じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

高校ラグビー12月30日

2015-12-30 21:37:06 | 高校ラグビー

FW
サイズ
大阪桐蔭:1列目はあんこ型。両ロックにエイトも大型。第3列もしっかりした体格。

筑紫:あんこ型の1列目中心にまずまずしっかりしてました。
國學院栃木:あんこ型の1列目強そうでした。
光泉:あんこ型の1列目中心に大型感があり、強そうでした。

東海大仰星:あんこ型の1列目中心に相変わらず皆でかくてがっしりしてる。

和歌山工業:大敗も両プロップはあんこ型でしっかりしてました。

東福岡:あんこ型の1列目に両ロックにエイトも大型でした。

大分舞鶴:1列目あんこ型でしっかりしてました。

関商工:あんこ型の1列目中心にしっかりした体格の選手が多かったです。

流通経済大柏:あんこ型の1列目中心に皆がっしりしてて強そうでした。

桐蔭学園:1列目あんこ型でしっかりしていました。

秋田中央:大敗もあんこ型の1列目中心にしっかりした体格の選手が多かったです。

國學院久我山:1列目はあんこ型揃いだったかな?

石見智翠館:あんこ型の1列目中心にやや小ぶりもしっかりしてました。

遠軽:大敗もあんこ型の1列目中心に2列目以降にもしっかりした体格の選手が何人かいました。
スクラム

大阪桐蔭:安定して押し込んでいたと思います。

國學院栃木:大型FW相手にスクラムで勝ったことが勝因に。

東海大仰星:圧倒してました。

関商工、大分舞鶴:共にしっかり組めていたと思います。

流通経済大柏:安定して組めていたと思います。

常翔学園:1列目があんこ型でないにも関わらず、予選決勝同様、終始押し込み優位に進めていたのが光りました。

モール

筑紫:終了間際モールで意地の1トライ。

ラインアウト

筑紫:相手ボールを奪う読みの巧みさを時折見せてました。

集散の速さ

天理:これがシードダウンを達成する要因の一つになりました。
BK
展開力
東海大仰星:迫力スピード共に申し分なし。

桐蔭学園、石見智翠館:なかなかのスピード感がありました。
タックル
天理:強く鋭いタックルがシードダウンの要因の一つに。

プレースキック:無風など条件が良かったとはいえ、大阪桐蔭スタンドオフ藤君の精度の高さが光りました。

総評
天理:常翔学園からシードダウンを奪うにはスクラムで最低限五分に渡り合うことかと思ってましたがそこの勝負では劣勢に。それでも勝てたのはスタンドオフ林田君のゲームの中での巧みなキックによるゲームメイクであろう。深い位置にやらしいキックを蹴ってました。彼のキックを活かしたチームの懸命な走りからきた集散の速さと低く鋭いタックルが相手にボディブローを着実にあたえていたと思います。やはり、そもそもシードされてないこと自体がおかしいチームだと感じました。
大阪桐蔭:前後半いずれも早い時間帯に得点できたことにより、余裕をもったゲームプランに選手交代が出来ていたと思います。キックでシンプルに敵陣に入る攻撃を単調と言われる方もいましたが、それも早い時間帯に先行できたからこそできたスタミナの消耗を抑えた試合運びだったのではと推察しています。今後勝ち進む上で、今日の試合展開が後に活きるかも知れませんね。選手個々の体格も11月の予選決勝よりさらに骨格がしっかりして見え、バックスの選手もまるで第3列の選手のように下半身がボコボコした選手が目立ち、試合中も各選手の体の強さがひかる場面が目立ちました。東海大仰星が本命視される中、対抗できるとしたらここだというものを見せたと思います。

筑紫:試合終了間際にモールでトライを奪うなど、FW戦では善戦してました。前半敵陣深くでモールとみせかけバックス勝負を挑んでましたが、FWにこだわれば、もう少し手こずらせることができたかも知れませんね。

光泉:スクラムで劣勢にたったことが要因かどうか分かりませんが惜敗。ですが敗れたとはいえあんこ型の1列目中心にバックスも含めて全体的に体格がしっかりしており、今後近畿の新たな強豪として台頭してくる可能性を感じました。

東海大仰星:FWはもちろん、バックスまでまるでロックやエイト。2年前の全国制覇したとき同様の高校生離れした強さは、文句なしに優勝候補筆頭ですね。

和歌山工業:大敗も両プロップはあんこがたで例年よりしっかりして見えました。例年だと100点超え喰らってもおかしくない中、90点台で抑えたのは、それだけでも進歩の証だと思います。今後もまずはサイズにこだわっていければ、さらに強いチームを作る可能性も秘めていると思います。

