常楽院

福島県南会津町 真言宗

かわいい散歩

2015-10-28 | Weblog
   

 陽射しが気持ちいい秋の日 町の保育所のかわいい子供たちが散歩にやってきました。
 お友達とお手手をつないで参道をやってきた子供たち。元気な声で「こんにちわー」と気持ちのいい挨拶。げんきでいいなー
 玄関にお行儀良く靴を脱いで、本堂でお不動さんに手を合わせてお参り。
 住職の「ありがとう」のお話を上手に聞けてほめられちゃいました。
 「今日は無礼講で、本堂を元気に走っていいよ。」との住職の声、「無礼講』 子供たちに理解できたかな?
 理解できたかどうかは?だけど、こどもたちはとても元気に走っていました。「外に行きますよー」との先生の声に、「えーーーー もっとここで遊びたいよー。」と男の子の声。
 外に出て、芝生の上を走ったり、獅子脅しや水琴屈の音を聞いて「きれいな音だねー」と感心したり、最後は記念写真をとって、「ありがとうございましたー」と元気に帰ってゆきました。

 住職も従業員も、子供たちから沢山元気をいただきました。ありがとう。

 

秋のどまんなか

2015-10-21 | Weblog
 春爛漫とは言うけれど、秋爛漫とは言わないのかな? 
 そんなことを思いながら、暖かな秋の陽射しの中、会津高原の山道を舘岩の高杖のペンション村にむかいました。
 どこを見ても秋がいっぱい。唱歌の「もみじ」の世界そのまま、秋の夕日ではなく秋の陽射しの中、赤や黄色の色さまざまに彩られた山々、すすきの白も映え本当にきれい、風が吹くと枯葉がはらはらと舞い落ち、秋のどまんなかの道をとても気分良く走りました。研修会の時間に充分間に合うように早く家を出たのに、あっちで停まり、こっちで停まり、ついでに工事中の信号でも停まり、会場のペンションについた時は、すでに皆さん席についていました。(でも、私も一応開始時間の前には着いたのですよ。)
 研修の課題は難しく刈ったのですが、諸先輩の考えや意見がとっても勉強に成りました。3時にはオーナーの奥さん手作りのチーズケーキとコーヒー、私は紅茶をいただきました。
 夕食は栗ご飯になめこのお味噌汁。肉や魚、野菜もたっぷり、私は勿論皆さん完食でした。ごちそうさまでした。
 帰りは真っ暗な山道をちょっと心細いなー なんて思いながら自宅に向かう。時折すれ違う車のライトに『ほっ』
 すてきな秋の一日でした。

       

収穫の秋

2015-10-08 | Weblog
 実りの秋、大雨で遅れていた稲刈りが始まりました。
 それにあわせて常楽院でも、籾殻もやしが始まりました。朝5時30分に外に出る、空気がピーンと張って寒い。
 一度で燃えますようにと祈りながら、朝露が下りているので大地に薄く籾殻を敷いて、新聞紙とそれよりちょっと厚めの紙をくしゃくしゃにして多めに準備してまとめ、そこに煙突をかぶせて新聞紙に火をつける。燃え上がり煙突が厚いうちに籾殻を煙突の様子を見ながら掛けてゆく。煙突から紫の煙がしっかり上がったらきっと大丈夫、今度は籾殻を足して行く。煙が灰色になって籾殻が焼けて行く。
 一度でうまく燃えてくれるととても嬉しいのだが、2度、3度とやり直しになることもある。そんな時はちょっとがっかりする。
 お昼ごろにこんがりと黒くいぶされた籾殻くん炭が出来上がる。煙突を取り払い、、そのままおくと灰になってしまうので、水をかけながら金の熊手やスコップでくん炭を広げる。 再度同じことを繰り返し籾殻くん灰を作る。そうすると夕方には出来上がる。なかなか大変な作業ですが、きれいな花が咲くと思えばがんばれます。
 くん灰を広げる時に、黒い煙がモクモクとでて眼も喉も大変。住職は喉がいたくなってしまい昨日から二人でマスクをして作業をしています。

 ところで、この季節になると手間をかけた田圃とかけない田圃が、一目瞭然わかっていやだなーと思います。

きちんと管理されている田圃:粟や稗などの草がなく、風で倒された稲も立てられている。


 田の草取りまで手が廻らなかったのか、稲より高く雑草が伸びている。向こう側の田圃は雑草が生えていない。
 歳をとってきて、なかなか田の草取りまで出来ないのかも知れない。もしかしたら人手が足りないのかもしれない。ただ単に手抜きをしたのかもしれない。
 途中までは同じように見えるのに、秋になるとこんな風に結果が眼に見えてくる。あんまりはっきりしすぎて嫌だなーとおもってしまうのです。
 米の良し悪しには関係がないんだろうか?関係ないんだったら、見た目は悪くても楽なほうがいいよなー。

 田圃の向こうの川は、先日の雨で氾濫したところ。こんな所があちこちにあり田圃に濁流が流れ込み砂利や木が入り、借り入れできないところが沢山あるようです。「あと一週間遅いと稲刈りが終わっていたのにな、一年間が無駄になったよ。あと2-3年は田圃にならないな。」と嘆く声が沢山聞かれます。本当に悔しいことです。

 かすみそうさん、そんなにステキな液体があるんですね。楽しみにしています。