じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪桐蔭 金光大阪 大阪産業大学付属

2023-04-08 17:03:24 | 高校サッカー
✳️大阪桐蔭
守備:後半は自陣で戦う時間帯が長かったですがその割には危なげなく守れていたと思います
攻撃:前半の先制点は見事なパスワークでした この1点だけに終わった要因は相手の最終ラインの位置を意識したパスワークが出来てなかったことと後半自陣での戦いが長かったためと思われます 相手が最終ラインを上げるなどコンパクトにしてきた時は素早いパスワークで相手陣内に斬り込みたいですし相手が引いてきた時は中盤でじっくり回して誘き寄せたいとこかと思われます 自陣での戦いが長くなると攻撃はカウンターが主体になり1発で崩そうとするパスが多くなり、攻撃が単発で終わってしまう確率が高くなるかと思われます 2点以上とろうと思えば、攻撃時間そのものの長さは必要になってくるかと思われます


✳️今季公式戦初勝利も2点目がとれなかった原因は得点に対する貪欲さが足りなかったからかと思われます ピッチ上の選手が自信を持つことは決して悪いことではありませんが1点差では勝敗そのものがぶっちゃけわかりませんので上記意識が必要かと思われます 後半に前線の選手を1人代えましたが、敢えて攻撃のカードをもう一枚きっても良かったかも知れません



✳️金光大阪
間近でみても一人一人の体が分厚かったです 相手が人数揃えて陣形整えてしっかり寄せていても通して見せる強さとうまさを兼ね備えたパスワークが光りました 先日ダークホースと書きましたが府内での優勝候補かも知れません



✳️大阪産業大学付属
間近で見ると一人一人の体格は思ったほどではなかったですがチームとしての雰囲気はなかなかあるため、やはりダークホース的存在かと思われます

興国 阪南大高 東海大仰星 近大付属 大阪産業大学付属 金光大阪

2023-04-02 17:13:32 | 高校サッカー
✳️興国 阪南大高校
両校共に例年通り分厚い筋肉を身にまとった選手が多く一人一人の足元の技術もしっかりしており個々は互いに強かったです ただ、チームとしてのサッカーはまだまだこれからに見えました 互いに前半だけで2失点という数字からもそれが表れて見えました



✳️東海大仰星
ここ数年同様各選手の体格に特別なものは感じませんでしたが強そうに見えた京都橘相手にドローですから例年通り屈強な相手にも当たり負けせぬ強さを誇っているのかと思われます ただ3失点は気になる数字かも知れません 特に2失点目はコーナーキックからの失点でしたが例年しつこいまでに強くチャージしてくる同校の割には、この失点に関してはそれが見受けられなかったのは、今後の課題かも知れません



✳️近大付属
相手がガンバ大阪ユースということもあり守勢に回る場面が目立ち、粘るも結局は地力で押しきられた格好になりましたが、観る限り興国や阪南大高校と観た感じの強さは遜色なさげに見えました


✳️大阪産業大学付属 金光大阪
金光大阪は遠巻きにでしたのでおぼろげな面は否めませんが両校共になかなか屈強な体格をした選手が多く今季のダークホース的な存在なのかもしれません


✳️プレミアリーグでは履正社も初戦は大敗 今季の大阪の男子高校サッカーは混戦模様でまずはスタートしたのかもしれません







大阪桐蔭男子サッカー

2023-04-02 16:49:23 | 高校サッカー
✳️守備
風で伸びたロングキックにキーパーが距離感をあわせきれずハンブルによる1失点のみですから総じて見れば守備は悪くなかったと思います ただ集中を切らして見えた場面が時折あったのと味方がそうであるにもかかわらずその選手にパスを出してしまった場面が何度かあったことは課題かと思われます



✳️攻撃
個々には観るべきものがあった選手も多々ありながら1点で終わった要因はチームとしての攻撃がまだまだこれからに見えたからかと思われます 個々の力を得点に結びつけるにはこの日のように一定のリズムでのパスワークではなく緩急をつけることとバリエーションを豊富にすることかと思われます 最終ラインの裏を狙うだけでは複数得点とはいかないかと思われます



