じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

12月30日 常翔学園 東福岡 中部大学春日丘 深谷 東京 大阪桐蔭 石見智翠館 御所実 桐蔭学園 國學院栃木 長崎北陽台 朝明

2016-12-30 23:46:10 | 高校ラグビー

※FW

サイズ
常翔学園:花園予選決勝の頃よりチームとしてのサイズが良くなって見えました。1列目はあんこ型揃い。
東福岡:プロップ畠中、小林、フロントロー岩谷、ロックの清原、箸本、フランカー吉永までが全員一列目のような体型の超大型FW。
中部大学春日丘:1列目はあんこ型、その他5人もがっしりしており、サイズに穴は見あたらず。
深谷:一列目はあんこ型揃い
東京:鴇田、斉藤、野村の一列目はあんこ型
大阪桐蔭:清水、山口、紙森の一列目はあんこ型。ロック積、2年生の鈴川は大型。フランカー中野、呉山、エイトの野村はいずれも大型で、全国トップレベルで見ても、サイズに穴は見あたらず。
石見智翠館:3番のプロップはあんこ型、5番のロックは大型
御所実:3月に見たときより一列目が大きく見え、あんこ型に拍車がかかって見えた。北村、延山、林の一列目には強さを感じた。城間、長嶺、毛利の第3列は小型も骨太でがっしりは3月と同じ。
桐蔭学園:1列目はあんこ型。他の5人もがっしりしており、サイズに穴は見あたらず。
スクラム
常翔学園:体格の優位を活かし優勢に。
中部大学春日丘:マイボールでも押し込むほど、体格の優位を活かし優勢に。
深谷:大型FW相手に、相手ボールのスクラムで常にプレッシャーをかけるなど、サイズの不利をものともせず優勢に。
モール
大阪桐蔭:攻めにも守りにも強さを見せた。
ラインアウト
大阪桐蔭:リフト高かった
御所実:リフト高く安定していたと思います。
集散の速さ
常翔学園:相変わらずの速さ。よかったです。
深谷:強い相手を囲って組織でうまく守ってました。
大阪桐蔭:花園予選の頃より速くなって見えました。うまく相手を囲って組織で守ってました。
 
※BK
サイズ
常翔学園:花園予選決勝の頃より全体的に骨太感があり。
中部大学春日丘:がっしりした選手もいました
深谷:がっしりした選手もいました
大阪桐蔭:松山、江良の2年生ハーフ団は小柄も骨太感あり。松本主将と久保の両CTBは骨太感あり。
御所実:3月に見たとき同様、小柄も筋肉がしっかりした小型あんこのような体型の選手が多く、強そうでした。
桐蔭学園:全体的にがっしり感あり強そうでした。
展開力
常翔学園:スピード感ありました。
東福岡:スピードも技術も素晴らしい、迫力のハンドリングラグビーでした。
東京:速くて綺麗でした。
御所実:速さとハンドリング技術の高さは、小型ながら力強さを感じました。3月の頃とは別のチームのごとき進化に見えました。
タックル
大阪桐蔭:いいタックルが入ってました
御所実:いいタックルが入ってました
プレースキッカー
御所実:プレースキックというよりはFB岡村だったかな?のゲームの中でのキックの精度に飛距離が印象に。効果的でした。
 
 
常翔学園:佐賀工業相手にスコアメイク出来たのは進化の証。まだまだ勝ち進む可能性を秘めていると思います。
東福岡:素直に考えれば優勝です。
中部大学春日丘:サイズ面での穴はなく力強さは十分あります
深谷:スクラムなどセットプレーの安定、相手の突進を人数かけて囲むなど組織力で勝り勝利
東京:バックスの展開力は想像以上。次の相手大阪桐蔭を翻弄できるか否かは?
大阪桐蔭:次の東京戦、FW勝負を試合の主に出来るかどうかかと思いました。
石見智翠館:派手さはないが勝ち進む可能性を秘める。
御所実:この日の内容は3月から覚醒して見え、東福岡にさえも勝つ可能性を感じました。
桐蔭学園:東福岡に勝つには、バックス勝負に勝てるかどうかだと思いました。FWは五分にやれる可能性十分と思います。
 
