じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

興国ー大阪桐蔭展望

2021-07-31 20:42:45 | 高校野球
興国の田坂、大江両左腕を大阪桐蔭打線が攻略できるか、これに尽きるかと思われる。二人共、特にエースの田坂投手は球の速い遅いだけでなく投球モーション等でも緩急をつけることが出来、打者に的を絞らせない好投手である。この二人の力で強打の履正社を春夏と2度に渡り封じてきた。大阪桐蔭としては狙い球を絞って自分のスイングを心がけたい。その大阪桐蔭だが本来は決勝はエース松浦投手か竹中投手を先発で立てたいところだろうが松浦投手は夕方6時、竹中投手も5時近くまで投げており、彼らを翌日13時からの決勝戦の先発マウンドに上げるかと言われれば疑問符が残る。関戸投手が間に合うのであれば起用も有り得るがそうでないのなら、残り3人の2年生投手陣の誰かが先発マウンドに上がることが予想され、2年生投手1人ないしは2人で6回くらいまで投げて残りのイニングを3年生投手でという継投が予想される。この両校は秋に対戦。その時は大阪桐蔭が5回コールドで大勝しているがそこから1年近くたった今、その結果はリセットして観た方が良さそうだ。大阪桐蔭が投打のバランスで勝る分やや優位とは思われるが、興国にも勝つチャンスは十分あるかと思われる。

第103回夏の全国高校野球選手権大阪大会準々決勝以降シミュレーション

2021-07-28 16:20:11 | 高校野球

※準々決勝

八尾ー興国

好投手を擁するチーム同士の戦い。息詰まる投手戦が予想される。投手陣の厚みで興国がやや優位か

清教学園ー履正社

履正社の長打力を封じることができれば清教学園に勝機も

大阪桐蔭ー金光大阪

金光大阪としては5回戦でエースをほとんど稼働させずに済んだことを活かしロースコアの接戦に持ち込みたい。バックの守りが大阪桐蔭の走力に対応できるかもポイント。3年前の夏のようなけたぐり投手起用で試合をぐちゃぐちゃに持ち込むことも考えられる。

大阪電通大高ー関大北陽

素直に考えれば関大北陽が優位だが大阪電通大高はここ数年野球部の強化に励んでおり、その真価が出れば、勝ち進むこともありうる。

 

※準決勝

興国ー履正社

履正社の長打力を興国の二人の好左腕が封じることができるかがポイント。履正社はここから先はエース左腕渡辺投手連投が予想されるも、できればここも他の投手でしのぎたい。

大阪桐蔭ー関大北陽

関大北陽の遊撃手山田選手が投手として稼働できれば、大阪桐蔭相手にがっぷり四つに組み合える可能性も秘める。ただ、そのためには4,5点以上の勝負に持ち込むべく、ここにきてやや湿りがちの打線が活発になることが必要かと思われる。大阪桐蔭はここから先はエース左腕松浦投手連投か。

 

※決勝

履正社ー大阪桐蔭

総合力で勝る大阪桐蔭がやや優位。両チームとも当然エースの先発が予想されるが大阪桐蔭はドラフト候補右腕関戸投手の投入はあるのか。履正社としては長打攻勢に活路を見出したい。

 

以上です。大阪桐蔭にとっては当たりますように。それ以外の学校にとっては外れますように^^

 

 


