じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

男子高校サッカー冬の選手権大阪府予選展望

2017-09-28 16:24:25 | 高校サッカー

10月15日から2次予選が始まり、いよいよシード校が登場する大阪府予選。東海大仰星、履正社、大阪桐蔭、興国、阪南大高あたりを中心とした優勝争いが予想されるが、U18大阪一部リーグを制し、来季のプリンスリーグ参入も視野に入れる優勝候補の一角、大阪学院が一次予選で敗退する波乱が既にあり、その他多くの強豪校等も含めた激しい戦いが予想される。

 

そんな大阪府予選をゾーン毎に見ていきたいと思います。

 

※東海大仰星を取り囲む引っ掻き回し役

昨年度選手権ベスト4で今年のインターハイにも府予選1位通過で出場した仰星は敵陣には大体ロングキックで入り込み、そこから巧く、そして激しく相手守備陣を切り裂いていく。守ってはゴール前をしっかり固める攻守にシンプルなサッカーはトーナメント向きで、2年連続の冬の選手権の可能性は十分に感じられるがプリンスリーグ後半の戦いが、戦績見る限りではやや不安定なのが気がかり。同じゾーンにはインターハイ予選で近大附と派手に打ち合った大体大浪商、その近大附を撃破し履正社にもインターハイ予選で善戦した常翔学園、さらには東大阪大柏原、そして桜宮、大冠、北千里といった公立の雄が虎視眈々と優勝候補の足元を狙う図式となっているかと思われます。

 

※履正社に迫れるか関大一

東海大仰星のゾ━ンの勝ち上がりと準決勝であいまみえることになるこのゾ━ン。注目のFW町野を擁する履正社の目で見て感覚的に感じられる強さは大阪でも屈指のものがある。だが、インターハイ予選では攻守に決め手を欠いて出場を逃した。プリンスリーグ後半の戦績を見る限りでも、まだその傾向が感じられるのが気がかり。同じゾ━ンには同じくプリンス組の関大一も控える。ここ数年、プリンスではパッとせずともト━ナメント戦では優勝候補に常に立ちはだかってる印象。今季も先日のプリンスリーグでの戦いを見る限り、フィジカルのしっかりした選手が多く、大会期間中のディフェンスの出来次第では、優勝争いに絡む可能性を秘めると感じさせるものがあったと思われます。その他大産大附は春先からフィジカルがどれだか上がってるか、他名門関大北陽に清明学院、さらには公立の槻の木も毎年、優勝候補に一泡吹かすくらいの力は誇っており、今年もそうした楽しみは十分にあるかと思われます。

 

✳大阪桐蔭との一騎打ちに持ち込めるか金光大阪

上記2つのゾ━ンとは決勝まであたらないこのゾ━ン。2年続けてインターハイを逃したのは1期生の下級生時以来の大阪桐蔭だが、プリンスリ━グでは首位をひた走り、来期のプレミアも視野に入れるところまできている。特にプリンス後半戦の好調ぶりが際立ち、そのままの調子が続けば、9年ぶりの選手権も十分に期待がもてると思われる。チ━ムとしてのサッカーではまだ昨年の域を出ない感はあるものの、個々の力では昨年を上回る。とにかく速さと正確さが持ち味のサッカーだが、大会を勝ち抜けるか否かは、プリンスリ━グ後半戦全試合1点以内に抑えているディフェンスの安定を、この大会でも保てるかにかかっているかと思われる。見てて感じるものも出てきた。このゾ━ンの対抗馬一番手と目される金光大阪もプリンスリ━グ後半での好調ぶりが目立つ。春先より力強さが増して見えるが大阪桐蔭に対抗できるか否かは、こちらもまた、プリンスリ━グ後半戦全試合1点以内に抑えているディフェンスの安定を、この大会でも保てるかにかかっているかと思われる。他、桃山学院、賢明学院、帝塚山泉ヶ丘に公立の摂津あたりが、2校に待ったをかけることができるかどうかも、注目される。

 