敗れた学校の中では
國學院栃木:シードダウン食らいましたがいいチームでした。全体的に骨格がしっかりしてました。相手に留学生パワーをうまく使われ敗れましたが、抽選で勝ってれば、勝ち進む可能性も十分あったと思います。東福岡に勝つ可能性も秘めていた、東福岡に勝つに適していたチームだったと思います。
長崎北陽台:敗れましたが個々の強さはAシードクラスでした。第一列だけでなく2列目以降にも第一列のような選手を揃え、BKも皆がっちりしており迫力ありました。スクラムなどセットプレーが磨かれていればと思いながら見てました。
朝明:サイズは大阪桐蔭と変わりないものがあり、額面通りスクラムは最後まで五分に渡り合っていました

12月28日 佐賀工業 日本航空石川 尾道 茗渓学園 大分舞鶴

2016-12-28 21:42:16 | 高校ラグビー

※FW 

サイズ
佐賀工業:ごつい選手ももいました。
日本航空石川:大倉、古田の両プロップはあんこ型。坂口、篠田の両ロックは上背はなく小柄だがガッチリ感はあった。フランカー難波はいかにも第3列ってな大きさは特別感じないが骨太感ある体型。エイトのモアラはかつてのラトゥを彷彿とさせる迫力の体型だった。
尾道:石丸、淡野、伊ケ崎の一列目は皆あんこ型。ロック中村は大型ロック。フランカー田村はフランカーらしい小型だが骨太感ある体型。エイトの丸山はエイトとして及第点の体型。
茗渓学園:第一列はもちろん、両ロックも大柄なあんこ型体型。第3列も皆、体格十分だった。
スクラム
佐賀工業:サイズで相手より劣勢に見えながら相手を圧倒する場面もあった。
日本航空石川:相手を圧倒する場面が多かったように思います。
尾道:マイボールでも押し込むほど相手を圧倒。二度三度と、相手の反則を誘ってました。
モール 
日本航空石川:押し込むモールは電車道でした。
尾道:相手にモールを組ませぬ巧さがあったように思います。組まれてもよく踏ん張ってました。
茗渓学園:相手にモールを組ませぬ巧さがあったように思います。こらえきれずトライを許す場面もありましたが、総じて見ればよく守ってたと思います。
 ラインアウト  
茗渓学園:相手ラインアウトも積極的に奪いにいけてたようにおもいます。
 
 ※BK 
サイズ 
佐賀工業:しっかりした体格の選手もいました。
日本航空石川:スタンドオフ河井は小柄も骨太感あり。WTBフィフィタはラトゥがBKにいる感じで迫力ありました。CTB粟津も小柄も骨太感あり。
尾道:スタンドオフ小野、WTB沖、CTB藤原、倉岡、FB村田は小柄も骨太感ありましたし、WTB奥平はなかなか大型感もありました。
茗渓学園:スクラムハーフはなかなかの筋肉体型でした。
 展開力 
佐賀工業:なかなかのスピード感と鋭さがありました。
日本航空石川:フィフィタの突破力はもちろんのこと、粟津の強さも印象的でした。江本もスピードある突破を見せていました。留学生の突破が目立ちますが、チームとしての展開力もなかなかのものがありました。
尾道:攻めに転じたときの突破力に見るべきものがあり、特に後半はロングゲインが目立ちました。
茗渓学園:特に後半は同校特有のトリッキーなハンドリングラグビーが炸裂、相手を翻弄してました。
 
※ 総評 
佐賀工業:次はBシードの常翔学園。シードダウン、可能性はあると思います。
日本航空石川:次の相手のBシード校國學院栃木の寸評を見る限り、バックス勝負に持ち込む。留学生の突破を最大限に活かす。でも彼らの突破に頼らない。彼らも自分たちで決めようとしない。こうしたことに意識を置けば、シードダウンの可能性も見えてくると思います。そのためには、スクラムなど密集戦での球出しをいかに素速くするかが大事になってくると思います。BKの中でも骨太感があったCTB粟津がどれだけボールをもって活躍出来るかが、留学生の突破を最大限に活かせるかどうかの分かれ道かもですね。
尾道:次の相手はAシードの御所実ですが、十分がっぷり四つに組んでやれると感じました。
茗渓学園:伝統のトリッキー且つスピード感溢れるハンドリングラグビーで相手を翻弄し、名門同士のシーソーゲームを制する。このゾーンは御所実と尾道の一騎打ちとみてましたが、茗渓学園が割って入り三つ巴になる可能性も秘めているなと感じました。
 
