じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

2016高校サッカーインターハイ男子大阪府予選最終順位決定リーグ展望

2016-05-22 08:16:54 | 高校スポーツ

東海大仰星ー大阪学院

大阪学院は近大付属を3-1で撃破できるのだから力はあると思われますが、ここまで未だ無失点の仰星の堅守をこじ開けるのは容易ではなさそう。攻めても縦に速く激しい仰星の攻撃を大阪学院が止めることができるかどうかがポイント。

興国ー履正社

興国は今季も華麗なパスサッカーを展開するが、強敵大阪桐蔭を完封した履正社のディフェンスはそう簡単には崩れないだろう。つなぐだけでなく縦に速く激しくいくこともできる履正社攻撃陣を、興国が組織でしっかり止めることができるかどうかがポイント。

 

東海大仰星ー履正社

仰星の攻撃は激しいがやや1本調子なところがあり、履正社のディフェンスをこじ開けるのは容易ではなさそう。仰星も堅守を誇るため、0-0,1-0の展開が予想される。

興国ー大阪学院

興国が華麗なパスサッカーで大阪学院を振り回すことができるかがポイント。こちらは逆に激しい点の取り合いも予想される。

 

東海大仰星ー興国

興国は華麗なパスサッカーを展開するが、現在プリンスリーグ首位を走る阪南大学高校を完封するなど今大会未だ無失点の仰星からそう多くの点は臨めない。縦に速く激しい仰星の攻撃を、興国が封じることができるかがポイント。

履正社ー大阪学院

ここまで安定した戦いで最終順位決定リーグに進出した大阪学院ですが履正社ディフェンスをこじ開けるのは容易ではなさそう。履正社の攻撃を大阪学院が封じることができるかが焦点。

 

上位2校がインターハイ出場。あくまで私的感覚ですが、みるかぎり履正社、仰星がやや優位な感じに思います。ですが昨年も履正社と大阪桐蔭が優位と思われた中、第一節で大阪桐蔭が桃山学院に敗れたことにより最終節最後の試合までどの2校がゲットするか全く予断を許さぬスリリングな展開に。今季で言えば大阪学院、興国にもその力は十分あり。昨年の桃山学院、関大北陽よりありと言っても、過言ではないと思われます。

 

以上です。

 


5月22日興国 賢明学院 大阪桐蔭 履正社

2016-05-22 08:13:09 | 高校サッカー

※守備

興国:ほとんど危なげなく守っていたと思います。パスサッカーですから、カウンターには特に注意が必要かもですね。

賢明学院:ポゼッションサッカーの相手に前掛かりなポジショニングをとるも前からプレスにいく場面はほとんどなし。前掛かりなポジショニングでいくなら前からプレス。いかないなら引いてブロックを作るって感じでどちらかに徹底したほうが良かったかもですね。

大阪桐蔭:1失点ですから良く守ったと言っていいと思います。前半5分の失点は皆の集中がボールにいってしまったところを逆サイドを突かれての失点。皆と違うことを考え、行動に移せる選手が常に必要ということかもですね。

履正社:前半は相手にスペース与えてしまう場面が目立ち危なっかしかったですが、後半は消すことが出来ていたと思います。後半の方が危なげなく守ってみえました。

 

※攻撃

興国:徹底的なポゼッションサッカーは今季も健在。クロスの精度が課題でグランドをワイドに使った大きなパスサッカーも出来るようになれば鬼に金棒。パスサッカーのチームの宿命として、ハイプレスサッカーを仕掛けられた時に、その網をいかにかいくぐれるかがポイント。

賢明学院:高いレベルのパスサッカーを誇る相手に跳ね返すのが精一杯に見えるも、時折ボール奪取からのカウンターで相手ゴールに迫ってました。

大阪桐蔭:攻撃の組み立て自体は悪くなかったと思いますが、開始早々の失点で、シュートチャンスで打てなかったりと、いくべきところでいけなくなってた部分もあってみえました。後手を踏んだ時こそ、普段通りの自分を出せるかどうかだと思います。ボールを持ちすぎてしまう選手がいたのは先のイメージがない状態でボールを持ってしまっていたからかも知れません。前半終了間際に左MF福島9が下げられたのは、その前に前線の選手との呼吸が合わなかった事が一因かもですが、追いかける展開で、強い攻めごまをひとり失ったのも、無得点に終わった要因かもですね。

