常楽院

福島県南会津町 真言宗

常楽院の環境整備の協力隊

2021-06-05 | Weblog
 季節の変わりの中で、常楽院の境内はツツジが散りイチゲやダイコンソウ、牡丹、藤も終わり、アヤメやカルミア、芍薬の季節になりました。ヤマボウシの白い花やてっせんも咲き、緑が濃くなり初夏の装いです。
 植木屋さんも松やツツジの木きなどの剪定に来て下さっています。そんな今日、桜会の方たちが庭木の消毒にきてくださいました。大きな木は自分達では出来ないので大助かりです。
  植木屋さん怖くないのかなー
  
 

ヤブイチゲ

2021-05-06 | Weblog
 昨日5月5日は子供の日 天神様や兜を出し今年の分の吊るし飾りも珍しく間に合った。
 しかし、菖蒲湯用の菖蒲はまだ伸びていない。
 と言うことで旧の5月5日まで出しておくこととなった。

 境内の花たちは、桜から花桃や水仙芝桜、ダイコンソウなどに変わった。
 最近お参りなどでお出でになられた方たちが「あの小さな白い花は何ですか。かわいいですね。」と目にとめて下さるのは “ヤブイチゲ" 
 豪華ではないけれど、真っ白い小さなかわいい花がたくさん咲きとてもきれい。グランドカバーに適したはなです。
  
 
 生命力が強い花で、ほとんど手をかけないでもふえてくれます。
 「お分けしますか?」と今年は5人の方にさしあげました。
 来年はその方々のお庭でかわいい花を咲かせてくれると思います。楽しみです。


2021-04-24 | Weblog
 この地域においても猛威を振るっていたコロナ、どこどこの誰が感染したんだって、あそこの施設ががクラスターなんだってなどという話が聞こえてきたり、知人のお父さんや檀家さんでもコロナでお亡くなりに方が出てくるなど、住職と二人鬱々とした気持ちですごしていた。
 でも、芝桜が咲き、チオノドクサが咲き、八潮ツツジが咲き、水仙が咲き、桜草が咲き、住職の友人たちのお手伝いで境内の芝焼をするなど、まだまだ注意は必要だけどちょっと明るい気持ちで春を迎えた。
 常楽院では一番最初に咲く境内前のオオヤマザクラが散り、本堂裏山のカタクリやレンギョウ、桜が咲き、今は芝生の中にポツンと一本立っている八重の桜が満開、気持ちも少しずつ春を迎えている。
 マスクやマウスシールドを付け、距離を確保し、部屋の風通しに配慮し一年以上ぶりに写経や御詠歌を再開した。皆さん本当に久しぶりのあつまりで嬉しそうでした。
 当たり前の日常が早く戻ってきて、気兼ねなく日常生活が送れるようになったらいいなー

3月11日 双葉町

2021-03-18 | Weblog
 数年前に亡くなられた親戚の方の納骨で、住職と二人で南相馬の双葉町に行ってきました。
 この方は10年前の震災で双葉町を離れ、帰りたいと願っていたのに避難先で亡くなられたのです。

 双葉駅は新しくなっていて以前の面影はなかったなー。震災から10年目と言うことで報道の方の姿もありました。

 私たちはそこを離れ、まだ除染の行われていない地区へ
 前もって申請し、頂いておいた車両通行書をもってスクリーニング場へ、そこで線量計、防護服や靴カバー、ヘアーキャップ等を頂き墓地に向かう。
 男の方達が早めに来て掃除をしてくださったので、きれいになっていました。
 「帰りたいって言ってた双葉だよ。良かったね。」泣き声で話しかけながらお骨を墓地に納める娘さんの姿に、こちらもうるうるになってしまいました。

 
 納骨が済んで自分たちの家にまわる。
 「手入れをしていないとこんな風になっちゃうんだね。」松の木がすっかり伸びていました。「梅の木なんてなかったのに、梅の花が咲いている。」庭に梅の木はなかったらしい。
 庭は草がぼうぼう。イノシシの糞が落ちている。カーテンレールは壊れている。
 「これ集めていたんだ。もう廃版になっているんだよ。持って帰ろう。」息子さんが部屋から数個の缶を持ってきた。
 もう住めない自分たちの家。辛いだろうなー
 雲一つない青空、めったに車も人も通らないであろう家の近くの四つ角の信号機の点滅が悲しかった。


