じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

第95回センバツ高校野球大会準決勝展望

2023-03-30 12:20:04 | 高校野球

※第一試合

山梨学院大附(山梨)ー広陵(広島)

広陵が2年生エースの本格派右腕高尾投手でくるのか3年生左腕倉重投手連投でくるのか読みやすそうで読みづらいが、3点以内に抑える可能性の方がどちらかと言えば高いかと思われる 一方山梨学院大附で準決勝も先発マウンドに立つことが予想される右腕林投手も伸びのあるストレートを低めにしっかりと制球出来る好投手 準決勝でも同様の投球が出来れば、ロースコア勝負に持ち込むことは十分可能かと思われる 

 

 

※第二試合

大阪桐蔭(大阪)ー報徳学園(兵庫)

機動力が得点に反映される、先発マウンドに立つことが予想される今大会屈指の左腕前田投手が秋で数試合観られた制球の乱れをおこさない。このふたつがなされるという条件付きで大阪桐蔭が僅かに優位と見る 今期の大阪桐蔭は個々の打力は昨年よりやや落ちるがそれ以外は昨年を上回るものがある 特に個々の走塁は屈指のものがある 前田投手も秋のような制球の乱れは今のところ心配なさそうだ 一方報徳学園はこの試合も継投が予想される 各選手良く振れており、大阪桐蔭の機動力を向こうにまわしても守備が乱れなければ、ロースコア勝負から勝機を見出すことは十分可能だ 


第95回センバツ高校野球大会に出場する選手の中学時代

2023-03-18 08:38:12 | 高校野球

※仙台育英

左翼手濱田選手右右:東練馬シニア出身 細身もガッチリ。振りが強烈で球場のレフトスタンド奥の駐車場まで飛ばす破壊力。ボールをしっかり引き付けてのセンター返しもOKだから長打も含め確実性も高い。こんな打者並みの投手には手に負えないと当時印象に 中学時代は捕手で活躍 当時は、THE 帝京!というイメージをもったものだが(笑) 前年度夏優勝校で下級生ながらスタメン入り センバツでもきっとそのパンチ力でアーチを掲げることであろう 



※慶應義塾
内野手足立選手右右:ガッチリ体型。送球丁寧常に相手の胸元に。肩も強そう。打っても強く振れる。脇がしまってくればと当時印象に 1年生ながらメンバー入り



※敦賀気比
投手田中悠選手右右:西京極ボーイズ出身 細身で背は高め。強く振っても軸がぶれない。外もためて鋭く弾き返すと当時印象に 私が観たときはまだ中2 当時は4番サードで出場

二塁手西口選手右右:奈良ボーイズ出身 華奢で背は高め。しっかり振れる。守っても送球モーション難しい体勢からでもしっかりしてる。ランニングスローでもそれは変わらずで上体の強さ感じる。捕球姿勢見てると外野向きかも。それか投手やっても良いかもと当時印象に 名門で下級生ながらスタメンゲットしセンバツに乗り込む


龍谷大平安
投手桑江選手右右:五條シニア出身 小柄で華奢なサイドに近いスリークォーター右腕。立ち投げ手投げだが伸びのあるストレートに鋭いスライダー、ベース付近から縦割れするそれも投げ込んでいました。フイールディングも良かったです。開きの早い左肩を我慢できるようになればもっといい球いきそう。打っても巧打と当時印象に 今では完全にサイドになり開きの早い左肩も我慢できるようになり昭和からの名門でエースを張るまでに センバツでの活躍に期待



※大阪桐蔭
捕手南川選手右左:浜寺ボーイズ出身 ガッチリした体型。強肩、打っては速く力強く大きなスイングで放ったフライは凡打でもたか~く上がるから、特にこの日のような陽射しのきつい中では外野はとりづらい。今でも十分に相手に恐さを与えることの出来る選手だが、全国制覇クラスの高校でやっていけるかどうかの鍵は、今よりさらに体を分厚くすることが出来るかどうかかと思いますと当時印象に 今では超名門の中心選手としてセンバツ2連覇を目指す

二塁手村本選手右左:オール枚方出身 長身大柄。振りが強く速く相手に恐さを与え、逆方向にも強い打球で飛距離も出る。上下ともに分厚さが増してくればと中学時代何度かみて印象に 大阪桐蔭に入り体の分厚さも増しさらに頑丈に 甲子園での活躍次第ではプロへの道も開けるだけの体の強さを誇る 中学時代は主に投手か遊撃手として下級生の頃から活躍