履正社:前半5分の先制ゴールはシュートも素晴らしかったですが、相手の左サイドでボールを奪った選手がすかさず自軍の左サイドへ大きく展開。この視野の広さが得点につながったと思います。

 

※興国:ポゼッションサッカーは攻撃的なサッカーである一方、パスを丁寧につなぐサッカーのため点が入りにくいという特徴もあるため、履正社や東海大仰星相手にそう多くの点は臨めないかもですね。横に柔らかいサッカーを志向するチームは、同校に限らず個人で縦に速く強くこられた時の対応が鍵になるため、そこをしっかり対応し、失点をいかに少なくするかが、インターハイ出場へのポイントかと思われます。GK1はセービング、キックの精度、パスサッカーの起点としての速くて高い判断力と、今季の大阪の高校サッカー界でも屈指のGKかも知れませんね。後、ボランチ7の太ももに上半身などしっかりした骨格も印象に残りました。柔らかいポゼッションサッカーを志向するチームですが、選手ひとりひとりの体型は決して華奢ではなく、それでもまだまだ細いですが、全体的に雰囲気ある体つきしてました。

※賢明学院:残念ながら強豪校との力の差を感じさせられる試合となってしまいましたが、これを肥やしに、強さを身につけられるとよいですね。

※大阪桐蔭:いつもはFWでプレーしてる選手が今日は右MFに。戦略なのか事情からなのかは分かりませんし、練習では大なり小なりそれでの練習にも取り組んでいたのでしょうが、少なくとも公式戦でそれまでほぼ不動だったところを変えて強敵相手の負けたら終わりの戦いに勝つというのは、難しいことだったと思います。冬の選手権予選でもよく見かける同校の負け方とも思います。致命傷となった失点もそこをやられてますし、攻撃もそれまで左サイドに偏ってましたので、攻守に影響あったようにみえました。女子に続き男子もチームとしてのサッカーは良いのに敗戦という、負けの中でも最もと言っていいくらいの悔しい負け方。女子が決める仕事ができず負けたのに対し、男子は皆と違うことを考え、プレーに反映させることができる選手がいなくて負けた感じにみえました。過去にインターハイを逃したのは同校これで3代目。過去に逃した2代は明らかに足りない部分があり、逃したのもやむなしの感がありましたが、今季のように力が十二分にありながら逃したのは今回が初めて。唯一の失点は集中が偏ってしまった一瞬の隙を突かれたもので、まさにトーナメントの怖さの洗礼を痛烈に浴びた格好。今後、苦しい場面で仕事ができる選手を一人でも多く育てることが課題になってきますが、こればっかりは、サッカー以外も含めて全て、日々の鍛錬しかありません。今季の大阪桐蔭は思いのほかチームとしてのサッカーの成熟がはやく、チームとしてのサッカーの質はここ数年でも屈指と言っても過言ではありません。いまだに公式戦全試合1失点以内を継続中と言うのは素晴らしいことです。組織でしっかり守れています。インターハイまではうまいとこが勝ちますが、それ以降は巧さ以上に強さを身につけないと勝てません。今季の大阪桐蔭は例年同様、いや例年にもましてうまさが目立ちます。体の強さを見た目からして感じるのは松浦と今岡くらいで例年以上に選手ひとりひとりの体型が華奢です。冬の選手権予選の頃には誰が誰だか分からなくなるくらい、選手の体格が骨格がしっかりしたものになっていれば、8年ぶりの冬の選手権もあるかと思います。プリンスリーグもある中ですから容易ではないと思いますが、それを成し遂げる必要があるかと思います。

※履正社:強敵相手に虎の子の1点を守り切り、2年連続の最終順位決定リーグ進出。昨年に比べればまだまだ熟していないチームですが、2年連続インターハイへの道が大きく開けたと思います。

 

以上です。

 


大阪桐蔭 大阪産業大学付属 阪南大学高校 東海大仰星 

2016-05-15 08:12:51 | 高校サッカー

※守備

大阪桐蔭:今日も2列目の選手たちの守備が良かったです。左サイドの選手たちの距離感などがやや合ってないようにも、特に前半はみえましたが事なきを得ました。CBのところでボールを奪われる場面が前半いつもより目立った感もあり、より速くて強い前線への対応に、若干の課題は残ったかもです。

