じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪桐蔭 京都国際

2020-10-31 16:40:37 | 高校野球
✳️守備
大阪桐蔭:京都国際戦先発の左腕川井投手振りかぶると切れのあるストレート変化球投げるがランナー背負うとどちらも球威切れが落ちセットでの投球に課題残した。技術的な問題かランナー背負ったプレッシャーからくるメンタル的な問題かはわからずも表情見てると後者の可能性も。この試合3回途中から登板の竹中投手からは昨年の同時期等修羅場をくぐった上級生ならではの経験を感じた。最後はオーバーハンド右腕西川投手が締める。ブレーキの効いた変化球と制球に見るべきものがありストレートが磨かれればかと思われます。智辯学園戦先発の松浦投手右肩大事なければと思います。この試合6回から登板の関戸投手のストレートの威力破壊的だがそれゆえに捕手もとれない。抑え目に投げると痛打されると悪循環。球持ちもう少し長くすれば破壊的なストレートを低めにコントロール出来るかと思われます。変化球も緩いのが切れあり、フィールディングは往年の桑田投手を観ているようで素晴らしい。
京都国際:先発した1年生右腕平野投手9、オーバーハンドから腕をしっかり振った力感あるフォームから伸び、威力あるストレート投げる。ただこちらもセットでの投球に課題を残す。こちらは全国クラスの機動力に耐えうる力がまだないように見えた。最後はエース左腕森下投手が投げる。打たれはしたがオーバーハンドややスリークオーター気味からなかなか切れのあるストレート投げていた。

✳️打力
大阪桐蔭:勝負どころを逃さぬ足、ベンチワークが光った。チームとしての打力そのものはまだまだこれからかと思われます。智辯学園戦スタメンの松尾選手は長田戦同様、振りにいくべきところでしっかり振りにいける。ただ体の強さそのものがまだまだで、大阪桐蔭の野球部員の体にまだなりきれておらず、そこがついてくれば、センバツでは不動のレギュラーもあるかもしれません。
京都国際:一線級の投手攻略には課題が残るが甘いのは逃さない点は光るかと思われます。

✳️大阪桐蔭
京都国際戦では控えの1年生投手が早々に潰され打っては5回までわずか1安打と完全に相手ペースで試合が進む中6回、先頭の四球をきっかけに畳み掛け終わってみればエース等主戦格温存で逆にコールド勝ちと地力底力の凄まじさを見せつけた。だが智辯学園のようにがっぷり四つの相手に同様に後手踏むとそうはいかない。打線はまだまだ反発力なく個々の打力そのものもまだまだ上げていく必要がある。現状例年よりやや小粒なだけに、センバツまでに宮下選手、池田選手の3,4番がどちらかが1番回るなど変わるくらいでないといけないかと思われます。松浦、関戸両投手もまだまだ素材だけで投げてる感じ。関戸投手の剛球を捕れる捕手の台頭も必要不可欠。田近捕手は素早いモーションで投げても軸がぶれずバッティングも含めて小柄ながらいい捕手ですが、下級生捕手の台頭も必要不可欠かもしれません。捕手以外もメンバー外の1年生投手の出現にも期待。全国制覇に向けて身に付ける必要がある要素は上記のように全てに渡ってたくさんあるかと思われます。強さを見せつけ課題もたくさん出た秋だったと思われます。

✳️京都国際
センバツはほぼ確定。全国で戦えるチームになるには、特に野手のレベルアップが必要かと思われます。

大阪桐蔭 天理

2020-10-25 22:10:45 | 高校野球
✳️防御力
大阪桐蔭:松浦投手立ち上がりとセットでの投球が課題か。セットになると球威が落ち走者を出すとすべてのイニングで失点してしまった。リリーフした時の凄味を頭から出せるようになりたいところ。守備は例年通り鍛えられている
天理:達投手はスタミナがこれからの課題か。守備は例年にも増して鍛えられてる

✳️得点力
大阪桐蔭:例年通りの打撃と高い機動力も駆使してここまではチームとして高い得点力を発揮している。
天理:長打力が高い。何でも振りに行く積極性は悪くないが変化球等見極めも大事。4番瀬選手の長打力は別格。来年はドラフト候補か