✳全国制覇も狙える?興国、阪南大高に近大付属も絡む最激戦ゾ━ン

大阪桐蔭のゾ━ンの勝ち上がりと準決勝であいまみえるゾ━ンに、既に敗退した大阪学院も含めて優勝候補が集中。他のゾ━ンを圧倒するほどの激戦ブロックが形成されることに。特に興国、阪南大高は今期の大阪で最も、目で見て感覚的に感じるもの、がある両校であり、全国制覇の期待もかかるこの2校が早期に潰しあうのは何とも口惜しい限りである。興国はJリ━ガ━を3人も輩出するそうだが、見ても誰がその3人か分からないくらい、個々の技術と強さが際立っている。今期も浪速のバルセロナの異名そのままにポゼッションサッカーを志向。柔らかさだけでなくフィジカルの強さも兼ね備える。今季大阪随一の攻撃力を誇るが、インタ━ハイ予選でもそうであったように失点の多さが気がかり。ト━ナメントを勝ち抜くにはディフェンスの安定は不可欠。ポゼッションサッカーは攻撃サッカーではなく攻撃は最大の防御サッカー、という意識で臨めるかが鍵となってきそう。これだけの強さを誇りながら今期もプリンスリ━グ参入を逃した勝負弱さを払拭し、全国の舞台に立てれば必ずや勝ち進む学校と目されるだけに、その戦いぶりに期待がかかる。阪南大高は今季プレミアリ━グでは苦戦が続くも全国トップレベルのサッカーを常に体感。春先に見たプレミアでは持ち味のハイプレスサッカーを90分やり続け、激しさを前面に押し出していたが、インターハイ予選では前半は引いてブロックを形成、後半打って変わって激しく前がかりにいくなど抜き差し加減をしっかり計り強かにインターハイ出場を決め、全国でもベスト16まで進み、強豪市立船橋にもスコア見る限りでは善戦した。とにかく各選手の胸板に足腰の太さが際立ち、縦に激しいサッカーを支えている。興国と対戦すれば、相手のパスワークを前で止められるか、相手にいかにポゼッションサッカーをさせないかにかかっているか。ただ、相手はロングボ━ルを駆使したパスサッカーも巧みなため、むやみに前にいくわけにもいかず、それこそ、抜き差し加減、が大事になってくるであろう。ここも、インターハイ予選の最終順位決定リ━グで見せたディフェンスの安定を、選手権予選でも発揮できるかが、浮沈の鍵となりそうである。この勝ち上がりを迎え撃つ場所に位置するのが近大付属。インターハイ予選ではパッとせずもプリンスリ━グでは2位を保持、だがプリンス後半のスコア見る限りでは決め手に欠けるなど、今季はなんとも微妙な感じではあるが、春先に見たときは優勝候補に値するチ━ムであると感覚的に感じさせるものは見せていた。今季は例年よりも柔らかいポゼッションサッカーを志向して見えるが、一方で骨格のしっかりした選手が多く強さも感じさせる。やや相手を見すぎるきらいがあって見えたディフェンスが改善されていれば、死のゾ━ンを勝ち抜いても決して不思議ではない。さらには大阪学院を撃破した大商大堺に清風も絡んだ激しいゾ━ン勝ち抜け争いが繰り広げられることになりそうである。

 

昨年は優勝候補同士の戦いで2つ勝った学校がなく、最後までつぶしあいを回避できた仰星が選手権切符をゲット。その観点で見ると興国や阪南大高のゾ━ンはやや不利という風になってしまいますが、強豪同士の戦いを勝ち抜いたことで勢いに乗ることも考えられるかと思われます。いずれにしても10月15日から再開されるこの大会ですが、それまでに約3週間から一月ほどある中断期間での過ごし方が非常に大事になってくるかと思われます。毎年この間にチ━ム力が上がる学校もあれば、逆におかしくなってしまう学校もあり、どの学校がどうなっているかは、大会が再開すれば、大なり小なり分かってくることかと、思われます。

 

 

 

 


9月24日 香里丘 東海大仰星 四條畷 富田林

2017-09-24 19:25:23 | 高校野球

✳投手力

香里丘:右のスリ━クオ━タ━気味、時にサイドからも投げたエ━スは、やや球は軽いですがストレート、変化球共に強豪でも十分通じる球筋と変化球の切れでした。

東海大仰星:背番号1と18の共にオ━バ━ハンド右腕はいずれも旧チ━ムからの主戦投手で、共に甲子園を狙えるレベルであることは今さら言うまでもなし。今後はいかなる場面でも、平静に投げることが求められるかと思われます。

 