三塁手岸本選手右左:大阪福島シニア出身 細身だがベースランニング鋭く、打っても威力あるストレートに負けない強いスイングを誇ると中学時代印象に その頃は遊撃手として活躍 

左翼手山田選手左左:三田シニア出身 タイガースカップでは下級生ながらリードオフマン。やや細身だったその頃より上級生になって上下共に分厚さが感じられる体型に成長。下級生時分に観たときは打撃の印象はあまりなかったが上級生になり強く振って逆方向に強い打球。外の変化球上体を崩されながらも下で残してあとはバットコントロールでヒット性の打球放つ強さがあるがゆえの巧さも披露。俊足は相変わらずで左中間の当たりで三塁打にするほどの鋭さと迫力を感じるベースランニング。守っては下級生の頃に印象的だった一歩目の速さ、動きの鋭さがあるからこその後逸、センター前ヒット性の打球を後一歩でスライディングキャッチのナイスチャレンジ。加えてイニング間の返球ではセンターからファーストめがけての遠投でも相手の胸元にすっぽりと収める肩の強さと丁寧さを見せ、力、体つきはもちろん、諸々の取り組む姿勢からして大阪桐蔭等の全国制覇クラスの強豪校でも中核クラスの選手になる資質を感じさせるものがあると当時印象に その印象のままに、大阪桐蔭の中核として、センバツ2連覇に挑む

中堅手長澤選手右右:住吉ボーイズ出身 やや細身もガッチリしていて下半身のみならず上半身も分厚い体型。強肩。捕球から送球の動作素早くしても送球ぶれない。股関節がそれだけしっかりしていることが推察される。ヒット性の打球逸らせば大ケガにつながりかねないのをダイブし止めてみせたその姿に、勇気と責任感の強さを感じた。フライを顔の前でしっかり捕れる堅実さも。ベースランニング鋭いだけでなく、判断も素早く相手の隙を逃さない。打撃で振りそのものが強くなってくれば、全国クラスの強豪でもやれる選手になると当時印象に残っていたが大阪桐蔭で鋭く綺麗なスイング軌道をみにつけレギュラーゲット センバツでの活躍を誓う


右翼手徳丸選手両左:大阪柴島ボーイズ出身 上半身下半身共に分厚く大柄感あり。特別力いれて振らずとも長打打てる。それは外いっぱいバット先っぽ加減でも変わらず。投手としては左腕、投げても特別力入れずとも力あるストレートに切れの鋭い抜き球投げられる。投手では左、野手では右利き。上体だけで鋭い送球に別格の体の強さ。キャッチボールの丁寧さに取り組む姿勢も。走塁動作にも鋭さ、判断にも長ける。高校でも二刀流の活躍に期待と当時印象に 大阪桐蔭では主に外野手として活躍 中学時代は加えて投手としても見るべきものがある存在だった その当時の期待のままに、下級生ながら超名門の中軸を務め、センバツでの飛躍を誓う


捕手川口選手右右:神戸中央シニア出身 ガッチリしていて特にお尻から太ももにかけて太くしっかりしていた。強肩で力入れずとも二塁へ矢のような送球と当時印象に 今は控えだがスタメンの座を虎視眈々と狙う


投手南陽選手右左:松原ボーイズ出身 背は高めでやや細身もガッチリした体型。お尻がとてもしっかりしてて細身だが上半身の分厚さも感じさせる。本格派。上体折り曲げ球速そのものからえぐさを感じさせるねじ伏せる強さを誇るストレート。ひとつ上の鶴見シニアの三輪投手よりストレートの伸びは上。切れも増してくれば。変化球も鋭い。フィールディング動作も素早い、打っても鋭く強烈なスイングで痛烈な打球。ストライド大きいベースランニングの迫力も出色。大阪桐蔭等全国制覇クラスの学校でやれる選手に育つ可能性を感じたという当時の印象のままに下級生ながらメンバー入り 登板チャンスを確実に活かし爪痕を残し続けている 中学時代よりさらに体の厚みが増して投球フォームは上体を後ろに反らす感じに変わる 中学時代同様ショートもこなし試合前のノックについているが、やはり主に投手として、センバツでのスターダムを虎視眈々と狙う



