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常楽院

福島県南会津町 真言宗

ちあき(千秋)さん?

2019-11-28 | Weblog
 台風19号や10月の豪雨で福島県や長野県のリンゴの産地は大きな痛手をこうむりました。
 そんな晩秋、我が家には知人からサンフジやフジなどのリンゴを届き、果物大好きの住職と従業員は美味しくいただいています。感謝です

 しばらく前の事です。
 東京の護国寺で開かれている御詠歌の月例講習会から帰って玄関を入った住職が
 「ちあきさんって誰だろう?」と聞いてきました。
 「ちあきさん?わかんないなー 何で」
 「りんごが届いているんだよ。だれだろうなあ。」
 玄関を入ると上がりかまちにナイロンの袋に入ったりんごが置いてあります。袋には確かにマジックで「千秋」と書いてあります。中には真っ赤な美味しそうなりんごが入っています。
 「あっ これ人の名前じゃなくて、せんしゅうと言うリンゴの種類だよ。」
 「そうか 誰だろうな?」

 少々疲れて帰ってきた住職と従業員は送り主が分からないまま、さっそく美味しくいただいてしまいました。

 後日、同地区のFさんが下さったと判明。ご馳走様でした。

 
 写真を撮っておこうと気づいたのは数個食べた後でした。

 野菜の取り入れ時期が過ぎ、自坊には檀家さんや知人より白菜、大根、ねぎ、人参、ごぼうなどの野菜が届きました。
 「消毒しねがら安心して食わっれけど、虫だらけでわりいな。」「今年は出来がわるくってな。」なんて謝りながら野菜をおいていってくださいます。
 そう言いながら、きっと出来が良かった物を届けて下さっているんだろうなと申し訳なく思いながら、有りがたくいただいています。

 寒い季節、鍋の出番が増え 届けられた野菜は大活躍です。

 

まあ すてき!

2019-11-22 | Weblog
 「まあ すてき!」「お父さん早く来て、紅葉が散ってとってもきれい。」御夫妻で参拝にみえられた奥様が旦那様をよんでいます。  
 参道に散った紅葉が確かにきれいです。でも今日は小雨模様でいまいち綺麗とは言いきれない気もするのですが、彼女には綺麗にみえたようです。
 先日見えられた女性達も「うわー すてきー 秋の真ん中にいるみたい。」と感激していました。その日は晴れていて、散った紅葉も紅くて確かにきれいでした。

 私もよそのお寺さんに参拝して散った紅葉を踏んで歩いたら、きっと「きれい!」と感激することでしょう。

 しかしここは自坊、集めても集めても、風が吹くとはらはらと舞い落ちてきます。ア~~ァ

   

 でも 考えると、お出でくださったお客様が「まあ すてき!」と感激して下さる環境の中に住んでいるのだから贅沢なのかも・・・とは思うのですが
 今日も住職と二人、境内の裏の落葉をあつめました。風が冷たかったー

冬の足音

2019-11-13 | Weblog
 ここ数日気温が下がり、外に出ると空気の冷たさで身体が目覚める。
 数日前に霜が降り、紅葉前の木々の葉がやけて茶色になってしまい、残念ながら綺麗な紅葉にならなかった。
 常楽院内はとっくに冬囲いが終わり、境内は桜や藤の木の葉が沢山散っている。(あ~~~集めなくちゃなー)
 先日までは日差しの中沢山窓に付いていたカメムシも今は数匹になり、ペットボトルのカメムシ捕獲器の出番も少なくなってきた。 
 植木の取り込みも終わり、居間は今年も小さな植物園と化した。
 ご近所さんから大根、白菜、ネギなどの野菜が沢山届けられ(感謝)、鍋やおでんのメニューも増えてきた。

 今日の朝外に出ると、コスモスが咲いていた庭や本堂の屋根には、しっかり霜が降りていた。

 

 明日の天気予報には雪のマーク、今日は機会やさんが点検のため除雪機を持っていってくださいました。
 冬の足音どころかもう冬ですね。

 寒さに負けずがんばらなくっちゃ


 

彼岸花の季節

2019-10-04 | Weblog
 バタバタと忙しい夏が過ぎ気がつけば花も風も秋、時間の流れはどうしてこんなに早いんだろう。
 子供のときは時の流れなんて感じなかった。時(とき)と言う事の意識もなかった気がする。
 大人になればなるほど、歳を重ねれば重ねるほど時の流れを強く感じる。