関商工:派手さはないですがFW中心に各選手の体格はしっかりしてました。力勝負で大阪桐蔭を手こずらせる可能性は秘めていると思います。

流通経済大柏:あんこ型の1列目はもちろん、2列目以降バックスも含めてしっかりした体格の選手が多く、例年FWでもっさりのイメージが強い同校ですが、今期はスピード感もあり、上位に勝ち進む可能性を十二分に感じさせる内容だったと思います。次の相手は同じシード校の石見智翠館。3トライ以内に抑えることができれば、勝機拡がると思います。

國學院久我山:バックスの選手にFWのようなしっかりした体格の選手が多かったのが印象的でした。昨年もFWの劣勢をはねのけベスト8まで進出しましたが、今年もハーフ団のゲームメイクとバックスの活躍で、上位に顔を出してくるかもですね。

桐蔭学園:あんこ型の1列目と展開力で、今季も上位進出の期待感は十分にあると思います。ただ、次の相手佐賀工業はすんなりとはいかせてくれない可能性も十分にありますね。

遠軽:強豪に大敗でしたが、一列目中心にFWはしっかりした体格してましたし、今後さらに強いチームを作って花園に戻ってくる可能性は感じました。

常翔学園:シードダウン喰らいましたが相手は本来シードされるべき学校でしたので、クジ運としか言いようがないのかもですね。来期以降のチーム作りの一つとして、1列目の選手の体型、あんこ型、にこだわる必要があるのかも知れませんね。

以上です。


第95回全国高校ラグビー開幕

2015-12-28 20:15:16 | 高校ラグビー

大会初日に登場した学校を中心に触れていきたいと思います。

FW
サイズ
天理:平均体重84キロという数字以上に第一列はあんこ型、フランカーの体格もしっかりしてました。ロックの4番は背は低かったですが下半身がしっかりしたまるで第3列のような体格をしており、強そうでした。
深谷:一列目はあんこ型で強そう。フランカーもしっかりしてました。こちらもFW平均体重86キロという数字以上に大きく見えました。
尾道:一列目の選手はあんこ型。他の選手もぱっと見大きく見えました。

春日丘:一列目は皆あんこ型。それ以外のFWも皆大きくて強そうでした。FW平均体重95キロという数字は、伊達ではありませんでした。

他には東海大仰星、大阪桐蔭、常翔学園、東福岡、桐蔭学園、流通経済大柏といった優勝候補や仙台育英、秋田中央、國學院栃木強豪に加え、遠軽、和歌山工業といったあまり前評判の高くない学校の選手たちの体格の良さが印象に残りました。この2校がおずれも初戦突破したのは私的には良い知らせでした。それ以外には動画みるかぎり光泉の一列目の強そうなあんこ型体型が印象的でした。これら3校は30日、機会があれば観戦したいです。最後に日本航空石川のトンガ勢。さすがの迫力ですね😊あくまで主に開会式見た限りでのぱっと見の感想ですから、他にも体格の良い学校は多々いると思います。ラグビー選手ですからね😊
スクラム

佐賀工業:自分たちより大きくて強そうな相手にマイボールでも押し込ほどの健闘を見せました。


BK
展開力
天理、伏見工業、佐賀工業、春日丘:いずれもスピード感ありました。
タックル
春日丘:強く鋭いタックルが刺さってました。

総評
天理:春の近畿大会で選抜準優勝の大阪桐蔭に勝っている実力を発揮、やはりシード校と遜色ない力を備えていると感じました。次の相手は優勝候補の一角のシード校常翔学園。ここと渡り合えるかどうかの鍵はスクラム。サイズでは劣りますが天理の一列目はあんこ型。常翔学園の一列目も良い体格してますがあんこ型ではないため、ここで天理が勝る可能性は秘めていると思います。スクラムで優位に立てれば、バックスの展開力の高さが活きてくると思います。ただ、常翔学園もここまで、スクラムで強さを見せ続けています。
山形南:初めての花園は強豪天理に大敗。ほろ苦デビューとなりましたが、唯一のトライは後半ロスタイムにセンターサークル付近で得たアドバンから約7分間にわたり攻撃を継続させて奪った粘りによるもの。これは本当に観てて良かったです。

尾道:見た目なかなか強そうでした。下半身がしっかりした選手を育てることができれば、来期以降、全国レベルのチームを再び引っさげてくる可能性も十分に秘めていると思います。

深谷:FWだけでなくバックスもフルバックの選手の体格がまるでFWのごとくしっかりしており、チーム全体としてラガーマンらしい強さを感じさせるチームでした。パワー勝負で上位進出なるか?

