じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

1月29日 大阪桐蔭

2017-01-29 19:57:22 | 高校ラグビー

※FW

体格

第一列は皆あんこがた、両ロックもがっちりしていて及第点。FL6は一列目でもおかしくない体型。7番もFLとして十分な体格、No8もごつかった。サイズに穴が見当たらないのが良いですね。

 

※BK

体格

ほとんどの選手がいずれもFWでもおかしくない体つきをしており、仕上がりの速さを感じました。

展開力

相手が強くなればどうなるかはわかりませんが、速さ鋭さが感じられてよかったです。

 

 

今期もBシードクラスの力は十分にありますし、今期は旧チームの東京のようなBシードクラス相手とはがっぷり渡り合って勝てる力は十分にあると感じました。少なくとも1月3日までは来れる力があると思っています。よほど悪いクジを引かない限りは3月の近畿大会には出れるでしょう。サイズに穴は感じず全体的に単にがっしりしてるだけでなく骨格もしっかりした選手ばかりのため、今後は現時点で十分全国トップレベルで見ても及第点のサイズより、そのサイズを持ってしてなお、トップレベルでの速さ鋭さを身につけるための練習に重点を置いた方がいいかなと感じました。昨期は東京相手にそこの部分でやられた感じがしたため、そのように思います。

 


1月28日大阪桐蔭B 興国 

2017-01-28 10:48:14 | 高校サッカー

※大阪桐蔭B

左MF8番君:攻守に良かったです。ゲームセンス、勝負所を読み取る嗅覚も感じました。

ボランチ5番君:守備が良かったです。記憶が間違ってなければ、昨夏の京都橘戦でボランチで出てた寺元君かも知れません。記憶もあやふやですが。

左SB、左MF11番君:守備が良かったです。攻撃でも他の選手が余裕ある場面で余裕あるプレーしか出来ずに豊かな攻撃になってなかったのに対し、この選手はそうした場面でも瞬時に決断し、相手に怖さを与えるボールさばきが出来ていました。もっと欲をもってプレーすれば、トップチーム入りも見えてくると思います。

 

見る限りこの試合で見た大阪桐蔭は完全なBチームに見えました。まずは守備で目立てる選手になること。この中から一人でも多くの選手を、トップチームで観れたらよいなと思います。

 

※興国

守備:点差が空いたこともあるのかもですが2失点は気になりました。ゴール前までやややらせすぎてるように感じましたので、もう少し前で常時相手を止めることが、今後の課題かも知れません。

攻撃:精度の高いポゼッションサッカーは今年も健在。華麗なだけでなく力強い。

 

興国は屈強で技術の高い選手をずらりとそろえ、今年も大阪の高校サッカーの中心的存在に変わりないと思います。悲願のインターハイや冬の全国選手権出場なると良いですね。出れば勝ち進む可能性を秘めていると思います。


第89回センバツ高校野球選考予想

2017-01-21 21:40:44 | 高校野球

※21世紀枠(東西各1、ランダム1)

東:富良野(北海道) 西:倉吉東(中国、鳥取) ランダム:洛星(近畿、京都) 補欠:多治見(東海、岐阜)

富良野や倉吉東の災害としっかり向き合い、打ち勝って地域にも大きく貢献した力強さ、抜群の進学実績を誇り、新聞紙面等でも有力視されている洛星、地に足のついた地域貢献からくる地元からの絶大な人気を誇る東の多治見、この4校のインパクトが特に強く感じる。今回新聞紙面等で特に有力と言われている部員10人のハンデを乗り越え強豪私学に善戦した東の不来方(東北、岩手)、24の瞳でおなじみであり、地域の人気は絶大なものがある西の中村(四国、高知)、この2校と上記4校との絡みが興味深いところ。東は富良野、多治見に不来方がどう絡むか。富良野は客観的に見ても有力な1校という位置づけと目されるが、多治見は今回の9校の中ではどちらかと言えば地味な存在であるが、私的にはランダムで十分ありそうな、今回の21世紀枠のダークホース的存在と推察する。西の洛星と倉吉東はどちらが西、ランダムにまわっても不思議に思わない。洛星は既に7校と多くの枠が与えられてる近畿地区の代表という点が唯一のネックか。これら2校に中村がどう絡んでくるかにも注目したい。

 

※北海道(1)

札幌第一 補欠:白樺学園 札幌日大

1校枠のため、必然的に北海道大会を制した学校のみの選出となり、推理意欲をそがれる感もあるが、補欠の第一位には、優勝した札幌第一と唯一接戦を演じた白樺学園を、早期敗退ながらここでは大抜擢したい。

※東北(2)

仙台育英(宮城) 盛岡大付属(岩手) 補欠:聖光学院(福島) 酒田南(山形)

雑誌等でも上記のように目されているが、もし不来方が21世紀枠に選出されれば、地域性から聖光学院の逆転選出もあると私的には思っています。東北大会で優勝した仙台育英と最も接戦を演じ、同校に負けず劣らず投打にバランスが取れていそうなその戦力は、今回の選考で侮れない存在と言える。

