常楽院

福島県南会津町 真言宗

うれしい!

2013-04-28 | Weblog
桜や梅、水仙など春の花の上に、雪や霜、冷たい雨や強い風など、厳しい天候が襲い掛かっています。
今日も日差しはあるものの冷たく強い風が吹いています。

そんな中、赤ちゃんを抱っこしたお母さんとおばあちゃんがお参りにおいでになりました。冷たい風の中お母さんに抱っこされてすやすやと寝ています。赤ちゃんの安らいだ寝顔に気持ちがほっとします。
檀家さんです。裏の墓地に旦那さんのお墓があり孫さんを見せにきたようです。
娘さんは結婚されてから数年たちますがなかなか子供さんに恵まれませんでした。
「やっと生まれました。」とニコニコ顔。明るく元気な娘さんなので、明るく元気なお母さんになることでしょう。
「来るたび子安観音様にお参りしていたので、そのかいがあったのよ。」とうれしい報告をしてくださいました。私まで嬉しくなりました。
「元気で健やかに成長しますように。」私も手を合わせました。

お参りにおいでになった方がお賽銭として浄財をあげてくださいます。
みなさんのお気持ちの一部を寄付させていただいています。
今回は、間接的にですが病気の子供たちの役に立てばと思い、福島市にある病と闘う子どもと家族のサポートハウス「パンダハウス」に、ほんの少しですが送ることができました。みなさんありがとうございました。

あとは観世音様の鰐口の綱がぼろになっているので、それを取り替えるのに使わせていただこうと住職と話しています。



開花宣言はしたものの

2013-04-21 | Weblog
ささやかな開花宣言はしたものの、宣言の翌日の霙に続き、昨夜からの雪で今日の桜は雪に包まれました。
せっかく春を告げてくれる花たちも、寒さに震えています。

 
大山桜の木に雪が積もり、遠くから見ると白い花を全体につけたようです。でもせっかく開いた桜は雪に包まれ寒そうです。

 
桜ばかりでなく、水芭蕉や水仙も雪の帽子を被っています。


境内には水を含んだボタン雪が降り続いています。

常楽院の庭ばかりではなく、今日はあちこちで雪が降っている様子。他の花たちもこの雪の中で震えているんでしょうね。
そんな中南会津町では6時から地区の清掃活動があり、住職も暖かい支度をしてスコップを担いで出かけました。
「寒かったー」と帰ってきて朝湯で温まりました。風邪をひかないといいのですが

ささやかな開花宣言

2013-04-20 | Weblog
18日の午後、常楽院境内の大山桜が咲きました。4輪以上咲いたので‘常楽院大山桜’の開花を宣言いたします。なんてね

この桜は二度なくなる憂き目に会いました。

一度目は平成15年頃だったかな?境内の環境整備の時に、杉や桜、つつじ等多くの木の整理をしました。その時に、桜は花を愛でるのはほんの短い間で、葉が散って掃除をする機関が長くて大変なので伐ってしまおうということになりました。でも、この桜だけは残してほしいとお願いして残していただきました。
この桜の木は、子供たちがまだ小さい頃住職を除く(意識してはずした訳ではないのですよ。その頃の住職は勤めをしていて、土日は勤務だったのです。)家族みんなで鐘楼(今はありませんが)の上で、おにぎりや卵焼き等をつくって花見をした思いで多い木だったのです。「こんな花見もいいね。」と喜んでくれた今は亡きお父さんとお母さんの笑顔が思い出されます。

二度目はその後まもなくの事で、木が枯れてしまったのです。
私が嫁に来た時にはこの桜はもう大木でしたので、その頃日は老木となっていたのでしょう。寿命だったのか根元が腐り元気がなくなっていました。そのとき出ていた脇芽を残して親木は切り、腐った所をコンクリートで塞ぎました。
だめでも仕方がないなと思っていたのですが、脇芽がしっかり成長して花をつけ、楽しませてくれています。大事にしたい木です。

  
ちらほらと花が開いています。昨日はこの桜の上に霙が降る寒い日となりました。世の中は厳しい!!

常楽院恒例 芝焼き

2013-04-18 | Weblog
桜の開花が東北地方にも渡り、県内各地の桜の名所も花盛り。一昨日若松に行ったら、博物館敷地の高遠桜は満開で、とっても華やかでした。
円さんの職場の桜も咲き始めたとか、あまり一気に咲かないで今月末の桜ウォークまでもってほしいですね。

先日TVで、いわきでは一般の方が基準木の観察をしており4輪咲いたら開花宣言をすると言っていました。
そこで我が家でも今年から前庭の大山桜を観察し、4輪咲いたら開花にしようと住職と眺めています。
昨日蕾がだいぶ色づいて来て気温も高かったので、午後は開花宣言できるかなと思ったのですがまだでした。
今朝見てきたら、蕾がほころんでいました。今日の午後には、開花宣言できそうです。

