常楽院

福島県南会津町 真言宗

熊が出た

2014-05-24 | Weblog
 チュウリップや水仙、白藤などの春の花は終わりましたが、庭に出ると紫藤や芝桜が香り、けまんそう、紅花大根草などが咲き常楽院の庭が一番きれいな季節です。
 今日のご法事のお客様も「素敵な庭ですね。」「私もこんな花の香りの中で眠りたいわ。」などと口々に褒めてくださいましたが、陰で腰が痛い、膝が痛いなんて涙ぐましい努力をしているのです。なんてね、半分楽しみながら手入れをしています。
  

 そんな香りに誘われたわけではないのでしょうが、数日前「散歩をしていた女性が、桧沢小学校に近くで熊を見ました。地区の皆さんは充分ご注意下さい。」と放送が流れました。 えーーー、桧沢小学校と言ったら隣ではないか!と言うことは熊さんは家の近所を散歩していたと言うこと? とびっくり。 確かに数年前の月の明るい晩に、2匹の小熊が裏の芝生で遊んでいたなー、あり得ない事ではない。

 放送のあった翌日、住職が「裏の林に猟友会の人たちが、熊のわなを賭けて行ったよ。」と教えてくれた。
 一人では怖いので、住職のお友達と一緒に『怖いもの見たさに』誘われて見に行ってきました。
 ドラム缶を2つつないで、中に餌を入れておき、奥の餌を食べると入り口の蓋が降りるようになっていました。「熊が入ってガンガン音がしたらわかるかな?。」「寝入ってしまって気がつかないんじゃない。」と、まったく持ってのんびりした住職と従業員であります。
 つかまったと言う話は聞いていないので、まだつかまってはいないようです。裏庭の手入れをするときはラジオの音を大きくしています。

 先日嬉しいことがありました。いつもコメントを寄せて下さるあやなみさんとかすみそうさんが、遠路はるばる常楽院の庭を見に来て下さったのです。ついでに友達も呼んじゃいました。話をしたり庭を見たり(嬉しくて隅々まで見ていただいちゃいました。)楽しい時間を過ごさせていただきました。
 お昼は住職お勧めの駅前の柏屋さんの割りこ蕎麦セット(5種類の具で食べる冷たい蕎麦と天麩羅のセット)、美味しいのですがお腹いっぱいで苦しいーーー
 このブログを見て下さっている皆さん。田島でお昼を食べるとき、柏屋さんのお蕎麦お勧めです。実はラーメンも美味しいとフアンが沢山いるんですよ。
 あやなみさん、かすみそうさんまた来てねーーー。

 そして、今常楽院に咲いている花たち
     
ほかにも、つばめおもと、八重いちげ、ぼたんなどが咲いています。
 20日の日は田部原保育所のかわいい子供さんたちが来てくれました。
 
 
 

春は駆け足

2014-05-06 | Weblog
 常楽院の春は駆け足
 水芭蕉やかたくり、いちげなど早春の花が咲いたと思ったら、しらねあおい、翁草、春蘭、レンギョウ、延齢草、さんかよう、いわうちわなどが一斉に咲き始めました。
 群生していたら見ごたえもあるのでしょうが、数輪ずつなので小さな花見山を探して歩きます。「あっ、今年も消えずに咲いてくれたね。」「あれ、こんな所に飛んで咲いているよ。」「去年より、ちょっと小さくなっちゃったかな。」なんて、それもまた楽しいものです。
 「あーーーー はるだー!」 

 境内の大山桜も4月25日の夕方咲き始めたら27日には満開、30日には散り始めてしまいました。裏の芝生の中のしだれ桜も5月2日には満開昨日から散り始めました。
 早すぎるよー 季節の移ろいがもう少しゆっくりとしてくれたらうれしいのにな
 「花の命は短くて・・・」と、林芙美子さんが女性の半生を花にたとえて詠ったけれど言えてるなー と しみじみ感じた春です。 
 
 今は裏の八重桜や花桃がきれいに咲いています。水仙や小さなスミレたちも季節を謳歌しています。
 それと一緒にと言うか、それよりももっともっと元気なのが様々な草たち。どうしてあの子達はあんなに元気なんだろう。こちらは年々歳を重ねて元気がなくなっているのに、彼らはそんなことにはお構いなく束になってかかって来る。かすみそうさんじゃないけど、老化の滑り止めはないのかな。世の中APS細胞、STAP細胞と姦しい(女が三つでかしましい・・・)けど、私やかすみそうさんの老化の滑り止めには間に合いそうにない。と言うより、病気で苦しんでいる人の役に立ってもらえればいい。
 足腰がつかれて、元気な草たちと戦えなくなったら「[草も生き物です。』と書いて、あちこちに立ててね。」と今から住職に頼んであります。
 さあその日まで、季節を楽しみながら頑張ろう。

    
花の写真をたくさん撮ったけど、パソコンの操作がどうもうまくいかないのであります。機械に弱いと言うことは困ったものであります。