大阪産業大学付属:相手のポゼッションに対して前掛かりなポジショニングをとってましたが前からプレスにいく様子はあまり感じませんでした。ハイプレスなのか引いてブロックなのか、はっきりさせた方が良かったかもですね。

阪南大学高校:延長でついに失点しましたが、激しく押し寄せえぐってくる相手に、よく守っていたと思います。

東海大仰星:単に激しく走りぶつかるだけでなく、常に最後まで足を伸ばし、相手のコースを消してました。一見ファウルにも見える激しいディフェンスでしたが、仰星ゴール前で観ててファウルなのに笛吹かれなかったと感じた場面は一度だけでした。激しくはありつつも、そのほとんどは、ボールにしっかりといけていたと思います。

 

※攻撃

大阪桐蔭:屈強そうな選手を多く揃えた相手に、これまでほどパスをつなげさせてはもらえてなかった感じでした。後半、1点リードだからか時間をゆっくり使った攻撃が目立つ。それ自体は巧みな攻撃の組み立てと思いますが、1点差ではまだ決めに行くことも必要で、そうした場面でまで時間をかけてしまっていたのは気になりました。2点目はもっと早い時間にとれたと思われます。そういう意味では、一方で攻撃の組み立てに課題も残したと思われます。

大阪産業大学付属:個々に強い選手の激しい突破が印象的でしたが前半はフォローなく単発で終わってしまう。後半のようにしっかりフォローして人数かけてたたみかける感じが前半から出ていたら、違った展開もあったかもですね。攻撃スタイルはキーパーからのつなぎと縦に速くを状況に応じてって感じのハイブリット型に見えましたが、これももう少しはっきりさせた方がいいかもしれません。

阪南大学高校:単に激しくぶつかってくるだけでなく、最後までボールに対し足を伸ばしてくる、相手の足、に、最後まで手こずってた印象です。

東海大仰星:相手の激しいディフェンスに手こずるも、寄せられた中でもサイドからのえぐりなど、常に相手より前、ボールに近いところでプレーし、ボクシングで言うところのダウンは奪えずもどのラウンドもボディブローを確実に奪い続けた蓄積が、延長前半開始早々の劇的な決勝ゴールにつながったと思います。ゴール前に何人もなだれ込む泥臭いゴールでしたが、それまでの同校の攻撃らしい、素晴らしいゴールでした。ファインゴールというのは、おしゃれなゴールだけを指すものではありません。攻撃に緩急をつけることが、今後の課題かもですね。

 

※大阪桐蔭:未だ今期公式戦全試合1失点以内継続中。これからも組織でしっかり守ることにより、1試合でも多くこの記録が継続されることと思います。次は履正社、プリンスリーグでは0-1で敗れていますが、視界は決して悪くないと思います。もちろん、相手も強いです。

※大阪産業大学付属:敗れはしましたが、屈強な選手が何人かいて、強さを感じるチームでした。冬の選手権予選の頃には、覚醒している可能性も秘めると思います。

※阪南大学高校:今年も十分狙える強さを誇りながらインターハイ出場を逃す。試合終了直後にミーティングしてる様を観て、今年も冬の選手権予選の頃には覚醒しているのだろうなと感じる。持ち前の激しさに強かさ、最後まで足を出すしつこさも身につけることが出来るかどうかが、鍵と思われます。

※東海大仰星:現在プリンスリーグ上位校との真っ向からのぶつかり合いを制し準々決勝進出。激しさに強かさ、しぶとさも併せ持つ学校がここにきて急激に浮上してきた印象。うまさより強さを前面に出す縦に速く激しいサッカーは冬の選手権予選向きで、インターハイ予選には向かず、うまさにかわされる危険性もあるものの、そうした学校があまり残っていないことも、同校にとって優位に働くものと推察されます。

 

以上です。

 
 