伏見工業:次勝てば順当なら3回戦の相手は優勝候補筆頭のシード校東海大仰星。この強敵相手に食い下がれるかどうかの鍵はスクラム。仰星のFWは大型ですが伏見工業の一列目もあんこ型揃い。容易ではないでしょうが、この戦いで優位にたつことができれば、得意の展開ラグビーがより活かされる可能性も秘めているかと思われます。

佐賀工業:体格、個々の強さで勝る相手にチームとしてのラグビーのまとまりで勝り見事に逆転勝利。次勝てば順当なら3回戦は優勝候補の一角のシード校桐蔭学園となるのですが、互角に戦う可能性は秘めていると思います。秋田中央がくる可能性も秘めてますが。

春日丘:FWのみならずバックスもロックやエイトのような体格をしており、個々のサイズ、強さは例年のAシードにも劣らないものがありました。強引な突破をはかりすぎ、一次攻撃で決めようとし過ぎて初戦敗退となりましたが、一発でいこうとせずポイントを作って二次三次と攻撃を継続させる意識、チームとしてのまとまりの意識をもっと高くもったラグビーを身につけることができれば、来期以降、本当にシード常連、毎年Aシードなるかどうかレベルのチームになる可能性を十分に秘めた学校であると感じました。

以上です。





独裁者

2015-12-23 23:02:49 | 

天皇誕生日のお休みは、朝、ランニングも兼ねたウオーキングをした以外は家でまったりと過ごしてました。

昼に、以前に録画した、映像の世紀、でヒトラーに関することを視ていたのですが思わず目を背けてしまうようなえげつない映像でしたね。ユダヤ人に対するあのような仕打ち、絶対にあってはならないことです。

映像のえげつなさばかりに意識がいってしまいがちですが、どうしてあのような独裁者が生まれたか、何故ユダヤ人にあそこまでの仕打ちをしたのか、ヒトラーが台頭する前のドイツの政治は多くの政党が乱立していてどこも決め手に欠けていたが、第一次世界大戦に敗れ国全体が疲弊し、そこへ世界恐慌が追い打ちをかけて、もうどうにもならないことになったドイツを立て直すには強力なリーダーシップをもった政治家がどうしても必要だった。いわば独裁者ヒトラーは当時のドイツ事情から考えると生まれるべくして生まれた。ドイツの誰かがヒトラーにならないと、当時のドイツを立て直すことはできなかった。当時はユダヤ人の存在がその国の現地の人の職を結果的に奪うことになっていたという現象がアメリカでも起きており、そうしたことから国の失業率を下げることが、あのような政策にいたるきっかけとなった。どんな常軌を逸した政策、行為にも理由がある。いや、そういう政策、行為だからこそ、そこに至った経緯には理由がある。そこらの説明がなされていたという点で非常に興味深く録画を視ていました。くどいようですが、特にユダヤ人に対するあのような行為、絶対にあってはならないことです!

さて、そんなヒトラーが、私がいなくなっても100年後にはヒトラーが再び現れるといった類のことを言ったとかですが、これは現代社会においても気になる発言だと感じました。

今の日本は政権が与党やら野党やらに行ったり来たりで決して独裁者が政治を牛耳るようなことはありません。細かな問題はあれど総じて見れば平和に暮らせてますので独裁者な政治家など全く必要ありません。

今の日本の政治家は時折良さげなリーダーは登場するものの、総じて見れば政治家の力が大きいとは、日本で暮らしてて感じることはありません。もし日本がヒトラーが台頭する前のドイツのような状態に国が陥ったら、そうした危険な独裁者が誕生してしまう可能性は秘めているのではないかという危惧は、常にある状態なのかも知れませんね。今の日本の事情を考えると、地震、津波といった自然災害がきっかけでそうした事態に陥る恐怖が常に隣あわせであるのではないかと考えられると、個人的には思います。

 

ヒトラーが予言した100年後は2030年頃。約15年後。

 

それまで、いやいや、それからも末長く平和な日本でありますように。

 

 


