じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪鶴見シニア 東住吉シニア

2020-07-12 14:55:36 |  中学野球
✳️大阪鶴見シニア
3投三輪選手右右1:上下分厚く背は高め。本格派。力のあるストレートを制球良く投げ、右打者の内も突ける。変化球の切れも鋭い。腕を非常に強く振るがその際に頭がぶれてしまう点が課題に見えたが、いずれにしても大阪桐蔭等全国制覇クラスの学校でやっていけるものを、十分に感じた。序盤から飛ばして投げても衰えぬスタミナに体そのものの強さも感じ、これなら強豪校のハードトレにも耐えて怪我につながりにくそう。チームの動きが割りとゆっくりに見えたため、高校でそういうところに入ったときにスピード感についていけるかが、鍵となるかも知れない



✳️東住吉シニア
3捕門田選手2年右右5:小柄もガッチリ上下分厚い体型。強肩。動き素早く決断力あり。打っても強いストレートに振りまけず力でヒット性。2年にして早くも大阪桐蔭等全国制覇クラスの学校でやっていけるものを兼ね備える。本職サードかもだが捕手としての資質の高さ感じる。相手が外の明らかなボール球に手を出したのを見てすかさずタイム。以降ほとんどを右左関係なく外のボール気味への威力あるストレートを投げさせ難なくピンチ脱出。感じる力の高さから来る巧みなリードにも感心した。打っても捕手らしく配球しっかり読んで変化球にも崩されず溜めて左中間真っ二つ。
5左右佐野選手右右2:上下分厚いガッチリ体型。打球への反応鋭い守備。大きく振れるバッティングが印象に。本職捕手かもだが外野でも十分にやれる。力あるストレートにも振りまけず捉えた打球は強烈な一撃。自分のスイングをさせてもらえないときの対応に課題が残るかもだが、この選手もまた、大阪桐蔭等全国制覇クラスの学校でやっていけるものを感じた。

2020年甲子園高校野球交流試合展望

2020-07-08 21:44:47 | 高校野球

 ※10日

 (1)大分商(大分)-花咲徳栄(埼玉)

大分商業のプロ注目の本格派右腕川瀬が額面通りに投げれば花咲徳栄打線が強力と言えど、攻略は難しい。それだけに徳栄としてはロースコアの展開に持ち込みたいところ。大分商業は小柄な左腕渡辺も、川瀬に負けず劣らずの強い球を投げる。

 (2)明徳義塾(高知)-鳥取城北(鳥取)

投打のバランスでは鳥取城北がやや勝っていそう。明徳としては明治神宮での星稜戦のように、点の取り合いに持ち込みたい。


 ※11日

 (1)天理(奈良)-広島新庄(広島)

センバツ開催されてれば優勝候補の一角をなしていたであろう天理は昨年秋の近畿大会や明治神宮大会のような打棒が発揮出来れば、試合を優位にすすめられる。広島新庄としては4,5点勝負に持ち込みたいところか。

 (2)創成館(長崎)-平田(島根)

21世紀枠で選出されていた平田が勝つ条件は、ロースコアの展開に持ち込むことか。

 (3)明豊(大分)-県岐阜商(岐阜)

投打にバランスのとれていそうな名門同士の戦い。がっぷり四つか。明豊はサイドから強いストレートを投げ込む財原のベンチ入りなるか、県岐阜商業はガッチリ体型の廣部と、共に関西出身の2年生に注目。


 ※12日

 (1)智弁学園(奈良)-中京大中京(愛知)

センバツ開催されてれば共に優勝候補に推されていたであろう強豪同士の対決。決め手を持っているのは智弁か。秋の公式戦全ての試合で4点以上奪った打線は強力。中学時代から全国レベルで活躍した選手がズラリと打線に並ぶ。昨秋東海と明治神宮を制した中京大中京ももちろん投打に力強く、太さ分厚さを感じる見るからに強そうな体格をした選手がズラリと並ぶ。プロ注目の本格派右腕高橋のストレートの強さは出色。さらには背番号10の左腕松島も、そうしたストレートを投げ込み同じくプロ注目。彼らの安定感がひと冬越えて増しているかどうかが、焦点のひとつになってきそう。