さて、先週の土曜日常楽院恒例の芝焼きをしました。夜に雨が降り芝が乾いていなくてすっきりと燃えませんでしたが、住職の仲間8人集まってくださり、住職と私をいれて10人で前と裏の芝を焼きました。皆さん忙しい中都合をつけてのボランティア作業。そのうち一人は埼玉から芝焼きにあわせて帰ってきてくださりありがたい限りです。
武田節の一節「人は石垣人は城 情けは味方仇は敵・・」が思い浮かびました。本当にステキな仲間たちで感謝です。住職にとっては勿論、私にとっても大事な財産です。

 
お堂の前 燃やす人も必要ですが、庭木が燃えないように木や根元に如雨露(じょうろってこんな字だったんだ。)で水をかける人も必要です。

 
裏は少し広いので一気に燃えます。風が吹くと火が地面を這うように広がりちょっと怖い気がします。
だから、燃やしたり如雨露やホースを持って追いかける人の他に、火の広がり具合を見る人も必要。だから人数が多いと安心して芝を焼くことができます。

芝燃やしを始めた頃には住職と二人だったため、住職が芝を焼き私がホースを持って走り回りました。それでもツツジの下枝を燃やしてしまったりして大変でした。

今年もきれいな緑の芝が萌え出てくれると思います。
みなさんありがとうございました。

墨絵?

2013-04-13 | Weblog
今日、昨日、一昨日と目覚めると3日間連続の春の雪。特に一昨日の朝はとてもきれいで、まるで墨絵のような本堂となりました。
  
庫裏から本堂を見るとモノトーン、まるで墨絵のようできれいでした。でも寒い!
本堂にご飯とお茶を供えに行くと裏の芝生がとってもきれい、青空の下の木々は真っ白い花をつけ、芝生も真っ白。思わずカメラを持って再度本堂に
せっかく咲いた水芭蕉の上にも冷たい雪が乗っていました。

昨年も4月の初めに雪が降りました。
あちこちで桜の花が満開、散ったなどと言う報道が聞かれますが、田島の桜はまだまだのようです。
昨日の6時ちょっと過ぎ、鶯の初音が聞かれました。やっぱり春ですね。

鬼の撹乱

2013-04-08 | Weblog
4月出会いと別れの季節ですね。
新しい環境の中でスタートする人、自分の職務をしっかり勤め上げ第2ステージに立つ人、今年度こそがんばるぞと張り切っている人、いろんな形で新しい年度をスタートしたたくさんの皆さんがいるんだろうね。肩の力を抜いて頑張ってほしいな。

お天気も頑張りすぎの大荒れ、あちこちの様子がTVに映し出され「どうなっているんだろう。」と不安になります。福島県ではいわきの方が大変だった様で・・でもあやなみさんのコメントでは落ち着いて様子が伺え ホッ
田島のほうはそれほどでもなかったのですが、昨夜は風が強く駐車場に杉の花(?)や枝がいっぱい。あ~~ぁ また掃除かー

常楽院の3月~4月 
早く雪が消えるように、雪の山を除雪機やスコップでせっせと動かし
業者さん2人、ボランティアさん2人と一緒に、植木や家の周りの冬囲いをはずし
裏山をミニミニ.ミニ桜山を作ろうと、雪のあるうちに業者さんに切っていただいた杉の木の後始末と大掃除 頑張ったぞー

そして3月末には例年通り寺総会、護摩焚き、ご詠歌の発表、それらにあわせて涅槃会の鼻くそ団子撒きと大忙し
 
鼻くそ団子丸め。
こねる人、丸める人、茹であげる人、茹で上がった団子を冷まして粉を絡め膳に盛る人 何もいわなくてもそれぞれの持ち場につきます。すばらしい!
「今年の団子は小さくできたね。」と皆で満足。

  
涅槃図の前に鼻くそ団子をお供えし、その前で皆で般若心経を唱えお釈迦様の供養
檀頭さんたちがまく団子を皆で大笑いしながら、それでも真剣に拾う。拾った団子は持ち帰りお釈迦様の徳をいただけるよう食べる。お守りとしてからからに乾かし袋に入れて身につける人もいる。

  
護摩焚き
住職のお参りの後に、護摩の火の中に自分の願いを書いた護摩木をいれ成就を願う。


常楽院講の人たちは本番の度胸が良いのですが、「県大会や全国大会聞いている方は知らない人だし。ステージと客席の距離があるのでいいけど、ここはすぐ前に知ってる人ばかりがいるのでヤダー。」とちょっと緊張気味。
私もちょっと所作を間違えちゃった。

それらが無事終了しほっとしたせいか、数日前から発熱、咳、倦怠感、蕁麻疹・・何年かぶりに風邪。鬼の撹乱です。
今日は4月8日 花祭り お釈迦様のお生まれになった日です。甘茶でも飲んでちょっと静かにしていよう。

あやなみさん パートナーさんと2人の時間を大いに楽しんでください。
円さん 春の嵐も去りました。円さんの嵐も納まりますよ。
めぐみさん メールはちょっと苦手です。ごめんなさいね。