 そして今、彼岸花の季節
 常楽院の境内はあちこちに彼岸花の赤が目立つようになってきた。
   
 ある日突然(ではないのでしょうが)小さな芽が出てきて花が咲く。赤い花をみて、こんな所にもあんな所にも植えてあったんだと気づく。

 今年は綺麗だということだけではなく、彼岸花の生命力の強さにもビックリさせられている。
 境内の環境整備で境内前の門柱のところのムクゲの木を整理し、そこに墓地の後にあったカルミアの花を移した。カルミアの木を植えるのに石を取り除いたり植えてあった芝桜を取り除いたり、彼岸花や百合などの球根を掘り起こした。すぐに植えるはずがなかなか時間が取れず小屋の中に入れておいた。
 ある日小屋のシャッターを開けてビックリ。なんとなんと、そこで芽が伸びているではありませんか。しかも、球根が全部上を向いていれば良かったのですが、下を向いたり横を向いたりしているのに、芽は光を求めてなのか上に伸びていたのです。
 大慌てで植えてまたまたビックリ。球根の根を下向きに植えたので芽は横を向いたり下を向いたり、しかも茎は短い。今年は仕方がないよねなんて思っていたら、なんとなんと茎が伸び上をむいて花が咲いたのです。
  

 彼岸花の球根はまだ沢山あります。どこに植えるか悩んだのですが裏山のほうに植えることにしました。
 今年は姫小百合や山百合、鬼百合の球根やカタクリやアッツ桜の小さな球根までが何者かに掘り起こされ食べられてしまったのです。そんな中で彼岸花は食べられず赤い花を咲かせています。
 彼岸花や水仙の球根は毒と言われていますが本当なのかもしれない、動物はそれらには敏感なのかもしれない、と言う事で彼岸花を植えようと考えています。

 早く植えてあげなくちゃ
 

 


季節のバトンタッチ

2019-08-20 | Weblog
 夏は暑いものだけど、今年の夏は群を抜いていた。温度計を見てはため息をつく毎日だった。
 しかしここ数日、朝夕窓から入ってくる風が涼しくなり、にぎやかだったかえるの声が虫の声に変わってきた。日中は暑いけど、季節は夏から秋へと確実に移ってきている。
 
 庭に出てみると草が元気、すくすくと伸びている。「こんなに伸ばしたことなかったなー。」と2人でため息。住職と二人暑い中頑張って草むしりをしていたつもりだったけど、暑さのせいか、忙しかったからか、はたまた歳のせいか例年より出る回数が少なかった気がする。草は正直だ。

 そんな中動物は元気、「トウモロコシ今年は実が入らないものしか食えなかった。」「じゃがいも食われて小芋しか取れなかった。」「ネットをかけているのにきゅうりもトマトも食い散らかされている。」等々あちこちから動物の被害に遭った声が聞こえてくる。
 我が家でもひめさゆりや鬼百合、アッツザクラなどの球根が食べられ、今のところ大丈夫だが前庭の百合の球根も食べられてしまうかなと心配している。「イノシシだ。」とのこと。困ったものです。

そんな中、季節はゆっくりと変わりはじめています。
 居間のすだれに蝉が、蝉も暑いらしい。


 今年もまた、14日の夕方から常楽院の境内で盆踊りが開かれました。生ビール以外は無料のテントでトウモロコシ、焼鳥、焼きウインナー、カルピスなどをいただく。おいしかたー


あれ、お地蔵さんの頭の上でとんぼが羽を休めている。秋の気配だねー。

 



  
 

100円店にへびを買いに行ってきた???

