさんの墓前に新しい花が生けてありました。お嫁さんが来てくださったのでしょう。菜の花、アヤメなどが墓前を飾っています。水道屋のお嫁さんは忙しいなか、折に触れ庭に咲いた花を持って、お義母さまの所においでになります。花屋さんで買った花も素敵ですが、こうして自分の庭に咲いた節折々の花を手折って来てくださると、お義母さまは「この花が咲く季節になったのね。」と自宅の庭を思い出し喜んでいることと思います。そんな思いがして、ちょっと嬉しい朝でした。