 

※関東 東京(関東4、東京1、+どちらかで1)

作新学院(栃木) 東海大市原望洋(千葉) 前橋育英(群馬) 慶応(神奈川) 補欠:健大高崎(群馬) 山梨学院大学付属(山梨)

早稲田実業 日大三 補欠:関東一 創価

関東大会ベスト4の4校と東京を制した早稲田実はほぼ決定。残り1枠を関東の慶応と東京の日大三で争うというのが雑誌等での見方であり、日大三やや優位との見方もあるが、慶応も、もし選ばれれば影の関東NO1ではと推察もされ、どちらも消し難く、ここでは両方選出と予想したいと思います。となると、関東ベスト4の内決勝に残った2校と、準決勝敗退の2校の内、慶応に勝って準決勝へ進出した前橋育英を外すわけにはいかず、もう一つのベスト4の健大高崎と慶応との比較検討になるかと思われる。健大高崎も県予選で前橋育英に敗れており、ともに惜敗。慶応が激戦区神奈川を制しているのに対し健大高崎は県でも2位。このことから、上記のような選考の仕方は理論的には可能とみる。東京の補欠2校は本来、準決勝敗退の2校が選ばれるはずだが、ここでは早稲田実相手に善戦した跡が見える関東一と、日大三相手に延長まで持ち込んだ創価を推したいと思います。

※北信越(2)

福井工大福井(福井) 日本航空石川(石川) 補欠:高岡商業(富山) 日本文理(新潟)

北信越大会優勝の福井工大福井と準優勝の高岡商業というのが雑誌等での見方であるが、ここでは日本航空石川の逆転選出を予想したいと思います。福井工大福井相手に激しい攻防を繰り広げており、好投手を擁し、福井工大福井に勝るとも劣らぬ投打にバランスのとれた戦力を誇ると推察されます。

 

※東海(2)

静岡(静岡) 至学館(愛知) 補欠:中京大中京(愛知) 三重(三重)

ここは補欠も含めてひねりようがありません。大方の見方通り以外に、思い浮かびません。

※近畿(6+神宮枠1)

履正社(大阪) 神戸国際大付属(兵庫) 大阪桐蔭(大阪) 智辯学園(奈良) 滋賀学園(滋賀) 高田商業(奈良) 神宮枠:和歌山東(和歌山) 補欠:報徳学園(兵庫) 上宮太子(大阪)

秋季近畿大会ベスト8の内、上宮太子を除いた7校が選出、高田商が神宮枠というのが雑誌等での見方であるが、洛星が21世紀枠で選ばれるという条件付きで、上記7校と補欠2校を順列も含めて予想したい。もし洛星が漏れれば、一般的に言われている7校の選出となるであろう。ベスト4の4校と準々決勝敗退校の内智弁学園はほぼ決定。智弁学園に関しては逆転で4校目での選出もありうる。残る2枠だが、準々決勝敗退校の内上宮太子は同一都道府県3校選出原則禁止の網にかかり苦しい。ただ、同校は大阪1位校であり、秋の近畿、及び秋の全国を制した履正社に今季唯一土をつけている。大阪桐蔭がその履正社に敗れていることもあり、同校を差し置いての逆転選出の可能性はなくはないが、そうなると準々決勝の智弁学園ー大阪桐蔭の勝った方を外し負けた方を選ぶという現象がおこってしまい、現実的には考えにくい。大阪桐蔭は本来選びたかったが同一都道府県3校選出原則禁止のため泣く泣く外したという理由づけもできなくはないが、そういう理論的なこと以前に、この智弁学園ー大阪桐蔭の試合は今回の秋の近畿大会のベストゲームと称されるハイレベルな攻防が繰り広げられたため、上記のようなことをしてまでこの両校の内大阪桐蔭だけ外すとは思えない。となると残り2枠はどうなるか。ここまでの5校と京都の洛星で和歌山以外がすべて埋まることに。今回の秋の近畿で和歌山県勢はいずれも初戦敗退。だが内容的には3校とも決して力の差は感じないものだった。8校も選べる状況にありながら和歌山だけ1校も選ばないというのはどうかという話が出てきても不思議ではない。初戦敗退からの救済があるとすれば県1位の和歌山東か。高田商に最終回追いつかれての大逆転負けだったが内容的には勝っていてもおかしくなく、逆転選出は十分に考えられる範囲内と思われる。となると、その和歌山東に勝った高田商を外すわけにはいかず、一般枠最後の1枠で高田商、神宮枠で和歌山東となるかと思われる。もしそうなれば報徳が2年続けて21世紀枠の絡みに泣くことになるがはたしていかに。もし本当にこうなれば、補欠は1位で報徳、2位で上宮太子が妥当かと思われる。あまり考えたくはないが、大阪以外の近畿代表が不祥事をおこした際、上宮太子を補欠1位にしていると同一都道府県から3校選出となってしまうため、それはできる限り避けると思われます。 