四條畷 淀川工科 履正社 大冠 大阪桐蔭 近大附属 関西創価

2021-07-25 15:47:39 | 高校野球
※守備
四條畷:小柄なエース右腕角田投手なかなか切れのあるストレートをオーバーハンド、ややスリークオーター気味から投げてました。左足をもっと踏み込んで下半身も使って投げられるようになると、球の強さも増すと思います。守備は動き、中継良かったです。
淀川工:チームとしての守備力はなかなかのものがありました
履正社:全国レベルで見て及第点レベルかと思われます。門真なみはや戦で登板した金澤、渡辺陽両右腕共に球威はあるだけに、今後キレが増してくればと思います。四條畷戦で先発したオーバーハンド右腕今仲投手も完投換算で投げてる割には、伸びのあるストレート投げてたと思います。
大冠:大阪桐蔭戦はオーバーハンドの右腕エースが先発も全国クラスの打線に歯が立たず。でもストレートはなかなか見るべきものがありました。初回の二死満塁を凌いでいれば、野間選手に安易に入れにいって見えたところを走者一掃喰らい守備のミスで野間選手まで帰られてしまったのが悔やまれて見えました。チームとしての守備力の高さをシティ信金スタジアムのような広い球場、大阪桐蔭打線のように全国クラスの強力打線相手にも発揮することが、今後のチーム作りの課題の一つにも見えました。広い球場ならではの外野の守備位置、全国クラスの打者特有の打球の伸びを理解する必要も感じられ、最後まで外野手が距離感を掴めていないように感じましたし、外野に打球が飛んだときに内野の追いかけが足りずにポテンにしてしまったりと悔やまれる場面も何度かあって見えました。
大阪桐蔭:大冠戦で先発の川原投手完投換算で投げると喰らいつかれギアを上げると力でねじ伏せるといった感じでした。この日くらいの打線相手にいかに完投換算で抑えていくかといった課題が、新チームのエースという意味でも浮き出て見えました。大冠戦、城東工科戦でリリーフした川井投手、球のキレ、制球力はあるだけに、今後いかに球の強さを増していくかかと思われます。城東工科戦で先発した別所投手、これまで見せてなかった?決め球が有効で、全国クラスの強敵にも通用する球に見えました。城東工科戦でリリーフした松浦投手、エースらしくドスの効いた球投げてました。
近大附属:エース右腕の山田投手の力量はなかなかのものがありました。守備も鍛えられてますね。
関西創価:背番号7の右が完投。健闘したと思います。守備で広い舞洲をやや持て余して見えたのは、今後の課題かもしれません。

※攻撃
四條畷:上位と城東工科戦で7番の角田選手は振りがしっかりしてました。下位ではいろいろ仕掛けて、に見えました。
淀川工:相手のキレのあるストレートをしっかりジャストミートしてました
履正社:過去2年のチームに負けず劣らずスケール感溢れる重量打線です
大冠:9番まで振りが力強い打線が大阪桐蔭投手陣相手でも片鱗は見せたかと思います。無得点とはいえよく喰らいついてました。全国クラスの球威を誇る相手には中軸といえど打球を遠くへではなく近くへ、これを徹底することが、今後のチーム作りの課題のひとつかもしれません。
大阪桐蔭:今更言うまでもなく今季も強力打線。今年のチームは例年以上に、舞洲での打球がよく伸びます。
近大附属:今後の戦いにおいて課題かもしれません。
関西創価:負けはしましたが打力ではやや勝って見えました。特に2番センターの左打者、佐々木選手?だったかの外を大きく振っても軸がぶれず強く振れるのが印象に残りました。


※四條畷:淀川工戦では終盤猛追受けるも何とか逃げ切る。秋春と強豪公立と初戦で当たり今季未勝利だったことから公式戦初勝利のプレッシャーも感じてたのかも知れません。履正社に喰らいつくも力負けしましたが、攻守に鍛えられて見えました

※淀川工:序盤は0-6と一方的なビハインド、そのあたりから吹っ切れたような守備走塁が目立ち功を奏するケースが目立つ。コールド負け寸前から一点差まで詰めた攻撃は見事でした

※履正社
スケール感は大阪桐蔭に勝るとも劣らずかもでやっぱり今季も大阪桐蔭の最大のライバル。エース左腕渡邊投手が投げない試合でいかにその打線が掩護出来るかだと思います。強敵相手にも。走塁が今後ポイントになってくるかも知れません。

※大冠
非常に攻守に力強くエース次第では大阪桐蔭相手にジャイアントキリングの可能性もと期待しましたが攻守に力負け。今後いかに勝負所で高い集中力と慎重さを持続するか、が今後のチーム作りの課題かもしれません。この日も初回の二死満塁でそれが出来ていれば、違った展開も期待でき、もっと力を発揮出来たかも知れません。