✳️大阪桐蔭
盤石と思われた投手陣だったが松浦投手7回4失点は全国制覇に向けやや不安か。盤石にするには関戸投手の力が必要不可欠か。先発松浦リリーフ関戸の盤石のリレーといきたいところか。ここまで公式戦全試合大量点の得点力が本物かはまだまだこれから。秋の近畿を制する可能性は高そう。開催されてれば初の神宮制覇も十分あったか。準決勝はエース以外の誰かを先発にたててきそう。川井投手、別所投手、左右の1年生のどちらかか。関戸投手は後ろにとっておきたいか。

✳️天理
旧チームほどの決め手は現状なさそう。ただ打線は秋の近畿大会ではすべてヒッティングでほぼノーサインに見えた。これが今後足、ベンチワークを絡めた攻撃が成熟してくれば、長打力は屈指のものがあるだけに、旧チームを凌ぐスケールを誇る打線に進化する可能性は秘める。センバツは微妙も有力かと私的には感じる。


和歌山岩出ボーイズ 大阪柴島ボーイズ 伊丹中央ボーイズ 橿原ボーイズ

2020-10-25 21:10:53 |  中学野球
※和歌山岩出ボーイズ(名前、漢字あやふや)
1遊石山選手右左6:やや細身もガッチリした体型。大きく振れる。振りそのものも鋭い。変化球打ちが課題?合わせづらいフォームの投手が相手でもしっかり振れる。俊足
2右福田選手左左9:上半身下半身ともに分厚い体型で大型感も。強肩、送球正確。俊足。打っても大きく振れる。全国制覇クラスの学校でもやれる可能性を感じた。巧くやろうとするより強くやろうとすれば、それは現実のものとなるかと思われます
4中平山選手右右8:細身も背は高め。俊足。守備範囲広い

※大阪柴島ボーイズ
1右一徳丸選手両左29:上半身下半身とも分厚く大柄。振り鋭いだけでなく非常に大きく振っても軸がぶれないため凡フライでもたか〜く上がる。まさに真のスラッガー。強肩送球速く正確。フライ顔の前で捕れるため観てて安心感あり。外野では左投げ、内野では右投げ。ファーストでもワンバン難しい送球をうまく拾う。捕球そのものも堅実。やはり大阪桐蔭等全国制覇クラスの学校でも十分やれるとの印象は、下級生時から変わらず
2遊河合選手右右26:華奢もガッチリ感あり。鋭く振っても軸がしっかりしている。守っても打球への反応速い。
4捕嶋田選手右右22:ガッチリした体型。強肩、体に無理なく速いモーションで投げることができる。
投菱田選手左左31:小柄なオーバーハンド。軸足のタメを長く作って直球強く制球力も高い。ベース付近からの変化球も有効。下半身が強そう
8中西垣選手右右59:細身。まだ1年生。強肩遠投正確。捕球から送球動作速い。打ってもツボにハマれば

※伊丹中央ボーイズ
1中三上選手左左8:小柄。捕球堅実送球正確。俊足
投左選手右右1:ドカベン体型もガッチリしている。オーバーハンドから重たそうなストレート。カウント球の変化球も精度高い。内外問わず制球力高く変化球も出し入れ巧み右打者の背中から膝元へ食い込むそれが有効。打っても柔らかく捌く。全国制覇クラスの学校でもやっていける可能性を秘める。体に似合わず技巧派な側面もあるが、最初から強でいけるようになれば