同志社大学 筑波大学

2015-12-20 13:46:34 | 大学ラグビー

FW

スクラム
同志社大学:マイボールスクラムでしっかり踏ん張り、相手ボールスクラムでしっかり押し込む。低く安定したスクラムが組めていたと思います。

筑波大学:劣勢の中、マイボールではクイックで出す場面が目立ち、よく工夫されていたと思います。

モール
同志社大学:押しこむ強さは感じました。

筑波大学:相手にモール攻撃をさせない巧さがありました。

ラインアウト

筑波大学:相手ボールでも積極的に奪いにいくなど、巧さが光りました。

集散の速さ
同志社大学:速さと言うより密集の中でのうまさを見せた場面もありました。

筑波大学:ここでの速さ鋭さ巧さが勝因の一つになりました。


BK
展開力

筑波大学:展開スピードの速さは光るものがありました。前半の終盤からはフェイントも駆使して相手を翻弄しました。

タックル
同志社大学:相手の速さには対応できてました。崎口君のハードタックル、高校時代同様、健在ですね。
筑波大学:低さ鋭さが光りました。


総評

同志社大学:敗れはしましたがFWはよくやれていたと思います。最終節の相手は2連勝中の大東文化大学。留学生中心に力勝負を得意とするらしい?だとすれば同志社大学ー大東文化大学は力と力のぶつかり合いが、ロースコアの接戦が予想されるかと思われます。勝てば準決勝進出決定。力は五分、今日の負けが肥やしになると良いですね。
筑波大学:関西1位相手にスピード勝負に持ち込みグループリーグ初勝利。次の相手は慶應大学。勝っても状況からして準決勝進出は厳しいですが、対抗戦で敗れた相手に、リベンジなるとよいですね。


以上です。


明治大学、京都産業大学、天理大学、早稲田大学

2015-12-13 12:49:36 | 大学ラグビー

FW

スクラム
明治大学:マイボールでも圧倒するほどの強さを見せる。早明戦で見たときに感じたスクラムの強さは本物。

モール
天理大学:前半に1トライ奪われるも相手の得意のモールは封じる。勝因の一つかと思います。相手のキックに無理が生じ、終盤のピンチを凌ぐことにつながったと思います。

ラインアウト

早稲田大学:今日みた4校のなかで最も安定してました。

集散の速さ
京都産業大学:強敵相手に苦しい戦いを強いられましたが、集散の速さには見るべきものがありました。


BK
展開力

早稲田大学:展開スピードに序盤、相手のタックルが一歩遅れる場面が目立つ。FWからもっと活きた球をもらえていれば、もっと翻弄できたかも知れません。

プレースキッカー
4校とも精度高く、明らかに難しい角度でも枠付近はしっかり捉えていました。特に早稲田はプレースキック以外のキック、試合の流れの中でのキックも有効でした。最後は確かsoの選手のキックミスが敗因の大きな要素となってしまいましたが、それも試合の状況から見てどうしてもキックでリスクを冒す必要があったかと思われ、藤田やsoのキックがなければ、もっと点差をつけられていたかも知れません。

タックル
明治大学:タックルそのものより、相手のタックルを跳ね返す強さを、早明戦の時同様、感じました。
京都産業大学:苦しい戦いの中、タックルにも見るべきものがあったと思います。

天理大学:激しいタックルで相手のトライパターンを限定させることに成功していました。


総評
明治大学:とにかく一人一人のあたりが強い!縦突破の強さに迫力を感じました。後スクラムの強さも光りました。帝京大学を追いつめ対抗戦同率優勝も伊達ではありませんね。久々の大学選手権制覇も十分にあると感じました。
京都産業大学:苦しい戦いを強いられましたが、集散の速さとタックルには見るべきものがありました。
天理大学:難敵撃破の要因はぶつかり合いで勝ったことかと思います。こちらも明治同様、縦突破の強さが光りました。次の相手東海大学は観てませんので分かりませんが、グループリーグ突破の可能性を十分に感じさせる、今日の内容だったと思います。帝京、明治に割って入り、優勝争いに絡んでくる可能性も秘めているかと、今日の戦い観て感じました。

早稲田大学:ラインアウトなどのセットプレーの安定感やキックを有効に使ったゲームメイク、後、密集の中での巧さに光るものがあったと思います。手痛い黒星スタートになってしまいましたが、次勝って天理ー東海の結果次第ではまだまだグループリーグ突破の可能性もあるだけに、今日の敗戦をいい方向にもっていってほしいと思います。




以上です。