 (2)鹿児島城西(鹿児島)-加藤学園(静岡)

鹿児島城西の本格派右腕八方の攻略は容易ではない。それだけに加藤学園としてはロースコアの展開に持ち込みたい。


 ※15日

 (1)履正社(大阪)-星稜(石川)

昨夏決勝の再現は得点力に勝る履正社がやや優位かと思われる。プロ注目の左の強打者小深田を中心に秋の公式戦全ての試合で4点以上奪った打線は強力。とはいえ星稜も分厚い体つきをした選手を多く揃え見るからに強そう。熱のこもった力勝負も期待できる。

 (2)磐城(福島)-国士舘(東京)

秋の東京を2年連続で昨年制した国士舘に21世紀枠でセンバツに選ばれた磐城が挑む。ロースコアに持ち込む可能性は秘めるかと思われる

(3)仙台育英(宮城)-倉敷商(岡山)

秋の地区チャンプ同士の対戦は得点力に勝る仙台育英が優位。秋の公式戦全ての試合で4点以上奪った打線は強力。分厚い体をした選手を揃えた打線は見るからに強そう。センバツ開催されてれば間違いなく優勝候補に推されていたいたであろう。投手陣の層も分厚い。倉敷商業としてはキレのあるストレートを投げる左腕永野を中心に、点はとられどゲームは壊さぬ、で、食らいつきたい。


 ※16日

 (1)明石商(兵庫)-桐生一(群馬)

明石商業の注目の本格派右腕中森は直球変化球のレベルの高さだけでなく、遠投も全て受け手の胸元に投げ込むコントロールも出色。中堅手来田もプロ注目で共に昨年から甲子園等で活躍。桐生第一としてはそう多くの得点は臨めないだけに、しっかり守ってロースコア勝負に持ち込みたい。

 (2)帯広農(北海道)-高崎健康福祉大高崎(群馬)

昨秋の関東を制した健大高崎に21世紀枠でセンバツに選ばれていた帯広農が挑む。勝つためにはロースコアか

 (3)鶴岡東(山形)-日本航空石川(石川)

激しい点の取り合いが予想される。特に秋の公式戦全ての試合で4点以上奪った鶴岡東の打線は強力。


 ※17日

 (1)大阪桐蔭(大阪)-東海大相模(神奈川)

センバツ開催されてれば共に優勝候補に推されていたであろう東西の強豪同士の戦いは、得点力に勝る大阪桐蔭がやや優位かと思われる。秋の公式戦全ての試合で4点以上奪った打線は強力。あの明石商業中森をも攻略した。その中心に座る西野はとにかく対応力の高いプロ注目のスラッガー。彼を封じる事は根尾や藤原を封じるより難しいかと思われる。東海大相模が秋の戦いを観る限りディフェンスにやや不安を抱えて見えただけに、失点を重ねてゲームそのものを壊してしまうことだけは避けたいところ。とはいえ相模もでかい分厚い体格をした選手をズラリと揃え強烈。力勝負に持ち込み、大阪桐蔭左腕藤江を支える右腕関戸、左腕松浦といった注目の2年生を引きずり出したい。大阪桐蔭西谷監督、東海大相模門馬監督は同級生。毎年夏前に練習試合を行う仲でもある。

 (2)智弁和歌山(和歌山)-尽誠学園(香川)

投打にバランスが取れ力強い智弁和歌山が優位。尽誠学園は中学時代からの先輩後輩である村上、谷口の2枚看板に注目

 (3)白樺学園(北海道)-山梨学院(山梨)

昨秋の北海道を制した白樺学園本格派右腕を片山の強いストレートはMAX142以上の速さを感じさせる。野手は体の分厚さを感じる選手が多く、いかにも北海道の強豪といったどっしりとした強さを感じさせる。センバツ開催されてれば台風の目になった可能性を秘める。とはいえ、山梨学院もがっぷり四つに組む可能性は十分あるかと思われる。