大分舞鶴:敗れた学校の中では唯一ここが印象に残りました。あんこ型揃いの第一列などFWは皆、各ポジションに見合う体型。BKも同様。個々のぶつかり合いでも勝ってました。スピードへの対応力がついてくれば、下級生も多く残るようですし、来期以降、期待が持てると思います。

家族に乾杯での吉田沙保里さん

2016-12-17 21:17:04 | 日記

ご存知レスリングの吉田沙保里さんのことです。

こないだ家族に乾杯に出演された際、梱包作業の際の手際の良さと丁寧な作業ぶり、手の動かし方などに感心いたしました。

バラエティ番組に出てるときの印象からだと、失礼ながらがさつなイメージがあっただけに、柔らかさを感じさせた梱包作業ぶりに見入ってしまいました。

当たり前の話ですが、オリンピックで3大会続けて金メダルを捕るには、単にパワフルというだけではだめなのですね。ちょっとしたことですが、先に触れた柔らかさ、丁寧さ、それでいて手際の良さが、レスリングの試合にも出ているのでしょうね😊

 

以上です。


12月3日 10日 大阪桐蔭

2016-12-11 22:21:26 | 高校サッカー

この2試合は攻守にボランチ村田15の、足元のさばきが印象に残りました。きっちり足元で守備が出来てましたし、相手からボールを奪うときは必ずと言っていいほど、この選手が絡んでました。守備で目立てるというのは大きいことです。攻撃でも球離れの速いパスワーク、単に球離れが速いだけでなく、相手との間、も、しっかりとれてました。冬の選手権予選後に台頭してきた選手でそれまで見かけなかった選手。もし3年生ならそれまで起用されなかったのが不思議なくらいでしたし、何か大きなけがでもしてたのかとも思いますし、もし下級生なら、最後の試合で有終の美を3年生に、特にそれまで試合に出れなかった3年生に飾らせるために必要不可欠なプレーヤーということで首脳陣から高い評価を受けていたと推察され、来期以降が楽しみと言うことになるかと、思われます。球離れの速いボールさばきは、目立たずしてさりげなく目立てるって感じで、もし3年生なら、今後もサッカーを続けるのだとすれば、上の世界での飛躍の可能性を秘めると思います。

 

はい、これで今季も大阪の男子高校サッカーはおしまい。大阪桐蔭は今季は全国の舞台を一度も踏めなかった数少ない年になってしまいましたが、チームとしてのサッカーの質は歴代でも屈指だったと思います。内容と結果は必ずしも伴わないものです。全国出れば勝ち進んでいたのでは?と思われます。昨年は降格の危機の中での最終戦でしたので最後までハラハラドキドキ、全試合終わってからも神戸弘陵の結果次第でハラハラドキドキでしたが、今季は既に残留も決まり最後は楽しく?穏やかに?3年生が勝利で有終の美を飾ることが出来、それまで試合に出してあげたくてもなかなか出せなかったであろう3年生がたくさん試合に出れてよかったと思います。

 

来期の大阪桐蔭は3年ぶりのJリーガー誕生の可能性も感じさせる世代と勝手に思っており、今季公式戦を多かれ少なかれ経験している選手が多く残りますので、インターハイ出場の期待感は高いと思われます。ただ、そうなると例年そうですが、それ以降のチームのもっていきかたという問題も、出てくる可能性が高いと思われます。現3年生世代同様、球離れの良さが目立ちますが、上級生になれば自分たちがやらなければという意識が今以上に強くなるかと思われ、そのことにより今の良さが失われなければよいなと思います。とにかくまずはファウルをしない足元などの守備で目立てるようになること。インターハイ予選や冬の選手権予選、特に冬の選手権予選を勝ち抜くためには、そこでも、というかそういうときだからこそ普段通りの自分たちのサッカーが出来るかどうか、プリンスリーグでやってるサッカーが出来るかどうかかと思われます。