2019-07-22 | Weblog
 いつも採れたてのお野菜を届けて下さるU子さん、いつものように「今、畑の帰り。」ときゅうりと春菊をもってきて下さいました。

 従 業 員 「いつもごちそうさまです。」
 U子さん 「昨日100円店にへび買いに行ってきたのよ。」
従 業 員 「ハア~~ ???」
 U子さん 「買いに行く人が多くて4個しか残っていなかったので4個買ってきた。」
 従 業 員  (従業員はへびがものすごーく嫌いで苦手
 U子さん 「水にうるかすと長く伸びて、ちょっとぬるぬるするのよ。ホントのへびみたいなんだよ。緑色で。」
 従 業 員   (本物じゃなかったんだ。そうだよね、100円ショップに本物のへびが売っているはずが無いよね。)
 U子さん 「猿はへびが嫌いなんだって。それで伸びたへびをきゅうり等のところに、頭としっぽを縛ってつけてきた。」
 従 業 員 「そうなんだー」 2人で大笑い。成果は後で聞かなくちゃ。

  笑い事じゃなく農家さんは大変です。「じゃがいもはまだ未熟なものを残して食べられちゃった。」「さつま芋の苗を植えたら、全部引き抜かれていた。」「かぼちゃなんてまだ熟していないのに採られたよ。」「猿が屋根に上がってネギを食べていたら、白いとこだけ食べて青い所はポンとほってよこした。」「うなったばかりの畑に熊の親子の足跡がついていた。こわいなー。」等々そんな話がいっぱい。熊、猿、鹿、イノシシなど動物の被害が大きくなってきています。
 常楽院は石楠花の花芽や百合の球根が食べられ、いちいの木の芽が食べられ2本枯れてしまったくらいですんでいるけど、畑や田圃を作っている方は大変。秋の収穫期にはどうなってしまうんだろう、とても心配です。
 「来年はもう畑作るのやめるは。」と言う人もいます。

 地区でも朝夕爆竹を鳴らしたり、個々に音の出るものやパチンコを準備したり、へびを買ってきたり(笑)と対策をしているのですが・・・効果が出ることを祈っています。
 動物さんたち、山に帰ってくださいね。

 今も爆竹が鳴っています。予防かな、それとも現れたのかな?


 

 

猿がやってきた

2019-07-12 | Weblog
 パン パン パン と爆竹の破裂音、そしてカラン、カランと鐘の音
 「猿だね。」住職と音のした隣の畑のほうに行ってみる。Y子さんが鐘を鳴らしながら歩いてきた。お隣のお父さんの軽トラックにはパチンコが乗っている。住職も明日さっそく買いに行くとか・・・ 本当に困ったものです。

 しばし前、隣の畑のお父さんが「猿が来たので、息子と2人で大きな音を立てながら追いかけた。多分下見に来たんだろうな、ここは危険だと思わせなくちゃ。」とのことだったけど、残念ながら団体さんで来たらしい。
 「○○さんのじゃがいも掘り返され、大きいのは全部食べられ、ちっちゃいのは残していたらしい。」「カボチャは小さくても旨いのか、取って行かれちゃた。」「お寺も戸をあけておくけど閉めておかないとあらされるぞ。」とのアドバイス。困ったことです。

 先日、もうすぐ咲きそうだった裏庭の山百合がなぎ倒され球根が食べられてしまった。これはイノシシらしい。百合根は美味しいんだそううだ、特にひめさゆりの球根は甘くて美味しいとのこと。いのししは土地を掘り起こして野菜を根こそぎ食べてしまうんだそうだ。 いま盛りに咲いている前庭の百合も狙われてしまうのだろうか。

  

 春には鹿に石楠花の蕾を食べられてしまったし・・・

 「畑に網を廻して自分がおりの中で仕事をして、動物が外で眺めているよ。」と住職の姉が歎いていた。
 「もう畑を作るのやめようかな。」と言っておられる方もいました。本当に困ってしまいます。
 
 
 
 

永田三十三観音巡り

2019-06-25 | Weblog
 「あれ 電源入んないぞ、バッテリーか?」 カメラマンの住職の声
 あぁ~~~またやっちゃたー
 そうなんです。バッテリーなんです。バッテリーは今頃重電機の中。
 昨夜 『明日の為に充電しておかなくちゃ』なんて思い、バッテリーを重電機に入れ、今朝そのままカメラだけ持ってきてしまったらしい。と言うか、そうなんです。
 「Mさんもそんなことがあるんだ。」とIさんの声。あるんですよ、それもしょっちゅう。トホホです。

 遠い昔「Mさんって遠くで見ている時はてきぱきと何でもこなしてしまうと思っていたのに、一緒に仕事をしてみたら思いがけずドジなんですね。」と言った後輩が居た。そう言ったのは、なにあろうIさんの娘さんだったのです。
 あたっているだけに「そうなんだよ。フォローよろしくね。」とは言ったものの・・・