✳️現状大阪を勝ち抜く力、全国で戦う力はないように見えましたが先々そうなる可能性は感じさせたかと思われます 交代選手が皆機能してた点も良かったです これが常時出来れば選手層が分厚いということになり、相手は的を絞りづらくなるかと思われます


大商学園 大阪桐蔭

2023-02-05 17:52:00 | 高校サッカー

※守備

大商学園:終盤から延長にかけて以外はほぼ危なげなく守れていたと思います 相手が飛び道具を入れる等変化をつけてきたときの対応が課題として残ったかも知れません

大阪桐蔭:後ろがややセーフティファーストに過ぎた場面も 出来る限り自陣相手ボールスローインにせず極力前にいくべきと感じました そうしないと相手がプレスかけやすくなるかと思われます 相手がポゼッションに明らかにこだわり続けてる場合はもっと前線からプレスかけた方がよさげに見えました それがあまりなかったがために相手につながれてピンチを招く場面も前半は見受けられました 後半はしっかりと前から詰めることが出来ていたと思います 最終ラインとGKの連携は良かったですがあまりそこに自信を持ちすぎるとしまいに危ないことになります 連携が必要になる前に防ぐ事も心がけるべきに見えました 上記2つの事柄から最終ラインがしんどくなって見え、後のPK負けの一因に見えました 



※攻撃

大商学園:旧チームとは対象的にポゼッションの意識が高くチームとして攻撃を組み立てる力は高く見えました 相手に寄せられても落ち着いてかいくぐることのできる最終ラインのボールさばきとパスワークには光るものがありました 相手に寄せられた場面も含めてキックの精度が上がってくれば得点力も増してくるかと思われます

大阪桐蔭:旧チームと違ってキーパーからのポゼッションの意識の高さは感じましたが相手に詰められるとすぐさまロングキックに切り替わってしまうのが現状のため、そうした中でもパスワークとボール捌きでかいくぐれるものを身につける事が今後必要になってくるかと思われます マイボールのスローインの獲得を重ねる術も考えるべきかと思われます 上記が不足していたことも最終ラインにかかるプレッシャーと消耗につながり、PK負けのミソになって見えました 後2列目のサイドの選手が強かっただけに、クロスだけでなくシュートの意識も高めることが出来れば鬼に金棒かと思われます チャンスを感じる嗅覚がまだまだなためそうした場面で一手待ってしまう選手が目立ちました




※大商学園

旧チームより分厚く大柄な選手が多くチーム全体にスケール感、雰囲気がありました ただ見た目の体格差ほどフィジカル勝負で勝ててなかったのは気になりました 決定力という点でも課題が残ったかもしれません 終盤キャプテンが負傷退場しましたが大事に至らなければと思います 強そうなフィジカルを活かす体の入れ方等が身についてくれば、2年続けてのインターハイ制覇やはたまた冬の全国選手権も、という期待も十分出来るようになるかと思われます



 

※大阪桐蔭
旧チームと比べてまだまだチームとして線が細いと感じました チームとしての線が細いとチームとしてのサッカーのスタミナロスにつながり攻めたあとの戻りの遅さ等につながってしまう恐れがあるかと思われます 布陣はこの日は4-4-2 個々はうまくて強い選手が多いがそれがチーム力にはまだまだつながっていないように見えました まだまだほぐれるのに時間がかかる選手がちらほら 相手が強いと致命傷になることも この日はPK負けで新人戦2連覇を既のところで逃す 6人目外した場面については相手のGKを褒めるべきと思いました 気になったのが後一人決めれば優勝の場面で外した5人目の選手 守備の要CBとして、それ以上にキャプテンとして、体はもちろん頭と心のスタミナを他の選手以上に奪われやすい状況の中でプレーし続けた選手に蹴らさない方がいいかも 10か11番目のほうがと思いながら見てたのですが外した場面は特に頭の体力を奪われた中でのPKになってしまったがためにダフって見えました キャプテンならそれくらいは、という考え方もあるのでしょうが私はキャプテンにPKまで背負わせるのはどうだろう と思いながら見てました この選手をCBから他のポジションへ動かさずフル出場させることが出来たのは収穫かと思われます 収穫といえば他にも 交代で出場した選手が皆しっかりと戦力になれていたこと この日出番のなかった選手にも強さ鋭さを感じる選手がいたことは今後1年間の戦いにおいてきっと活きる時がくるかと思われます 野球がセンバツ出場を決めた時に後ろで練習してる姿が映ってましたが報道陣がわんさか訪れた野球部を、いい意味で、無視できて見えた緊張感溢れる練習風景が印象的でした 感じるものはあるだけに全国レベルで華開く可能性は十分あるかと思われます