✳打力

香里丘:非力さは否めませんが、敢えてハ━フスイングでタイミングを合わせてたように見えたあたりなど、それを補うべく各打者工夫して見えたのが印象に残りました。殿馬打線、なんて名付けたいくらいです😉

東海大仰星:本来力はある打線のはずですが、この日は打ち急いで見えたりなど、力を発揮できてないように見えました。

 

香里丘:守備はまずまず。打線の非力さを補う姿勢は個々にとどまらず、チ━ムとしての攻撃からも随所に感じられました。強豪相手に勝利の一番の要因は投手の好投かと思われますが、まるで漫画のようなベンチワ━ク等々も効を奏しており、試合に大事な影響を与えて見えました。

 

東海大仰星:投手以外は総入れ替えからくる経験不足が敗因かも知れません。この日は力を出しきれていないように見えました。体格には見るべきものがあり、秋、冬の間に守備走塁のスピード感を増すことができるか否かが、春以降の飛躍の鍵かも知れません。

 

四條畷:リリーフした背番号10の小柄なオ━バ━ハンド右腕のフィールディングの良さが印象に残りました。市岡戦の終盤の逆転勝ちに続きこの日は4点先制された直後に満塁弾で追い付き延長で不利な表でありながらサヨラナのピンチを凌いでの勝利。投打に特別なものは感じませんが、勝負どころで守備走塁で強さを発揮出来ているのが、勝ち進んでいる要因かと思われます。市岡戦では終盤の好走塁が逆転の道しるべになりましたが、この日は延長で一死二塁で三遊間への強い打球を内野安打で止めたショ━ト背番号6の球際の強さが、結果として大きなプレーとなったかと思われます。その後スリ━バントスクイズ三振ゲッツ━で試合終了。抜けてれば同点で尚もサヨラナのピンチでした。

 

富田林:最後は攻め急いで負けた感じがしましたので、今後、勝つこと以上に負けないこと、に重きをおいた野球ができるようになれるかどうかかも知れません。投打に特別なものは感じませんでしたが、リリーフした背番号5はなかなか力のある球を投げており、一冬越えて本格派右腕に成長を遂げれば、強豪私学に一泡吹かせる戦力を誇るチ━ムに成長を遂げる可能性は秘めているかと思われます。


9月23日大阪桐蔭 関大一 金光大阪 奈良育英

2017-09-23 07:47:33 | 高校サッカー

✳守備

大阪桐蔭:1点に抑えましたが自陣でのゴ━ル前の守備には課題が残ったかと思われます。相手ボ━ルをやや見すぎてしまい、GKのファインセ━ブに救われた場面が2度ほどあり、もう1,2点与えていてもおかしくなかったです。前線や中盤ではボ━ルにしっかりと絡めていました。

関大一:大阪の高校のなかではトップクラスのスピードについていけてない場面が時折見受けられましたが、フィジカルの強さは感じました。MF三宅君6の強さが印象に残りました。

金光大阪:終了間際に1点許しましたが、相手ボ━ルにしっかりと絡めていました。

奈良育英:強豪校のスピードに判断も含めてついていけてないように見えたのが、特に前半の大量失点につながってしまったかと思われます。後半はそうしたスピード感に慣れてきたのか、ぎりぎりのところで対応できていたように思います。


✳攻撃

大阪桐蔭:今月頭に観たときよりも球離れがとてもよかったです。先制点はFW菊井君11の瞬時の判断が光りました。やや敵陣でGKと一対一になるもまだ距離はある。ここで普通ならドリブルでゴ━ル前に迫るプレーを選択しそうなところですが菊井君は素早くミドルシュ━ト。ドリブルを選択していたら相手に詰められていたと思います。3点目も良かったです。ボランチ西矢君8が中央で相手を引き付け素早く左サイドへ。左SB加藤くん4がこれまた鋭くかけあがり素早くクロス。そこへ飛び込んだのは確かFWの菊井君11だったか8と11が逆だったかおぼろげですがこれらの一連の流れ全て良かったです。2点目はやや時間がかかりすぎで得点に至らなくても不思議ない場面で、もし本当にそうなっていたら、流れが変わっていたかもですね。

関大一:チ━ムとしての攻撃で目だった印象はありませんが、鋭さとスピード感はあったと思います。最後のFKは見事でした。後、CBの選手だったかボランチの選手だったか忘れましたが、クロスの精度の高さが印象に残りました。

金光大阪:大量得点しましたが、全体的にボ━ルを持ちすぎて見えたのがやや気になりました。ただ、そんな中でもFW渡辺君10は春先観たとき同様、球離れが良かったです。春先見たときはボランチだったように思うのですが記憶違いかな?

