常楽院

福島県南会津町 真言宗

福島県豊山流大使講奉詠大会

2014-11-27 | Weblog
 昨日、須賀川市文化センターで「第23回 福島県豊山流大使講奉詠大会」が開催されました。
 全国大会は他のお寺さんの講員さんと一緒に大人数でお唱えするので、一人ひとりが目立たずあまり緊張しないのですが、県大会は人数が多くても少なくても各寺院が単独で唱えるので、ちょっぴり緊張します。
 常楽院の御詠歌講も参加しました。今年は指導者の副住職を入れて参加者が10人と少なかったので、一人ひとりがしっかり声を出して頑張りました。所作も皆で心を合わせてそろえました。
 「あなうれし ゆくもかえるもとどまるも われはだいしとふたりづれなり」厳しく険しい世の中で迷いの多い私ですが、いつもお大師様の慈しみを感じながら歩んでいますと、「同行二人」を唄った「大師講第一番御詠歌 同行」をお唱えしました。
 「所作もしっかりしていたし、お唱えも力強く大変良かった。」と、大変良い講評をいただき、皆でとても嬉しい気持ちで終わることができました。

  

 そんな気持ちとは反対に、昨日は一日中冷たい雨が降り寒い一日でした。
 お昼はみんなで暖かい物がいいねと言うことで文化センターの近くの「芭蕉苑」さんで、ホカホカ、グツグツの「鍋焼きうどん」を頂きました。美味しかったー。体もポッカポカになったよ。

 御嶽山の噴火に続き先日の地震、長野県は大変な震災が続いています。でも、今回の震災では犠牲者が出なかったとのことで、かすみさんと同様私もほっとしました。すぐにボランテイアサンたちが集まり、崩れた家の片付け等をしている姿を見て、日本人ってステキだなーと感激しています。

 かすみそうさんの地域ではスイセンやしだれ桜が咲いているとか、何という季節の違いでしょう。田島のスイセンや桜は土の中で来春を待っています。

初氷

2014-11-20 | Weblog
 朝の天気予報で「今朝は長野県と福島県の気温が一番低かった。」との事、本当に寒い朝でした。と言うか一日中様買ったのですが。
 東京の護国寺で開催される研修会に参加するため早朝に出かけた住職を送り玄関を出ると、雨樋の先に置いてある雨水を受ける桶に氷が張っています。

 
 今シーズン最初の氷です。寒い訳だ。頭も鼻も凍りそうです。

  
 花壇も畑のイチゴの苗も真っ白い下の中で凍っています。こんな環境でも春にはしっかり緑の芽を伸ばすのだからすごいなー

 殆どの木の葉が散った中で頑張っていた白藤の葉が、今朝の強い霜で散りました。駐車場や芝生の上に沢山落ちています。
 こんな寒い中嫌だなーと思いつつ、靴下を2枚重ね履きし腰にホッカイロ(これも今シーズン初めて)をあて、リヤカーや大小の熊手、竹箒、箕など掃除用具一式持って駐車場の掃除をしました。疲れたー
 
 
 

冬将軍の足音

2014-11-13 | Weblog
 今日の午前中は写経でした。静かな環境の中でと言いたいところですが、お参りが済んだ住職が制服(作業服)に着替え、叔父と一緒に冬が来いの木を積んだ軽トラックを走らせる音が時々響いてきます。冬の準備はもう少しかかりそうです。
 掃いても掃いても毎日負けずに枯葉が境内に舞い落ち、木々が少しずつ寒そうになっています。かすみそうさんの所ではムスカリや水仙の芽が伸びたそうですが、ここでは殆どの芽は土の中、たまに早とちりの水仙がちょっとだけ芽を伸ばしています。
一雨ごとに気温が下がり外に置いた鉢物も殆ど家の中に取り込まれ、今年も常楽院室内植物園が開館しました。
 今日は私の車のタイヤをスタットレスに替えました。天気予報でも雪マークと言葉が出てきました。もう少しゆっくりしてほしいのですが、冬将軍の足音がすぐそこに聞こえてきました。
 昨年は昨日霙が降ったのですからしかたないですね。仕方ないので冬を楽しもうとも思うのですが・・・

  
 唐松の植木の根元にきのこが生えました。唐松に松茸は聞いたこと無いな、しいたけにそっくりだから食べられそうな気もするけど??? 不安なので干渉だけにしました。

 
 今年は蟷螂が大発生、家の内外で沢山の蟷螂に会いました。蟷螂の卵が下にあるときは台風が多い、嫌、少ないんだっけか? とりあえずそんなことが言われるようだけど、多い年は何かあるのかな?
 
  
今は殆ど散ってしまいましたが、1週間位前までは紅葉がとてもきれいだったのです。

   
 今年もまた蓮の越冬準備、樽の中から蓮の根を取り出し凍らないように池の中に入れるのですがこれが重くて大変。来年はきっと咲かせるぞ。と住職の決意も固い。

 
 私は何かとお手伝いをしてくださるKさんと一緒に樽を洗って来年に備えました。今年一年ありがとうございました。来年もよろしくね。
 
  
 

御詠歌全国大会

2014-11-02 | Weblog
 「第59回豊山流大師講全国奉詠高知大会」が 10月29日に高知県立県民文化ホールにて開催されました。
 四国は遠いなー、交通費もかかるしと悩んだものの、弘法大師の生誕地での開催、しかも今年は四国霊場開創1200年と言う記念の年。みんなで「ヨシ 行こう」と言うことになり応援団3名と講員さん7名の計10名、3泊4日で出かけました。
 全国奉詠大会には苦い思い出があります。少人数の講は数ケ寺が集まってお唱えをします。皆がそろって唱えるのはその日が始めて、本当にぶっつけ本番なのです。
 数年前、常楽院支部は並んだら中央になってしまいました。唱え始まると右側の支部と左側の支部の速さが全然違うのです。私たちはどちらに合わせたらいいのかわからず、それぞれが近くの方にあわせて何とか唱えましたが、とってもひどいお唱えになってしまいました。講評の先生も講評のしようが無い状態でした。
 それ以来、全国大会は自信がもてず「真ん中も避けようね。」と話あってきました。
 それなのに今年も真ん中になってしまったのです。でもお唱えは未だかつてなく上手に出来ました。後方に各寺院の指導の先生が並び、その声に押されて自分たちも気持ちよく唱えることが出来たのです。

  

 奉詠大会が終われば後は観光
 桂浜、坂本龍馬記念館、高知城、金比羅山、善通寺、横峰地、石手寺、坂の上の雲ミュージアム、松本城、伊予かすり会館などを見学してきました。
 夜は美味しいご馳走とお酒は勿論、歌あり踊りあり、応援団まで出て大盛り上がり、お天気にも恵まれ楽しい旅行となりました。
 
 道後温泉本館の前にて

 来年の全国大会は福島県の予定だそうです。今度は地元、また気持ちよく唱えることが出来るよう練習しなくちゃね。