5月14日 履正社 汎愛 大阪桐蔭 関大北陽

2016-05-14 19:10:15 | 高校野球

※投手
履正社:エース左腕寺島の今日の先発は虚を突かれた感じでいろいろと推理意欲をかきたてられますが、今、チームで最も調子が良い投手と判断されたからだと、今日の投球を見て感じました。凄いと言えばやや大げさも、そうも言いたくなるくらい素晴らしいボールが、しかもコースにズバズバきてました。それも膝元に。同校がどのタイミングで次の先発決めるのか知りませんが、今日の状態なら連投もあると思います。余程調子が良かったのか、諸々しぐさ振る舞いも非常に軽やかでした。
関大北陽:オーバーハンドのエース右腕清水君が5失点完投。球に伸び、切れはありました。

※打力
履正社:エースで4番の寺島抜きでも迫力の打線。投手が良くて守備もしっかりしている実力五分の相手に真価が問われるというのが先週の印象で寺島が6番に入っても印象変わらず。
汎愛:今日打てなかったのは寺島を褒めるべき。決して打力の弱いチームではありません。浅井が出てなかったのが怪我とかじゃなければいいのですが。

※総合力

汎愛:今日は相手が悪く打てませんでしたが、どちらかと言えば打のチームという印象は、秋から変わりません。

関大北陽:こちらは逆に投手中心のチームに見えました。

大阪桐蔭、履正社:明日の決勝、両エースの投手戦ですかね😄


以上です。




5月8日 大阪学芸 大阪桐蔭女子 大阪桐蔭男子 関大北陽 東海大仰星 帝塚山泉ヶ丘 清風

2016-05-08 16:13:57 | 高校サッカー

※守備

大阪学芸:大阪桐蔭に攻め込まれるシーンが目立つも決定的な仕事はさせず。

大阪桐蔭女子:終盤のカウンターに沈むも1失点はディフェンスとしては責任を果たしている数字。最終ラインのみならず、前線や中盤もよく守っていた。

大阪桐蔭男子:右MF16と右SB5の連携など、2列目と3列目の守備の連携が非常に良かったです。両サイドハーフ9,16が追い詰めてコースを限定しSBなどがボール奪取など。今日は特に両サイドハーフの守備が光ったと思います。ゴール前の寄せが課題として残り、特に後半は危ない場面もありましたが、ファウルせずに寄せて決定的な仕事をさせないというのは難しいですね。それだけ、後ろの仕事は難しいということだと思います。

関大北陽:前掛かりなポジショニングで相手のパスワークをある程度封じるも攻撃につなげることはできず。ハイプレスか引いてブロックか、はっきりさせた方が良かったのかもですね。

東海大仰星:守備機会そのものがあまりなかったので分かりませんが、縦にがつがついくスタイルのため、カウンターには特に注意が必要かもですね。

帝塚山泉ヶ丘:東海大仰星の激しい縦の攻撃に懸命に耐えてましたがこらえきれず。

 

※攻撃

大阪学芸:FW10番の選手、終盤のゴールは反対側のゴールで見ていたためこの選手の得点か分かりませんが、大柄で強くて速かったです。カウンターは速くて威力があり、最後まで走って相手を追い詰めるものですから、相手はややセーフティーファーストに過ぎる守備をせざるを得なくなり、それが敵陣での攻撃を持続させることにつながっていたと思います。攻撃の機会は相手より少なかったですが、怖さをあたえる攻撃という点では、相手より勝ってました。

大阪桐蔭女子:小柄な17番のFWの女の子、動きが鋭くうまかったです。ただうまいだけでなく終始献身的に走り回り、素晴らしいスタミナを見せてました。多分下級生?1年生かも?もう一人のFW18番も強かったです。走りまわると言えば2列目の左の15番も時にはCBの位置まで下がるなど、広範囲に走り回ってて、これまた豊富な運動量を披露。この選手がボールをもって切れ込むと、ゴールへの臭いが出ていたように思います。この選手に代わって登場した左MF9番は去年から出ている選手ですね。去年はゴール嗅覚が印象に残りましたが、今日もシュートに対する意識の高さを見せていたと思います。キーパーのキックはほとんどがパントキック。過去の同校はもっとキーパーからのつなぎにこだわっていたように思いますが、年々、状況に応じてって感じに変わってきているように思います。