奈良育英:全体的に足元のテクニックを感じる選手が多く、ボール持った選手が相手に詰められてない内に無理なプレーをすることが出来るようになればというのが春先の印象でしたが、この日見ると、各選手そうしたプレーが出来ており、春先よりもパスワ━クが良くなって見えました。

 

大阪桐蔭:この日でプリンスリ━グは中断し、約三週間後に選手権予選初戦を迎えるにあたり、非常に良いチ━ム状態になっていると思います。ただ、毎年この空白の間にチ━ム状態に良くも悪くも変化が起こるもの。昨年はこの間に履正社に何らかの悪い変化があってみえ、逆にそれまで今一つだった近大付属のチ━ム力が覚醒した感が見受けられました。大阪桐蔭は今のところ、優勝候補の一角に文句なしに推せるチ━ム状態になりつつあるだけに、選手権予選までの期間を大事に過ごしてほしいと思います。2度目の選手権出場なるか否かは、ゴ━ル前の守備の精度、が、この3週間でどこまで上がっているか、かも知れませんね🎵


関大一:この日は特に守備面で相手のスピードについていけてない場面もあり完敗でしたが、負ければ終わりの選手権予選では、強豪校の戦いももっと慎重になるかと思われ、フィジカルの強さは感じるだけに、ディフェンス勝負で面白い存在になる可能性は、十分にあるかと思われます。


金光大阪:春先に観たときより断然、強さを感じる激しいサッカーができるようになっており、優勝候補の一角に推せるとこまでチ━ム力を上げてきていると言って良いかも知れません。春先はともすれば倒すべき的がはっきりしているチ━ムにも見えましたが、攻撃面で感じた側面がこの三週間でどうなっているかによっては、どこからでもいける分厚いチ━ムに変貌を遂げ、優勝候補の一角に名乗りを上げていることになるかと思われます。

 

奈良育英:どちらかというと縦に速くといった風に見えましたが、足元のテクニシャンを多くそろえたチームに見えましたので、キーパーからのつなぎのサッカーを志向するのも、良いかも知れないなというのが春先の印象でしたが、この日見ると本当にそうしたつなぎのサッカーを展開するチ━ムになって見えました。フィジカルで勝負できるチ━ムには見えないだけに、そうしたサッカーの方がチ━ムに合っていると思います。プリンスリ━グでは苦戦していますが、そこでの経験が活きて、選手権出場につながると良いですね🎵その可能性は十分に感じられます。

 

 


大阪高校女子サッカー冬の選手権予選順位決定リ━グ最終節展望

2017-09-18 21:05:50 | 高校サッカー

✳大商学園━大阪桐蔭

大商学園の左サイド対大阪桐蔭の右サイド。ここの戦いをどちらが制するかにかかってるかも知れません。大商学園の左FW11はとてもフィジカルの強い選手で中央を縦に強く切り裂くかと思えば左サイドから鋭くえぐってゴ━ル前に切り込むことも。シュ━トの意識も高く瞬時に判断して狙うこともできる。大阪桐蔭としてはCB、右サイドの選手を中心に、この大型FWをいかに止めるかにかかっているかも知れません。一対一の勝負は極力避けたいところですが、他にも強い選手が揃っており、難しい対応を迫られるかもしれません。一方大阪桐蔭の右MF18もまた、単にドリブル突破力があるだけでなく、状況を瞬時に捉え、的確なプレー選択をすることができる好選手。大商学園の左CB10はピンチを素早く察知し未然に防ぐ力に長けてみえ、前節やや乱れて見えた左サイドの連携が修正されれば、なかなか切り裂くのは容易ではなさそう。加えてスタミナの消耗が激しそうなプレースタイルに見えるため、フルタイムでの稼働は難しそう。大阪桐蔭は負ければ近畿行きの条件である2位以内が怪しくなり、引き分け以上なら近畿行き決定。これをどう捉え、スタメンはディフェンシブな布陣でいくのかそれとも攻撃は最大の防御でアグレッシブに行き、時間帯、試合状況など頃合いを計ってディフェンシブな布陣に選手を入れ替えるのか?など、大阪桐蔭の選手起用もまた、試合の行方を左右するかもしれません。対する大商学園は引き分け以上で近畿行きを一位通過で決定。逆に負けるとそれが一気に厳しくなるだけに、ともすれば大阪桐蔭以上に戦い方が難しくなることも考えられる。大阪桐蔭としては、そんな大商学園の状況を逆手にとり、何とか食らいついて、大商学園に無理をさせないような試合展開に持ち込みたいところかと思われます。

