じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

夏で最後が感じられた東淀川 守口東

2021-07-18 19:21:26 | 高校野球
※東淀川
強豪大阪産業大付相手に踏ん張るも9回1点追加され0-3。尚もランナーたまってる状態で次打者の打球はやや詰まり気味のライナーでライト前に。通常ならワンバンで処理するところだがそうすると2塁ランナーが帰り0-4で尚もランナーたまってとズルズル大量失点しかねない展開。ここでライトがリスクは承知でダイレクト捕球を敢行。失敗すれば後ろに逸らして走者一掃で一気に試合が壊れかねない場面で見事ノーバン処理に成功、飛び出した1塁走者は戻りきれず併殺で一気にチェンジ。完封負けは喫するも強豪にスコアメイクは許さぬ殊勲の好守となった。ノーバンで捕れたのはたまたまその時に球運があったからに見えたが、その勇気あるライトの判断に、夏で最後、が感じられた。

※守口東
相手校にボールボーイを委ねなければならず部員数は9人かそれに近い少人数。察するにグランドは他部と共用だから外野守備の練習は出来ない。そのためかフライ処理にはやや不安が感じられポテンヒット性のフライは内外野の連携がなく大概ポテンヒットに。だが内野守備はなかなか堅守でゴロをきっちり捕球しファーストへ堅実な送球で確実にアウトに。与えられた条件の中で出来ることをしっかりと仕上げてきた様は試合前のノックからも感じられ、捕球送球の丁寧さが内外野問わず印象に残り、結果は強豪大冠相手に1-10でコールド負けもスコアとは良い意味でかけ離れた引き締まった好ゲームの立役者にチームみんなでなってみせたその姿に、夏で最後、が感じられた。特にショートの守備能力の高さは印象的だった。