 さて、気を取り直して「携帯でお願いしまーす。」

 

 永田三十三観音は、この地区の渡部家(衆議院議員をしていらした渡部恒三氏)のご先祖が、数年かけて西国三十三観音霊場のお砂を頂いて来られ、地区の山に三十三観音の御本尊のお姿を刻んだ石仏と砂を備えたもので、今では地区の方々が守っていらっつしゃる霊場です。

 今にも崩れそうな空模様の中、御詠歌講の皆さんと住職の説明に耳を傾けながら山の中を歩きました。
 長谷寺の石仏の前では「長谷寺和讃」をお唱えしました。
 

 「霊場を巡る時は札打ち和讃の方がいいんですよ。」と教えられたのですが、空で唱えることが出来るのは長谷寺和讃だけなのです。

 殆どの講員さんがこの霊場を回るのは初めて、そう言う私も初めて。
 昨日、33+アルファーでお賽銭を準備したけど、巡ってみたら他にもいろいろな神様がおられお社もあり「お賽銭足りるかな。」なんてちょと心配になりました。

 仏像や一つ一つのご本尊の前でそのお寺の御詠歌の説明を聞いたりしながら約2時間。
 本寺の駐車場にもどってきたら、大粒の雨が落ちてきました。
 「ふだんの行いが良いんだな。」なんてみんなで勝手に納得しながら、無事、巡礼の小さな小さな旅を終えました。







小さなお友達がやってきた

2019-05-25 | Weblog
 今年も保育所のとても元気な小さなお友達がやってきました。本堂で上手にお話を聞き、その後は「でっけー」「おっきな音だー」等と言いながら木魚や鐘を叩いたり、本堂を走りまわって元気に遊んでくれました。
 「こんなに大きな音で叩いたお友達ははじめてだな。」と住職が笑っていました。
 その後は子供達が楽しみにしていた外での活動、オタマジャクシ取り、ひよこやめだかの見学などを体験、獅子脅しの様子をじっくり見たり、六地蔵さんにお参りしたりして元気に帰って行きました。
 ちょうどお参りにこられていた方々も笑顔で見守っておられました。
 また来てね。

 
 白いヒヨコと黒いヒヨコ 子供達は興味津々。ちょっと大きくなったので網をかけた上からの見学。「だきたーい。」「さわりたいよー。」と子供たち、でも箱から出てしまうので今年は見るだけです。
 
 
 みんな上手に手でオタマジャクシを取っていました。「ぬるぬるしてるよ。」なんて気持ち悪がりもせず。上手に捕まえていました。バケツにいれて保育所に持ち帰りました。

  
 「イモリだよ。」と平気で持ち上げるげんき君。叔母ちゃんは苦手だ。         洋服が汚れるのも平気、みんな腹ばいで池に手を入れてオタマジャクシをつかまえています。
                                          「汚れちゃうよー」と言うお母さんの声が聞こえて来そう。

ピンクのアスパラ

2019-05-21 | Weblog
 「田島のアスパラはとっても美味しい。」そんな言葉をいただける地元のアスパラが自慢です。
 今年も自分が作っているわけでもないのに張り切って親戚や知人に送り、嬉しい言葉を頂きました。
 ところが困ったことがありました。昨年、今までお願いしていた栽培農家さんから「来年は受けることができなくなります。働いて下さる方がいなくて続けることが出来なくなったのでやめることにしたんです。」と言われていたので、新しい所を探すのがちょと大変だったのです。ここにお願いする前にお世話になっていた農家さんも家人が高齢になってやめてしまいました。美味しい所だったので本当に残念でした。
 農業を続けると言うことは大変な事なんだなー

 そんな中でうれしい事も
 今年お願いした農家さんのご主人が新しいアスパラ作りに取り組んでいたのです。娘さんが「これ撥ねだしですけど食べてください。」と持ってきてくださった中に、今まで見たことのない優しいピンク色のアスパラがあったのです。「今お父さんが頑張って栽培に取り組んでいるさくらアスパラなんです。」との事。「頑張れ 頑張れ お父さん!」
 


ホワイト、紫、さくらアスパラ

お料理の得意な方だったら上手に使えそうです。
我が家では天ぷら、炒め物、焼くなどでいただいていますが、住職は茹でて食べるのが一番好きのようです。