※中国、四国(各2、どちらかで1)

宇部鴻城(山口) 創志学園(岡山) 呉(広島) 補欠:鳥取城北(鳥取) 関西(岡山)

明徳義塾(高知) 帝京第五(愛媛) 補欠:英明(香川) 宇和島東(愛媛)

仮に倉吉東が21世紀枠に選出されたとしても、雑誌等でも言われてるように、中国3、四国2の割り振りになるかと思われる。中国は秋季大会優勝の宇部鴻城はほぼ決定。2校目で準優勝の呉がくるか準決勝敗退の創志学園がくるかが注目されるが、決勝で大敗の呉より、同じ相手の宇部鴻城と五分に渡り合った創志学園を2校目に推す声が上がってもまったく不思議ない。呉が3校目にまわれば四国に3校目がいく可能性もなくはないが、それでも公立でフレッシュさもあるとなると、いずれもにしても呉が漏れる可能性は低いと思われる。四国は秋季大会優勝した明徳義塾はほぼ決定。準優勝の帝京第五は決勝での大敗、県予選でも宇和島東に敗れている。その宇和島東が四国大会初戦敗退ながら明徳相手に最も競った戦いを演じているということから、逆転で補欠に回ってしまう可能性もなくはないが、ここでは、そこまで極端なことをするほどのことではないと予想します。その宇和島東を逆転で補欠の2位に選んでますが、予想を覆し、四国に3校目がわたるとすれば、この宇和島東が3校目扱いになった時かと思われます。

※九州(4)

福岡大大濠(福岡) 東海大福岡(福岡) 熊本工業(熊本) れいめい(鹿児島) 補欠:秀岳舘(熊本) 鹿児島実(鹿児島)

雑誌等では秋の九州大会ベスト4に残った福岡、熊本の各2校が、地域性は気になるも選出されるのではと予想されてますが、準々決勝敗退校のうち、県1位で九州大会でも東海大福岡相手に接戦を演じているれいめいが、フレッシュさも買って逆転選出されても不思議ないと思います。

 


第96回高校ラグビー決勝展望

2017-01-06 13:41:44 | 高校ラグビー

東福岡ー東海大仰星

トライの5点とPGの3点をいずれも1点と計算すると、4,5点勝負が予想され、この4,5点をいかにトライで奪うか、いかに相手にPGの3点を狙わせるようなしつこいディフェンスが出来るかが勝負の分かれ目になりそう。もちろん、トライ後のゴールの2点の精度も勝敗に影響するかと思われます。

東福岡は一列目のみならず第3列まで大柄なあんこ型の選手をそろえる重量FWを誇り、BKは今大会でも出色の決定力を誇る。対する東海大仰星もFWは一列目はあんこ型、両ロックは大型、第3列もがっちりしており重量級且つバランスのとれたFWを誇り、BKのハンドリング精度の高さは例年通り屈指のものがある。

上記のことから、スケールの大きい、ハイレベルな攻防の決勝戦が期待できる。


第96回全国高校ラグビー準決勝展望

2017-01-04 21:02:28 | 高校ラグビー

東福岡ー御所実

東福岡のアタックを御所実が前で止められるかが焦点。御所実の各選手は大きくはないが、体の分厚さ、骨太感が感じられ、見ていて強さを感じさせる選手がずらりと揃う。そんな彼らが鋭い出足で相手に向かっていくため、それが集散の速さ、あたりの強さにつながっている。東福岡の展開の速さ鋭さ、そして華麗さも屈指のものがあるが、御所実のディフェンス相手にトライを量産するのは容易ではないであろう。御所実の強さ速さ鋭さは攻撃面でも顕著で、展開力の鋭さには目を見張るものがある。東福岡FWは一列目のみならず、FLまで一列目体格の選手をずらりと揃える大型FWであるが、それでも御所実のアタックを止めるのは容易ではないであろう。東福岡としてはペナルティーで容易に3点獲れそうな場面でも極力トライにこだわり、御所実には逆にペナルティーの3点を狙わせるようにもっていけるかどうかが、勝利への鍵かと思われます。

 

東海大仰星ー桐蔭学園

桐蔭学園のアタックを東海大仰星が止めることが出来るかが焦点。東海大仰星は大型FWを誇り、大きいだけでなく動きに速さ鋭さも十二分にあるため、それが集散の速さにつながり、激しいディフェンスからのターンオーバーへとつながっている。BKもFWのような体格の選手を揃え、鋭く迫力があり、ハンドリング精度の高い展開ラグビーを見せる東海大仰星BK陣が、タックルなど守備でも目立てるかがポイント。対する桐蔭学園もFWはもちろんBKも他校ならFWで十分いけそうな選手を揃えており、激しいトライ合戦になる可能性も十分にある。