※橿原ボーイズ
1遊八尾選手右右8:ガッチリしていて体の厚みもなかなか。強くガツンとしばける。守っても難しいワンバンうまく拾う。
2中成戸選手右右51:やや細身もガッチリしていて背は高め。強くしばいて逆方向にも強い打球。守っても打球への反応良い
4一岩本選手右左46:ドカベン体型。強く鋭く振り抜いて強烈な放物線。凡フライもたか〜くあがる
5三左一投松本選手右左1:上半身下半身共に分厚さを感じる体型。6月よりさらに大きくなっていた。打席でどっしり構えることが出来ており相手に怖さを与えることが出来ていた。軸が本当に動かない。大きく曲がり低目に決まるカーブに全く崩れず大きなスイングで右中間真っ二つ。飛ばす力あり。6月に観たときはバッティングの印象が目立ったがこの日は守っては柔らかいグラブさばき、力まずともファーストへ鋭く正確な送球。さらには投げてもオーバーハンド、ややスリークォーター気味から伸び、切れのあるストレートを投げブレーキの効いたカウント球も有効。ストライド大きいベーランも魅力とどの側面からも魅力が感じられるように。6月に観たときは大阪桐蔭等全国制覇クラスの学校でやれるとすれば野手かという印象であり、それは今も、特にサードでの適性という点で変わらないが、その時よりも投手との二刀流の可能性も感じさせる選手へと進化を遂げて見えた。投手として下半身をもっと使えるようになれば、その可能性もより広がるかと思われる。





大阪桐蔭 東海大仰星 履正社 阪南大高

2020-10-18 07:16:50 | 高校サッカー
✳️守備
大阪桐蔭:相手の前線の選手の動きや強さを捉えきれず危ない場面もありましたが無失点に抑える。GKのセービング能力やGKとCB陣への首脳陣の信頼の高さを選手交代に感じました。
東海大仰星:蹴り合いになった影響からか前線や中盤のプレスがやや甘く見えたのは気になりましたが最終ラインの寄せの激しさは例年通りでした。それがゆえの致命的なファウルに御用心といったとこかと思われます。
履正社:余裕がありましたが時折見られた軽さは気になりました。ハイプレスに御用心かもですね。
阪南大高:守る場面がほとんどなかったので参考程度ですが、例年のようにフィジカルを前面に押し出して捕りにいくのではなく、足元で捕りにいく場面が多く見えました。

✳️攻撃
大阪桐蔭:1点に抑えられた要因はセカンドボールを拾えなかったから。前線の寄せ、そこからの中盤の予測、反応、単純に運動量には課題が残ったと思われます。終盤の決勝ゴールは中盤左サイドからの弾丸ロング。得点が欲しい場面で距離があるなかスペース逃さず瞬時の判断で放ったシュートは、結果はもちろん内容的にもスーパーゴールでした。
東海大仰星:ボール持ったら迷わずゴールめがけて蹴っ飛ばす。シュートレンジに入れば少々無理目でもどんどんシュートを放つスタイルは健在。
履正社:自陣でのテンポ良いパス回し。敵陣でのギアチェンジ等見るべきものがありました。シュートレンジでのシュートの決断力とその精度も高かったです。
阪南大高:例年のようにハイプレスからのショートカウンター一気ではなく細かいつなぎが例年以上に目立ちました。小気味良いパスワークで球離れが良かったです。ボランチ8のシュートの決断力とその精度の高さ、FW9の強さなどが印象に残りました。

✳️大阪桐蔭
1位とはいえ大阪の2部リーグでの話の相手にひやひやの1-0は、結果だけ見ればもの足らないですが、相手のヌヴェールが想像を超えて良かったです。確か今期は大阪の無名校からJリーガーが出てた記憶がありますが、ひょっとしてらこの日の相手の10番かもですね。ちなみに大阪桐蔭のBがリーグ戦でここに同じく1-0。この事からそれだけ今期の大阪桐蔭は選手層が分厚いと言うことが推察されるかと思われます。課題はありますが、総じて見れば決して悪くなかったとも思います。要はこの日は好ゲームを制したということかと思われます。

✳️東海大仰星
手こずる時間帯もあったものの危なげなく勝利。旧チームほどの雰囲気はなくじゃっかん細目にも見えますが近くで見るとやはり各選手しっかりした体格。やはり今期も優勝候補の一角にかわりなし。

✳️履正社
一言で言えば洗練された好チーム。全国に行けるかどうかは、手堅さ、泥臭さといったものも今後感じられるかどうかかと思われます。

✳️阪南大高
例年よりやや小粒に見えましたがそのぶんテクニックが例年より目立って見えました。小柄な下級生らしきバランサー13が強敵相手でも機能するかどうかが、浮沈の鍵かもしれません。

