常楽院

福島県南会津町 真言宗

小林宗一氏写真展

2013-08-30 | Weblog
 「いつの間にもう秋 昨日は夏だった 穏やかな陽気な 日差しがざわめいている・・・」中学校のときのNHK合唱コンクールの課題曲、今頃の季節になると、いつも思い出す歌です。
 その歌のように、いつの間にか朝夕涼しいを通り越してちょっと寒くなり、秋の気配が感じられるようになりました。
 それとともに、朝夕の草むしりが大分楽になりました。

今年もまた、地区の写真家 小林宗一氏の写真展が開かれました。
この写真展は今年で12回目 地区の方は勿論、お盆に帰省して来てお参りに来られる方も、とても楽しみにしてくださっています。
はじめは南会津地区の自然が主でしたが、数年前から日本の世界遺産、そして海外へと写真の世界が広がっていきました。そして昨年からファインアートに取り組みはじめました。
オーストリアの世界遺産 ウイーンやザルツブルクの歴史的地区の風景とあわせて、パソコンでディフォルメした作品が6点並びました。
  
伊南川の雪の塊が宇宙になったり、飛行機の翼が富士山に見えたり、思いがけない作品が並びビックリしたり感心したり。
どうして紅葉が女の人に見えてくるんだろう。???
どうして雪の塊が宇宙を連想させるんだろう。??? 解らないけど見ていて面白い!

 
ウイーンやザルツブルクの歴史的地区の風景
モーツアルトの生家、ハプスブルク家の宮殿、世界一美しい図書館など、本当に素敵です。
腕もカメラもすばらしい
私は、ポスターにもなっている作品「ふたりは」が面白いと思いました。会談を降りてくるふたりの男女 女性の真っ赤なスカートが印象的な作品でした。

来年は、どんな作品が並ぶのか楽しみです。

後輩さん、写真展に来てくださってありがとう。芙蓉の花も見ていただき嬉しいです。
我が家に咲いている芙蓉は色はそのままです。色が変わるのは酔芙蓉と言い、朝は純白、昼は淡い紅色、夕方から夜にかけて紅色に変わります。その変化が酒に酔った人の顔色のようなので酔芙蓉と言う名がついたんだそうです。
我が家でも苗木を買って育てようとしたのですが、失敗に終わりました。またいつか挑戦してみようと思っています。

かすみそうさん 朝の来訪者ぜんぜん迷惑でなかったのですよ。お土産まで頂いてしまって感謝です。「うにのり」初めて食べました。美味しかったでーす。
蓮の花の前で一緒に御真言でもお唱えできると良かったのに、何のお構いもできずごめんなさい。これに懲りずまた来てくださいとお伝えください。
ぜひ 一緒に来てね。

芙蓉の人

2013-08-23 | Weblog
 お盆やお堂のお祭りが終わり、帰省していた娘親子が帰り、淋しくなったような、ホッとしたような気分です。
 そして、また普段の生活が戻ってきて、草に追われています。
 数日見ないうちにあちこちの草が、すくすくと伸びています。

 そんな中に大きな芙蓉の花が咲いています。
 高校生の頃に「聖職の碑」「孤高の人」「八甲田山死の彷徨」「富士に死す」等、新田次郎さんの作品を沢山読みました。その中の一冊に「芙蓉の人」がありました。
 明治時代、富士山頂観測所建設の礎となった野坂到、千代子夫妻の、富士山での死闘を描いた作品だったと思います。
 「芙蓉の人」と言う題名が鮮明に印象に残りましたが、その頃は芙蓉と言う花がどんな花か知りませんでした。

 その芙蓉の花が裏庭にさいています。花の少ない季節に大きな花が鮮やかです。 
 

 東京の護国寺でモデルとなった野中到さん、千代子さんの墓石に出会ったときは、思いがけない発見にビックリ。思わず手をあわせました。