※今季の大阪の高校女子サッカーも大激戦 上記2校はもちろん大阪学芸に追手門学院 加えて学芸に1-3で喰らいついた大阪偕星も迫ってきており過去1激戦だった昨年以上の厳しい戦いが、どの強豪校にも予想される今後1年間の戦いかと思われます 


第101回全国高校サッカー選手権大阪大会展望

2022-10-19 14:17:10 | 高校サッカー

※履正社 近大付 興国 東海大大阪仰星の4校が優勝候補かと思われる

 

※ゾーン毎展望履正社~常翔学園

プレミアリーグウェストで中位につけ善戦している履正社は今期も屈強な選手を揃え足元の攻防にも長けているらしい。昨年は府大会決勝で敗戦。2年ぶりの全国を目指す。対抗馬は数校存在するが順当ならベスト4へと駒を進めるものと思われる。不気味なのは大阪偕星あたりかも

 

※ゾーン毎展望近大付~金光大阪

2部ながらプリンスリーグ関西で首位をひた走る近大付が久しぶりに全国を狙える力をつけて大会に臨む。太田選手という屈強なFWを中心としたパワープレイが持ち味らしい。同じプリンスリーグ2部に所属する金光大阪、プリンスリーグの1部に所属する大阪学院あたりが対抗馬か

 

※ゾーン毎展望興国~東海大大阪仰星

唯一優勝校同士の潰しあいが予想されるゾーン。今期も屈強な選手を揃え相変わらずのパスワークを見せるらしい興国と今期も相変わらずボール奪取に強さとうまさを見せるらしい東海大大阪仰星 プリンスリーグ関西一部で優勝を争うチーム同士の対決が準々決勝で実現すれば必見の好カードとなるが昨年代表の阪南大高も同じゾーンに入り激戦必至の死のゾーン。例年と比べ抜き差し加減が今一つらしい阪南大高だが強さは相変わらずらしく、同大会までにしっかりとチームをあげてくる可能性は十分と言えるかと思われる。

 

※ゾーン毎展望関大北陽~桃山学院

履正社とともにインターハイに出場した関大北陽が入ったゾーンだが地力では大阪桐蔭か。プリンスリーグ関西一部では現状下位に沈むもディフェンスは堅いらしい。プリンスリーグ序盤はいろんな選手がシュートを放っていたらしくそうした攻撃が大会で発揮されれば5年ぶりの全国選手権も有りうるかと思われる。大阪U18一部首位の桃山学院も含め混戦が予想される。準決勝で対戦するゾーンが激戦だけに、このゾーンから漁夫の利で決勝に進む学校が出てくる可能性もあるかと思われる。

 

準決勝以降の展望は気が向けばも組み合わせ見る限りでは現時点では履正社と近大付がやや優位な位置に陣取って見えるがサッカーはくじ運とめぐりあわせのスポーツ。対岸の火事に巡り合うことが出来た強豪が、全国選手権切符をゲットするものとも思われる。

 

強い、ただそれだけではどうにもならない、当事者たちの力ではどうにもならない力、簡単に言えば運も必要になってくる。この大会はそういう大会かと思われます。