✳️興国は観れてませんが完勝のよう。例年優勝候補の中でこの時期に仕上げることが出来ず結局ドボンという学校が一校出てくるものですが今期はこの日見る限りではどこもしっかり上げてきて見える。よって今期は例年にも増して激しい優勝争い、熱のこもった力勝負が期待できるかと思われます。

2020秋季近畿高校野球シミュレーション

2020-10-13 16:43:29 | 高校野球

※1回戦

滋賀学園(滋賀1位)-智弁学園(奈良2位):滋賀学園の右腕阿字を智弁学園打線が攻略できるかが焦点。阿字投手の制球、及び滋賀学園の守備も鍵となりそう

龍谷大平安(京都1位)-山田(大阪3位):山田としてはロースコアの展開に持ち込みたい

市立和歌山(和歌山1位)-東播磨(兵庫2位):市立和歌山のMAX152右腕小園投手に注目が集まるが試合の焦点は市立和歌山の打線を東播磨がいかに封じるか

東海大仰星(大阪2位)-智弁和歌山(和歌山3位):共に投打に高いレベルでバランスが取れていそう。仰星の右腕高橋投手は智弁和歌山の注目の本格派右腕中西投手に負けず劣らずの好投手

和歌山東(和歌山2位)-京都国際(京都3位):和歌山東がロースコアの展開に持ち込めるかが焦点

神戸国際大附(兵庫1位)-近江(滋賀2位):共に投打に高いレベルでバランスが取れていそう。共に好投手を擁する。強いて焦点を言えば阪上投手ら神戸国際投手陣を近江打線が攻略できるかになるが、互いの守備走塁が明暗を分けるかもしれない

大阪桐蔭(大阪1位)-長田(兵庫3位):長田はロースコアの勝負に持ち込むことがジャイアントキリングへの条件。大阪桐蔭は松浦投手でも関戸投手でもない投手の先発も有り得る。だとすれば1年生左腕の川井投手か。

天理(奈良1位)-乙訓(京都2位):天理は旧チームからの主砲瀬選手を中心に今期も打線が強力そう。乙訓も1年生の好打者石本選手を擁する


※準々決勝

滋賀学園ー龍谷大平安:阿字投手が平安打線を封じる事が出来るかが焦点。滋賀学園の守備もポイント

市立和歌山ー智弁和歌山:今期三度激突。過去2回はいずれも市立和歌山が勝っているがどちらが勝っても不思議ない戦い。共に注目の本格派右腕を擁する。個の魅力は市立和歌山、選手層の厚みでは智弁和歌山に分があるかと思われる。

京都国際大付ー近江:共に県下位校のため、センバツに向け負けられない戦いになるかと思われる。

大阪桐蔭ー天理:優勝候補同士の潰し合い。大阪桐蔭は松浦、関戸と左右のプロ注目の本格派右腕を擁し総合力ももちろん高い。だが試合の焦点は大阪桐蔭打線を天理が本格派右腕達投手を中心に封じることが出来るかかと思われる。達投手のスタミナ及び天理の守備力が鍵となるかと思われる。


※準決勝

滋賀学園ー智弁和歌山:決勝に向けここはエース回避で共にくる可能性も考えられる。だとすれば点の取り合いか

近江ー天理:ここも互いにエース回避有り得る。だとすれば天理がどのタイミングで達投手を投入するかがポイントになるのかもしれない。


※決勝

智弁和歌山ー天理:スケールの大きそうなチーム同士の戦いは、智弁和歌山打線が天理の達投手を攻略出来るかどうかかと思われる。


これにより

天理、智弁和歌山、滋賀学園、近江が決定。5校目で大阪桐蔭が地域性と総合力で入り込み残り1枠を市立和歌山と龍谷大平安で争うという図式かひょっとしたらひねってこの両校が共に選ばれて・・・・・ってな可能性もなきにしもあらずで果てさてってな感じですが、ここに名前を挙げなかった学校にとっては外れるとよいと思いますし挙げた学校にとっては当たれば良いなと思います。


無観客だろうがなんだろうが楽しみです☺