 

✳大阪学芸━リベルテ

近畿行きを逆転で決めるには大量点での勝利が求められることになりそうも、その可能性は十分にある学芸と、何とか勝ち点をとりたいリベルテ。学芸が攻めリベルテが凌いでカウンター狙い。そんな試合展開が予想されますが、鍵を握るのは、学芸の抜き差し加減、かもしれません。リベルテの初戦の相手大商学園はしっかりパスをつないで6点、次の相手大阪桐蔭は縦にガツガツいって7点。一見似たような数字に見えますが、内訳を見ると大商が前後半3点ずつだったのに対し大阪桐蔭は前半5点とるも後半は明らかに燃料切れで2点に終わり取りきれなかった感が。この事から、学芸としてはガツガツ行くだけでなくじっくりつないで相手を誘き寄せ、相手が前に出てきたところを一気に。といった考えも必要になってくるかと思われます。あくまで80分感覚で捉え、ガス欠にならぬよう、押して引いてをうまくできれば、前の2校を上回る得点を奪い逆転で近畿行きゲット。逆に押してばかりだと、リベルテが勝ち点を得る展開も十分あるかと思われます。


9月18日大阪桐蔭 星翔

2017-09-18 07:51:19 | 高校野球

✳投手

大阪桐蔭:エ━スの本格派右腕が完封。変化球おきにいったようなのが時折あったのは、予想される仰星、偕星戦に調子をもっていくための調整段階なのかもな?と邪推しながら見てました。球速そのものも感じさせる力強いストレートで打者を差し込ますなどねじ伏せる。強敵や肝心要の試合、内を突きにくい場面などでも、特に右打者の膝元へ制球できる頻度が今日よりさらに上がってくれば、単にドラフト候補というだけでなく、一位指名、さらには一年目から活躍できる投手に、高校在学中になれると思いますし、その可能性は十分秘めていると思います。

星翔:背番号3の打っても4番の本格派右腕、ストレートはなかなか伸びがありましたし、変化球も時折良いのがきてました。やや手投げにも見えましたので、体全体を使って投げられるようになれば、ストレート変化球共にもっと強さを感じる球に進化する可能性を十分に秘めていると感じました。

 

✳打線

大阪桐蔭:旧チ━ムからのメンバーが多く残りますが、まだ、打線、にはなりきれていないかもですね。昨年からのメンバーは今さら特筆するまでもないかと思われます。新戦力ではこの日7番に入った背番号9の左利きのライト、この選手の手首の強さ柔らかさが印象に残りました。

星翔:この日はあたった投手が悪くここ一番ではねじ伏せられてましたが、こうした超高校級の投手を向こうにまわしても、カウントをとりにきた球なんかは、弾き返すことは出来てました。

 

✳総合

大阪桐蔭:同校の守備走塁は今年も同様。今さら言うまでもありません。背番号2のこの日8番に入った捕手のインサイドワ━クの良さが印象に残りました。送球が安定してくれば、世代屈指の捕手になれるかも?ですね。プレミア世代と言われる彼らが本当にそうなれるかは打線が鍵を握っていそう。この日途中で代えてきたファーストセカンドを今後どう考えるかが、当面の課題かもですね。いずれにしても、今年も全国トップクラスの強さであることに、変わりはありません。

星翔:外野守備の良さが印象に残りました。背番号15のレフトは強肩、背番号8のセンターにライトはいずれも守備範囲広かったです。この日投げた投手も及第点ですし、秋、冬を越えて選手の骨格がもっとしっかりしたものになってくれば、投打にバランスのとれた好チ━ムになると感じました。現時点でも、大阪の2番手クラスの強豪相手なら、十分五分にやれるのでは?と、推察いたします。