大阪桐蔭男子:今日の相手が前がかりなポジショニングをとるシーンが目立ったのと、プリンスとは違い負けたら終わりのインターハイ予選とあり、毎年そうですがキーパーはプリンスの時よりセーフティファーストなパントキックが目立ち、思うようにつなげていませんでしたが個々のテクニックなどで勝り徐々にペースを掴む。前半の先制点はCKからのこぼれを9,10だったかな?が素早くボールに寄せて拾って後方のFW8にはたいての8のミドルシュート。これはただただおしゃれな上質のシュートでしたが、その前のこぼれを拾った選手たちのことも忘れず称える必要があると思います。後半の2点目3点目も同様、2点目は9,15だったかな?とボランチ10の連携での10のゴール。3点目は9の怪我による途中出場の右MF13のボール奪取からのゴールと、どれも連動した守備から得点につなげたという点で良かったと思います。

関大北陽:後半は特につなぎのサッカーが出来ていたと思います。

東海大仰星:今年も縦に速く激しいサッカーを仕掛けてました。FW9番は速いしうまい。全体的にボール持ってからシュートが速く、シュートに対する意識の高さを、チーム全体から感じました。

帝塚山泉ヶ丘:相手との兼ね合いで、必然的にカウンター狙いに。後半は脅かすことも。

 

※大阪学芸:数名の個の強さを前面に押し出したサッカーで新人戦に続き大阪桐蔭に勝利。泥臭いサッカーでしたが、決める、という意識で相手に勝ったと思います。

※大阪桐蔭:前年からの主力の大半が残ってるはずですが、今日見ると昨年からメンバーが随分変わって見える。途中交代で出てきた選手は悉く前年からの主力。前年より選手層が厚い証拠だと思います。ここまで触れた選手のみならず、旧チームからのメンバーと思われるCB4番や右MF19番にボランチの2人も強かったです。1年から出ているGKは主将になり、これまでより随分体が大きくなって見えました。チーム全体として強さを感じる選手が多く、19番はぶつかり合って相手をぐらつかせる程でした。ただ強いだけでなく、チームとしてとても良いサッカーをしていたと思います。そう感じるのに負けるというのは非常に悔しい負け方をしたと思います。敗因は、皆役目は果たしたが、決める働き、ができなかったからだと思います。決める、というのは何も、ゴールを決める、と言うことだけではないと思います。今後はつなぐだけでなく、決める、プレーの精度、勇気、瞬時の判断力をいかに磨いていくかだと思います。会社の中の部署組織にも言えることですが、各自が役目をきっちり果たしている職場って実は成果が上がらないんです。個々の役目よりも会社の成果を上げるためにどんな仕事をすることが必要かという観点に立って、時には役目を逸脱した働きをすることが出来る。そういう、いい意味で嫌われるような働きをする勇気がある社員がひとりふたりいるほうがうまくいったりする。そういうことは往々にしてあります。大阪桐蔭でそうした仕事をする勇気、そうしたものをプレーから感じた選手は、今日みるかぎり17番と9番、15番でした。役目を果たすサッカー+勝負所で決めにいくサッカーが出来るようになれば、このチームは史上最高に覚醒する可能性も感じました。

※大阪桐蔭男子

この日無失点で今期公式戦全試合1失点以内継続中。組織で連動して守れているのと、CBの2人が要所で、決める守備、が出来ているからだと思います。右MF9の負傷退場が懸念されますね。万が一の場合、代わりは13,14あたりか。自らの守備から3点目につなげた13の短い時間での働きは、良いアピールになったかもですね。

※関大北陽

特に後半は、つなぎのサッカーが出来ていたと思います。ここも大阪桐蔭女子同様、課題は、決める働き、だと思います。

※東海大仰星

例年同様、縦に激しく攻め上がるサッカーを展開。そうしたサッカーを志向するには今以上に今後体をビルトアップする必要はあると思いますが、共に勝ち進めばの話で、前にガンガン攻め上がる阪南大学高校相手にカウンターが刺さり最終順位決定リーグ進出、の可能性は秘めていると思います。相手との兼ね合いはありますが、前年よりも、強さ、は特に後半たたみかける姿に感じられたとは思います。

※帝塚山泉ヶ丘

毎年シード校と対戦するかくらいまで勝ち上がってくるイメージの学校。強豪相手だとどうしても引いてカウンター狙いにならざるをえない。なら、そこを磨いていくことかと思われます。今日も前半はよく踏ん張ったと思いました。

※清風

帰り際チラと観ただけですが、思いのほか選手の体格がよく見えました。

 

以上です。