常楽院

福島県南会津町 真言宗

酒米の籾殻燃やし

2014-10-17 | Weblog
 台風18・19号が日本列島を縦断。おかげさまでこの地区はひどくなく、被害もありませんでした。
 でも、風が吹いたせいで境内には杉の葉や枯葉が沢山散って片付けが大変でした。後遺症、腰が痛いなー。
 さて、台風の前に頂いた籾殻を燃やしてしまおうと9月末から住職と二人で、時には従業員が一人でせっせと燃やしました。普通は早朝から始めて夕方には終わるのですが、時には上手く燃えなかったり量が多すぎたりで、夜の8時ごろに車のライトと懐中電灯をつけて燃えた籾殻を広げて水をかけ冷ますなど大変でした。
 そんなある夜、暗い中で籾殻を広げていて、足元にあった熊手のような形の道具を踏んで金属の柄が見事に左顔面に命中。痛かったー、火花が散るなどと言う甘いものでなかったー。あっという間に左顔面が帯状に腫れちゃいました。子供の頃に頭にたんこぶを作ったことはあるけど、こんなに見事な大きなたんこぶ(?)を、しかも顔に作ったのは初めて。痛くて涙が出てしまいました。一晩中氷で冷やして翌朝は腫れは大分引いたものの、目の周りから頬にかけて内出血。お岩さんのようになってしまいました。あれから20日くらい経ち内出血は目の周りに少しと目の下から頬に掛けてちょっと赤黒っぽく、頬骨から耳の頬に掛けて黄色くなって残っていますが痛みはなくなり楽になりました。目尻のところの骨が小さく盛りあっ雅ってそれはどうも治らないようです。目の下もこのまましみになってしまいそうな感じ、これからお嫁に行く訳でもないので仕方ないか でも、目でなくて良かった。

 
 最初に新聞紙を丸めて火をつけ煙突を被せる。この煙突を考えた人は凄い。おかげで楽に燃やせる。
 今年は酒米の籾殻なのです。中の米は住職の大好きな日本酒になるのです。
 南会津町は 地酒で乾杯条例があるので、もしかしたらこの籾殻の中の米で乾杯できるかもしれないなー と住職は思っているに違いありません。
 
 
 5~6時間たつとこのくらいになります。もう少しです。

 
 燃え具合をみて広げます。このままでは燃えて灰になってしまうこともあるので水を掛けて覚まします。それでもなかなか消えずに燻ぶっていることもあるのです。
 今年は本当に沢山燃やしました。きれいな花が咲くように花壇に入れます。
 軽トラックの荷台に幌を被せて1回に田んぼ1丁5反分なんだそうです。それを7~8回くらい運んで頂いたかな? 沢山の量です。こんなにどうするんだと笑われました。
 これでどの位のお酒が出来るのかな?

 境内には彼岸花や秋明菊などが咲いています。花ももう終わりですね。
  

26年 冬囲い

2014-10-07 | Weblog
 台風一過の今日と言っても、この地区は普通の雨、風で終わりました。昨日の昼から夕方にかけて風雨が強くなるとの事だったので、これからかな、これからかなと不安に思っていたのですがひどくならずに終わりました。
 雪が多い地区だけど、3・11の時も大きな被害もなく、台風等の被害も少なく、自然災害の少ない地域であることに感謝です。
 
 そんな今日、ちょっと早い冬囲いを始めました。いつも大きな木をやって下さるSさんが体調不良でダメなので、今年は違うメンバーでの冬囲いとなりました。でも、Sさんも心配して午前中指導に来て下さいました。
 大きな木に細木を架ける作業が順調に進みました。続きはまた明日です。

  
トラックのクレーンで、数本組んだ細木を吊り上げ基礎を作り、そこに細木を立てて行きネットを張ります。
なかなか大変な作業ですが、雪で折れないようにするには仕方ないですね。

これから小さい木もやらなくてはいけないので、もうしばらくかかります。