 帰り道、車窓から見える田んぼや畑は柳の木とヨシが伸び放題。きれいになっている所は太陽光発電が設置されている。

 違う田んぼには除染土が詰められた数え切れない黒い袋が積んである。
 「ここはもう元にはもどれないね。」重い気持ちでその景色を目に焼き付けました。


お日様が消してくれるのに

2021-03-08 | Weblog
 日差しが暖かい昨日、住職は雪が気になるらしく除雪機でせっせと雪を飛ばしている。
 「お日様が消してくれるから、無理に消さなくてもいいんじゃない。」と声をかけても、「そうだなー」というものの機会は止まらない。気持ちよさそうに雪を飛ばしている。ガリガリと音がする。ギリギリ下まで飛ばしたいらしく、時に芝生を削るらしい音がする。
 
 
 もう少しすると、消えるなと言っても、消えるんだけどなー
 従業員としても早く雪に消えてほしいのですが、雪が消えると草が元気に伸びてきて草むしりが待っているんだよなー 忙しくなるじゃない と言う思いなのであります。

春の訪れ

2021-03-06 | Weblog
 
我が家の庭に一番先に春を届けてくれるクリスマスローズ。軒下にドドーンと積もった雪をどけて間もなく、今年も紫色の花を開いてくれた。
住職と二人せっせと雪をいじり消しているけど、駐車場を除けばまだまだ雪がしっかり残っているが そこだけ春。気持ちがほっこりする。


先日友人に誘われ栃木県大田原市のざぜん草を見に行ってきた。
群生地と言うことだったが花数が少なくちょっと残念。見学者も私達だけ、まめに花の様子を来ているという地元の高齢の方がおいでになり「今年は少ない。昔は一杯咲いたけど」と言っておられた。
でも、控えめな優しい花でした。

本日は晴天なり

2021-02-22 | Weblog
 昨日、今日と日差しが優しく、空気が暖かい気持の良い日となりました。気持の良い日です。
 そんな昨日、住職と二人で今シーズン2度目の屋根の雪下ろしをしました。午後になって雪がこけて一緒に落っこちると大変と言うことで、午前中早めにしっかり支度をして屋根に上がったけど台所の換気扇の近くのせいで温まったり冷えたりしているせいで、下のほうは厚い氷になっていてスコップが通らない、カケヤで叩き氷を割って片付ける作業雪を降ろしているうちに暖かくなり汗ばんできて上着を脱いで頑張りました。
 住職も従業員も、以前この作業をしていてスコップと一緒に落っこちたことがあるのでちょっと緊張。思ったより早く完了。良かった。


 雪の様子を見に駐車場に出て気がつく、お地蔵さんが帽子を被っている。

 昨日は被っていなかったはず。今日の午前中出掛けている間にどなたかがかぶせて行って下さったのでしょう。うれしいなー
 この先まだまだ雪が降るし冷たい風も吹きます。暖かく過ごすことが出来ます。ありがとうございました。
 
 

雪の中のお地蔵さん

2021-02-13 | Weblog
 昨日、今日と日差しが暖かい気持の良い天気、住職と二人雪かたずけ。水分が多くけっこう重い。スコップを持つ腕が痛い
 本堂の前や参道、六地蔵さんの屋根の雪下ろし等なかなかの重労働。それでも住職が除雪機で雪を飛ばしてくれるのでだいぶ楽。昔は参道は踏み俵で踏み固め、屋根の下はスコップやスノーダンプでかたずける等、今の何倍も大変だった。長い参道を踏み俵で何度も休みながら何度も往復した。若かったからできたけど今は無理かなー
 今は屋根の吹き替えをしてできなくなったけど、子供たちが小さかったころ本堂はかや屋根だった。私たちが本堂の屋根の雪下ろしをする時、子供達も一緒に上がり屋根の上で遊んでいたっけ・・・大変だったけど楽しかったなー

あまりぽかぽかと良い天気なので六地蔵さんも陽にあててあげようと顔の所だけ雪を払ってみました。

でも陽が沈んでしまったら、逆に寒いかな?

