常楽院

福島県南会津町 真言宗

花便り8 秋明菊

2010-09-23 | Weblog

今日はお彼岸のお中日、お団子を作ろうとしたら「やだ、粉が無い!」考えれば、お盆のときに全部使ったんだっけ、失敗どうしよう。「あっ、そうだ!頂いたもろこしの粉があった。」と言うわけで、今日のお団子はピンクのもろこし団子になりました。寺の嫁失格ですね。トホホ・・・・・


“おはぎ”はいつも向かいの家から届きますので、それをお供えしています。朝食はもちろん“おはぎ”おいしかったですよ。ありがたいですね。


ところで昨夜は中秋の名月でした。お彼岸と15夜が重なったのって記憶が無いなー、意識しなかっただけかな。中秋の名月は陰暦の8月15日で「秋の真ん中の日の月」なんだそうです。


昨日は歯医者に行って、帰ってから15夜の準備、暮れかかった山に行きススキを切り、庭から白い秋明菊を切って花瓶に挿しました。この辺ではススキに家で収穫したサトイモなどのお野菜を備えます。(なのでいも名月とも言うとか)


我が家の畑には今ピーマンくらいしかないのでそれを取り、そこに頂いたナスや枝豆、そして果物をお供えしました。でも、残念なことにお天気が悪くて月があまり顔を出してはくれませんでした。私はススキを取りに行った帰りに、ちょっとだけ雲がかかった月を見ることができました。


と言うことで、今日の花便りは秋明菊です。


英名はジャパニーズ・アネモネと言うそうです。と言っても原産は中国で、遠い昔中国から渡来し、日本で野生化した花なんだそうですよ。アネモネはギリシア語で「風」と言う意味で風の花と言う意味らしい。常楽院でな4種類の秋明菊が咲いています。花言葉は「忍耐」 9月14日の誕生花です。


  


今まで5枚の花びらだと思っていたのが、実はがく片なんだって。エッ!あれは花じゃなかったんだ。


 


これは丈が伸びない背の低い種類です。             この重なっている花びらのような物もがく片なんだって


 


私は優しくて上品な白が好きですが、見かけによらず繁殖力が強くてどんどん増えてしまい、ちょっと困っています。


あやなみさん、博学なんて褒めていただいてありがとうございます。でも実は博学なんてとんでもなくて、図鑑を片手に書いているんです。辞典や図鑑って面白いですよね。私も勉強になっています。ところで、手作りのマタニテイーコンサート素敵ですね。きっと良い子供が生れますよ。


 


花便り7 蓮(最後の1輪)

2010-09-11 | Weblog

ひと夏楽しんだ蓮の花が、とうとう最後の一輪になってしまいました。今まではほとんど咲けず昨年は5輪でした。今年は水が温かかったせいか29輪も咲き、朝の草むしりに行って裏の池の蓮を見るのが楽しみでした。


蓮はインド原産で、インド、スリランカ、ベトナム等、アジアの多くの国の国花にもなっています。


仏教には大変縁のある花で、蓮は泥の中で育っても、その花と葉は泥に汚れず清浄な美しい姿を保つところから、仏の心をあらわす花とも言われています。又、極楽には七宝でできた蓮の花咲く池があり、死後に極楽浄土の蓮の花の上に生まれ変わって身を託すと言う思想があり、「一蓮托生」と言う言葉の語源にもなっているのだそうです。



葉の影に小さな蕾を発見、この蓮が咲けば30輪だったのですが、残念ながら避けませんでした。実の入った花床(花中央の黄色い部分)は沢山の穴があいていて、蜂の巣に似ている事から「蓮(蜂巣)」と呼ばれるようになったとの事です。


蓮は1日目は夜明けに咲き始めお昼ごろに閉じ、2日目は夜明けから開き、午後には8分どおり閉じる。3日目は朝から夕方まで咲き、午後外側の花びらから散り始め、4日めの午前中には散ってしまいます。




蓮の果宅、最近綿を色とりどりの布で包みそれをこの果宅につめて飾りにしたものを売っているのを見つけました。私も作ってみようかな・・・なんて思っては見るのですが、やっぱりやらないでしょうね!


8月、本当に忙しかったですね。そして今年は本当に暑かったですね。浜のほうも水不足なんですね。ここ田島も水不足、近所の農家のお母さんたちは、毎日畑に水やりをしていました。やっと最近雨が降り、ホッと一息のようです。家も花壇や植木の水やりが一仕事でしたよ。ほどよく降って欲しいなー


まるさん、来年のお盆待っていますよ。又唄ってくださいね。楽しみにしています。


 


 


福米沢盆踊り

2010-09-05 | Weblog

八尾の風の盆も終わったと言うのに、今更ながら盆踊りの報告です。


常楽院の境内で行われるようになって今年で4回目の盆踊りが、8月14日の夜に行われました。以前は小学校のグランドで踊っていたのですが、御先祖様を供養する踊りだからと、寺の境内に場所を移したのです。地区の役員や消防団の人たちが、朝の御施餓鬼が済んでから集まり、櫓を立て、テントを張り、飾りつけをし夜の盆踊りの準備をしました。天気予報は雨、残念ながら予報が当ってしまいました。それでも皆傘を差して踊りました。そんなみんなの心意気に負け、途中で雨も上がりました。焼き鳥、カルピス、とうもろこし、麦茶、生ビール(これだけ有料)などもあり大賑わいでした。最後は恒例の景品があたるくじ引き、残念ながら6人も参加した常楽院は誰も当りませんでした。(慾が深いとクジは当らないとか・・・慾が深いのかなー?)


  


浴衣姿が素敵です。子どもたちには暗闇で光る腕輪やカチューシャ等がプレゼントされました。


  


傘を差しているのでよく見えず残念ですが、サザエさん一家やキタロウなどの仮装もでました。


 


音頭も太鼓も雨に負けず元気でした。消防団やその家族の人はは生ビールや焼き鳥の係りです。焼き鳥おいしかったです。ご馳走様でした。


行事を続けると言うことはとても大変なことですが、地区の皆さんのおかげで今年も盆踊りが出来ました。ご先祖様もきっと喜んで下さったことと思います。本当に皆さんお疲れ様でした。


ところで、前回の施餓鬼の投稿について、副住職より施餓鬼とお盆の説明が逆との指摘がありました。読んでみたら「あら!ホントだ。」 と言うことで、大変失礼いたしました。