※大阪桐蔭
大冠戦では初戦より引き締まって見えました。城東工科戦ではいろいろな選手が起用される。特に今後の投手起用に注目かと思われます。松浦投手に覚醒の予感も。

※近大附属:秋春に続いての大阪桐蔭戦は、いかにロースコア勝負に持ち込むかかと思います

※関西創価
この日はロースコアで惜敗でしたが見る限り今季は攻撃型のチームに見えました。来季以降、大阪のメインスタジアムであるシティ信金のような広くてフェンスの高い球場でいかに守備力を発揮するかが課題かも知れません。

第103回夏の高校野球選手権大会大阪府予選4.5回戦展望

2021-07-24 22:57:29 | 高校野球
※堺市立堺〜大阪電通大高校
どこが勝ち上がってもおかしくない。大阪電通大高は近年選手集めに奔走しており、学校上げて強化しようとして見える

※東大阪大柏原〜堺西
強豪私学が入ったとはいえどこが勝ち上がってもおかしくない。関大一を撃破した追手門学院に注目

※近大附属〜城東工科
大阪桐蔭の優位は揺るぎない。対抗馬は近大附属ー関西創価の勝者か

※大塚〜太成学院大高
強豪私学vs強豪公立の図式。好投手を擁する八尾や秋は辞退に追い込まれた大塚の戦いぶりに注目

※関大北陽〜生野
打力がありそうな関大北陽が中心か。大体大浪商のチーム力がいかほどかも興味深い

※香里丘〜生野
履正社が優位だが攻守に洗練された野球をする香里丘や打力がありそうな桜宮、さらには阪南大高も入り履正社としては骨のある相手が続くことになる。逆にそれが程よい緊張感につながり、来たるべき大阪桐蔭との決戦の肥やしになる可能性も

※興国〜大阪
東海大仰星が中心だがここまで打線が湿りがちのため、好投手を擁する興国や大阪にもチャンスはありそうだ。

※池田〜大阪青凌
金光大阪が中心だが全ての学校にチャンスがある。数年前に大阪の21世紀枠に選ばれた池田が金光大阪にどう挑むかにも注目。







夏で最後が感じられた東淀川 守口東

2021-07-18 19:21:26 | 高校野球
※東淀川
強豪大阪産業大付相手に踏ん張るも9回1点追加され0-3。尚もランナーたまってる状態で次打者の打球はやや詰まり気味のライナーでライト前に。通常ならワンバンで処理するところだがそうすると2塁ランナーが帰り0-4で尚もランナーたまってとズルズル大量失点しかねない展開。ここでライトがリスクは承知でダイレクト捕球を敢行。失敗すれば後ろに逸らして走者一掃で一気に試合が壊れかねない場面で見事ノーバン処理に成功、飛び出した1塁走者は戻りきれず併殺で一気にチェンジ。完封負けは喫するも強豪にスコアメイクは許さぬ殊勲の好守となった。ノーバンで捕れたのはたまたまその時に球運があったからに見えたが、その勇気あるライトの判断に、夏で最後、が感じられた。

※守口東
相手校にボールボーイを委ねなければならず部員数は9人かそれに近い少人数。察するにグランドは他部と共用だから外野守備の練習は出来ない。そのためかフライ処理にはやや不安が感じられポテンヒット性のフライは内外野の連携がなく大概ポテンヒットに。だが内野守備はなかなか堅守でゴロをきっちり捕球しファーストへ堅実な送球で確実にアウトに。与えられた条件の中で出来ることをしっかりと仕上げてきた様は試合前のノックからも感じられ、捕球送球の丁寧さが内外野問わず印象に残り、結果は強豪大冠相手に1-10でコールド負けもスコアとは良い意味でかけ離れた引き締まった好ゲームの立役者にチームみんなでなってみせたその姿に、夏で最後、が感じられた。特にショートの守備能力の高さは印象的だった。