常楽院

福島県南会津町 真言宗

御護摩

2009-03-31 | Weblog

3月28日は常楽院の一番大きな行事「御護摩」でした。護摩の火はお不動様の智慧を象徴し、そこで燃やす薪は煩悩を表しています。常楽院の御本尊はお不動様ですので、年に一度檀家さんの為に護摩を焚きます。地区の女の人が集まり前日から準備が始まります。当日は朝から大忙しです。


・御護摩  ・御詠歌の発表  ・お釈迦様の団子撒き ・檀家総会 ・懇親会と忙しい1日でした。大まかな片づけが済んだのが7時過ぎ、1日中走って歩き疲れました。 


    裏は、まだまだ雪がいっぱいです。 


3月21日:本堂周りの雪を除雪機で飛ばし、冬囲いの木を片付ける場所を確保する準備。御護摩の日に少しでもきれいにしておきたいですよね。


3月28日10時から住職と副住職が護摩焚きをしました。


            


   御本尊様の前で住職が護摩木を焚きます。副住職は太鼓担当です。


   


    願い事を木札に書く檀家さん。            願い事を書いた木札を護摩の火に入れ、祈祷していただきます。


  どうぞ、すべての人が健康で幸せでありますように。


福寿草

2009-03-20 | Weblog

         


3月20日、春分の日です。春分は二十四節季の一つで太陽の中心が春分点上に来た時の称(広辞苑)とのことですが、少々難しいですね。昼と夜の長さがほぼ同じ日です。


そして春彼岸のお中日でもあります。仏教では彼岸とは悟り(幸せ)の世界で、今私たちが住んでいるのは此岸(しがん)と言い、迷いの世界といわれています。私達は幸せな彼岸へ渡るために、此岸で悩んだり、苦しんだり、つまりは「ただいま修行中」なのですね。


今日は残念ながら小雨模様です。それでも昨日から降り続いた雨で雪も大分消えました。例年の春彼岸は雪が多くお墓参りなど出来ないのですが、今年はもう雪がほとんどありません。そのかわり杉の葉が大量にあります。昔は焚き付けにするのに集めたのですが、今は必要なくなってしまいました。掃除をしなくてはなりません。雪が無いのは生活するのには嬉しいのですが、地球温暖化?なら心配です。


16日に裏に行ったら福寿草が咲いていました。福寿草の花には蜜蜂も密を集めに来ていましたよ。春ですね・・・・・・・


涅槃会(旧2月15日)

2009-03-17 | Weblog

       


3月11日は旧暦の2月15日、涅槃会でした。涅槃会とはお釈迦様の入滅(亡くなられた)された日の行事のことです。寺院では14日に「仏涅槃図」が掛けられ、お釈迦様の最後の説法である「遺教経」(ゆいきょうぎょう)などを読誦し法要を行います。常楽院でも以前は、旧暦の2月15日に上の写真の涅槃図の前でお参りをして、前日に地区の女の人達が丸めてくれた小さなお団子(この辺では“鼻くそ団子”(小さいのでそんな風に呼んでいるらしい。名前はあまりきれいではありませんが、ご利益は大きいのですよ。)お釈迦様の教えを広めていたが、今は寺の行事である御摩供養に併せて実施しています。


涅槃図は真っ白い花をつけたサーラ樹の木の下で、頭を北に向け、西に顔を向け、右手を枕にして横臥したお釈迦様の周りに十大弟子を初め老若男女、鳥獣たちさえも嘆き悲しんでいる様子が描かれています。空中には入滅されたお釈迦様を仏土へと迎えに来られた諸仏如来たちの姿もえがかれています。


4月8日のお釈迦様がお生まれになった「花祭り」はみなさんご存知ですが、亡くなられた日の「涅槃会」は知らない方のほうが多いかもしれませんね。


 


冬の家庭菜園

2009-03-01 | Weblog

今日から3月、県立高校の卒業式でした。例年ならもっと雪があるのですが、今年は本当に雪が少なく春めいています。


本堂前も、芭蕉の句碑の周りも雪が少ししかありません。もうすぐ土いじりが出来ます。同時に雑草との戦いも始まります。


でも、春が待ち遠しいですね。


 


   


常楽院の冬の植木鉢家庭菜園(?)を紹介します。結構役に立ってくれています。


       


・植木鉢の葱:やせた葱ですが、納豆や麺類の薬味等に重宝です。根本からきって使うと又芽が伸びてきます。


・植木鉢のイタリアンパセリ:サラダやパスタ類、シチュー等に散らして彩りとして使っています。


・皿の中の人参:人参の頭を皿に入れておくと芽が伸びてきます。パセリと同じように使います。


早く畑で野菜を作りたいですね。といっても我が家の畑は3畳くらいしかないのですが、それでも楽しみです。