 

他校も含めて、楽しみは来年も続きます😊


2017センバツ21世紀枠地区代表校予想

2016-12-11 19:04:24 | 高校野球

※北海道:稚内大谷

日本最北端から史上初の甲子園球場の期待がかかる。

 

※東北:不来方(岩手)

部員10人で強豪八戸学院大光星に善戦し、スタジアムの観客から大きな拍手を受けたとかで、21世紀枠の有力候補として期待がかかる。他実績で見れば県1位で東北大会でも1勝を挙げた横手(秋田)も候補。佐沼(宮城)や小高工業(福島)は震災にも負けず頑張っており、これらの学校もまた、地区代表に選ばれても、全くの予想の範囲であるかと思われます。

 

※関東:石橋(栃木)

少ない部員で関東大会に進出し、準優勝の東海大望洋市原に善戦しておりやや優位か。他、部員10人ながら県ベスト8に進出した前橋西(群馬)あたりも面白い存在か。

 

※北信越:村上桜ヶ丘(新潟)

北信越大会に進出した実績が申し分ないだけでなく、地域住民と協力して荒れ地を整備したグランドで練習しているというのも、21世紀枠の理念に合致するかと思われます。他実績で見れば北信越大会で1勝を挙げた小諸商業(長野)も有力。地域貢献で県から推薦された羽水(福井)も面白い存在。

 

※東海:四日市(三重)

県ベスト16止まりながら強豪海星に善戦、何より偏差値70以上でコンスタントに東大現役合格者を輩出している抜群の進学実績がある分、優位かと思われます。夏ではあるが全国制覇を昭和30年には果たしており、オールドファンには懐かしい存在。他、実績で見れば多治見(岐阜)あたりが対抗馬か。

 

※近畿:洛星(京都)

唯一地区大会に進めなかった学校ばかりで構成される地区。偏差値70以上でコンスタントに東大現役合格者を輩出している抜群の進学実績、部員10人ながら強豪龍谷大平安に健闘と、21世紀枠候補として申し分ない。

 

※中国:尾道商業(広島)

オールドファンに懐かしいだけでなく地区大会に進出の実績、さわやか野球の実践と、地区代表校として申し分ない。震災の復興ボランティア活動に精を出す倉吉東(鳥取)も有力。

 

※四国:中村(高知)

24の瞳、でかつてセンバツを沸かせたオールドファンには懐かしい存在。同県の押しも押されもされぬ強豪私学の明徳義塾に勝って地区大会に進出した実績だけでなく、それが地域に元気を与えているという点でも、地区代表校にふさわしい。ただ、少人数や地理的ハンディを乗り越えただけでなく、行方不明の男性を発見して高野連から善行賞を受けた今治北大三島(愛媛)や同じく離島の土庄(香川)など、ここは東北と並ぶ21世紀枠の激戦区。

 

※九州:高千穂(宮崎)

九州大会に進出した実績だけでなく、徹底された礼儀作法という観点からも、やや優位か。離島の宮古総合実(沖縄)も、面白い存在。震災で大きな被害を受けた熊本の球磨工業を選出するかどうかで、九州の一般枠の選考の方向性が、見えてくるのかも知れませんね。

 

21世紀枠は困難克服、進学実績、野球部員の野球以外の取り組み。この3大要素から各1校選ばれる。地区代表校は高野連関係者のみで決められるせいか割と実績重視で選ばれる傾向があるが、最終選考は浅井愼平氏など普段高校野球と関わり合いのない著名人が主なメンバーとして選考にあたるためか、実績以上に野球部そのもの、果ては学校そのものが問われての選考になっているという印象が私的にはあり、仮に地区代表校が上記9校になったとすれば最後の3校は、

 

東:不来方(困難克服)

西:中村(地域との一体感から感じられる日々の取り組み)

に、素直に考えればなるのではと私的には思い、だとすれば、残る一つのランダム枠は進学校から選ばれると思われ、四日市と洛星の争いになるのかなと邪推しています😊。当然、最終選考にも高野連関係者が入られるはずで、明治神宮枠が近畿にもたらされているというのがどう影響するかが、選考を左右するのかも、ですね😄