常楽院

福島県南会津町 真言宗

3.11 あれから1年

2012-03-12 | Weblog
もう1年と言ったら良いのか、まだ1年と言ったら良いのか・・・
忘れることのできない、沢山の人々の人生を変えてしまったあの震災の日から1年がたちました。
今日のTVやラジオは1日中震災の報道でした。
そんな報道の中で心に残った2つの言葉がありました。
一つは、「仕事と愛する人がいれば人間は生きてゆける。」と言った鎌田實先生の言葉。先生はチェルノブエリの放射能被害にあった人々を、ずーーーっと支援してきた方です。納得させられた、胸にしみる言葉でした。
もう一つは、震災に遭った寺で行われた1周忌法要に参加した方の「今日法要でお参りができ気持ちが落ち着きました。父と母も喜んでいると思います。私も気持が楽になりました。」と言う言葉でした。
寺の役割は亡くなった人を供養することは勿論ですが、生きている人のこころに寄り添い、暖かくすることはもっと大きな役割なんだと認識させられました。
そんな役割が果たせるお寺であり、住職でありたいですね。

ALWAYS 三丁目の夕日’64

2012-03-01 | Weblog
私は雪女?
2月29日に寺の研修に行く住職に付いて、東京で用を足すために一緒に出かけました。
天気予報は雪、会津は壮でもなかったのに、何と何と高速は雪、しかも水分を含んだ思いざくざくの雪でハンドルが取られそう。
東京も重い雪が降っており、靴はビショビショ。ヤダナーーーー
思えば、昨年のサントリーホールでの聲明コンサートの帰りも大雪、以前3月に横浜に出かけたときも雪で高速がストップで1日余計に宿泊。
私は雪女なのか、それとも普段の行いが悪いのか・・・

用が済んで、娘と二人で久しぶりに映画を見ました。「ALWAYS 3丁目の夕日’64」
映画館の中で声を出して笑ったなんて近年無かったけど、思わず声を出して笑ったり、鼻水をすすったりしてしまいました。
私達ばかりでなく、他の人達もやっぱりないたり笑ったり、こころが暖かくなる作品でした。
普段は皆みんな黙って見てるのに、同じものを同じ感覚で見て笑い、泣ける。ちょっと嬉しくなりました。
小児科医の三浦友和さんが「幸せってなんでしょうね。」と投げかけた言葉。「一緒にいたいと思う人と一緒にいられること」それが幸せと薬師丸ひろ子さんが夫に伝えます。
“幸せって特別なところでなく、日常の中にあるんだな”そんなことを思わせられました。
映画はやっぱり映画館で見たいな。でもわが町には映画館はありません。会津若松も1軒しかなくなりました。残念!

帰りに野菜を買いにお店に寄ったはずなのに、エビデンドラムやラナンキュラス、ヒヤシンス、黄色君子蘭等を買いに寄ったようになってしまいました。外はまだまだ雪ですが、玄関は春になりました。