小さな方の六地蔵さんは屋根があるので直接雪はかかりません。


私の住む地域でも老健施設を利用された方からのコロナ感染が大きく広がり、施設がクラスターとなってしまい多くの高齢の方のコロナの感染者が出てしまいました。
亡くなった方もおいでになりました。檀家さんにもおいでになり「病院に入院中遠くからガラス越しに見るだけ、火葬にも立ち会う事も出来ず、花を手向けることも出来なかった。自分たち家族の元に戻ってきたときはお骨になっていた。笑顔で元気にショートステイに行くのを見送ったのにお骨になって帰ってきた。何ともやりきれない表情で語ってくれました。聞いている私達もとってもやるせない気持ちでした。

ここ数日南会津町の感染者はゼロです。なんだか空気が軽くなったようで息をするのが楽になったようなきがしました。このまま落ち着いてくれればいいと願っていたやさき会津若松市の病院からコロナの感染者出て、入院していた当町の方も感染したとニュースで報道していました。
誰が悪い訳でも無いのに、本人は基よりご家族の方も周りにとても気を使っておられおきのどくです。コロナは体調はもとより人の心まで傷をつけているようです。
毎日 早く、早く終息してくれることを祈って御本尊様に手を合わせています。



寒卵

2021-02-09 | Weblog
 外は雪がしんしんと降っている。常楽院除雪隊長は今日2度目の作業に出ています。
 今朝は「今日はピンを飛ばさなかった。」と喜んでかえってきました。「今日は3個も飛ばして、寒くて指が利かなくて交換が大変だった。」なんて言う日が多くて大変のようです。
 「下までやらなければいいのに」と言うと「せっかくやるからついつい綺麗にと思ってやっちゃうんだよね。」とのこと。わかるなー
 あんまりしたまで除雪しないで帰ってくるといいけど。

 今年もまた、町内の檀家さんが「寒卵」を持ってきてくださいました。
 寒卵とは、小寒から立春前日までの「寒の内}の期間に生まれた卵のことです。
 
 この時期のニワトリは、寒さの為餌を多く摂ろうとするそうです。そのため餌の栄養が普段よりも卵に行き渡り、一年の中でも濃厚で最も美味しく滋養に富んでいるとのことです。

 本当に黄味の色が濃くて味もしっかりしています。
 生で、卵焼きで、納豆と合わせて等で美味しく頂いています。感謝です。

 風水的には健康運や金運が上がるとも言われている縁起物の卵なんだとか、コロナなんか吹っ飛ばして冬を乗り切るぞー

鬼も内

2021-02-03 | Weblog
 立春が動くなんて知らなかったー。
 立春が2月3日が立春だったのは明治30年以来124年ぶりとか、来年は2月4日だそうです。
 ちなみに昭和59年は2月5日だったとか、全然記憶にない、

 と言う訳で 常楽院でも昨夜豆まきをしました。
 本堂で住職がお参りをした後で、本堂から外に向けて「福は内・福は内・福は内」「鬼も内・鬼も内・鬼も内」「コロナ退散・コロナ終息・コロナ絶滅」と二人で大きな声で豆まきをしました。
今年はコロナ終息が一番のねがいです。
 普通は鬼は外だけど我が寺は御本尊様はお不動様、お不動様は鬼ともいわれるので外に追い出してしまう事は出来ない。そこで鬼も内と大声で言いながら豆をまくのであります。

 子供たちが小さいときは障子紙で裃を作り、それにそれぞれ好きな絵をかいて豆まきをしたものです。大人二人の節分はちょっと寂しいな。

 豆まきをした後は「年の数だけたべなくちゃ。」と従業員、「歳の数食ったらお腹壊しそうだし、歯がダメになりそうだぞ。」と住職。「そうだねー。よし 一粒10歳と言うことにしよう。腹も身の内と言うし。」と言うことで二人で歳の数だけ食べました。早くコロナが逃げていきすように。