※履正社
捕手坂根選手右右:湖南ボーイズ出身 ガッチリしていて上半身下半身共に分厚い体型。強肩。ノーステップで二塁へ矢のような送球。ワンバンになる鋭いスライダーも、体を張って止めていた。打っても相手に怖さ与えるスイングで怖い打球連発。走塁の意識が今以上に高まってくれば、全国制覇クラスの強豪でも核となる選手になれるであろうと当時印象に 中学時代は主将も務める 攻守の要としてセンバツに乗り込む

一塁手小川選手右左:東大阪北ボーイズ出身 華奢だが地肩強く打球コースへ上手く入ると当時印象に 秋は二桁だったが半レギュラー扱いで出場していた センバツでは背番号3をゲットし、活躍を誓う

一塁手鈴木選手右右:関メディベースボール学院出身 やや細身もガッチリしていて下半身のみならず上半身も分厚い体型。膝元脇をしっかりたたんでレフト線切れそうで切れない打球放てるのは手首が強い証拠と推察。少々タイミングずれても崩れず我慢ができ、溜めて長打にできる。ベースランニングも鋭く相手の一瞬の隙を逃さず二塁から一気に本塁陥れる。守備も堅実打球への反応も良い。強い打球も落ち着いて判断し難なく処理。派手さはないがこういう選手が、全国制覇クラスの強豪でも、やっていけるものと思われると当時印象に 秋は打順下位で出たり出なかったりとはいえ名門履正社でレギュラー番号つけていたがセンバツでは二桁番で臨むことに とはいえきっと出場機会はあることであろう 中学時代はサードで活躍

遊撃手森澤選手右左:伊丹ヤング出身 華奢だがガッチリした体型。強く振れる。威力あるストレートにも振りまけない。走塁も瞬時の判断光る。守備範囲広く打球への反応良い。三遊間深いところ難しい体勢からでも正確な遠投できるのは、下半身のみならず、華奢ながら上半身も強いからこそできる地肩の強さかと思われる。報徳、明徳あたりで映えそうな選手に感じたと当時は感じていたがそれとはタイプの違う名門で攻守に要を担う

中堅手西選手右左:鳥取中央シニア出身 私が観たときはまだ2年だったがその頃からすでに上下共に分厚さを感じる体つき。背は高め。うまくバットを捌き甘い球は逃さない。ベースランニングも割りと鋭い。守備の動きに鋭さが出てくるなど向上してくれば、上級生になれば全国制覇クラスの強豪でもやっていける可能性を秘めた選手へと成長を遂げるのではという期待感を抱かせるものがあったと当時印象に その期待通りスケール感溢れるチームで下級生から主軸を務める 



報徳学園

捕手堀選手右右:夙川ボーイズ出身。華奢だが筋肉はしっかりして見えた。強く振れると当時印象に。高校では捕手で打っても中軸を担いまさに名門の中心選手に成長 私が見たときはまだ一年生。


右翼手石野選手右右:兵庫伊丹ヤング出身 細身もガッチリしていて背は高め。威力あるストレートにも振りまけず痛打と当時印象に 中学時代私が観たときはファースト 今や名門の主砲としてセンバツに乗り込む




智辯和歌山

遊撃手小畑選手右左:紀州ボーイズ出身 華奢だがなかなか強く振れるから逆方向にも長打性の強い打球打てる。甘い球逃さない。ベースランニングもなかなかと当時印象に 私が見た時はまだ下級生だった 秋は二塁手だったがセンバツでは守備の顔として、大会に臨む


三塁手湯浅選手右右:紀州ボーイズ出身 一年生ながら長身細身でガッチリ感があった。守っては出足鋭く打っても外いっぱいをリーチの長さで無理から引っ張れる力強さありと当時印象に 私が見た時はまだ下級生 今では強打の名門の中軸を担う存在に

  

一塁手中塚選手左左:泉州阪堺ボーイズ出身 上半身下半身共に分厚さを感じる体型で大柄。柔らかく振って右中間あっという間。相手の隙を逃さぬ積極的な走塁。守ってはフライをしっかり顔の前で捕れる堅実さと強肩を披露。こういう選手が、全国クラスの強豪でも中核のレギュラーとしてやっていけるものと思われるとの当時の印象のままに、今や強打で鳴らす同校で主砲を務める 中学当時は外野での起用だった

投手清水選手右左:泉州阪堺ボーイズ出身 ガッチリした体型。地肩強い。動きに切れ、鋭さ。足も速いと当時印象に 私が見た時は二遊間での起用だったが今では速球は投手として主戦格で活躍する センバツではエース番号を背負い、マウンドに君臨するつもりだ




※広陵
捕手只石選手右右:吹田シニア出身 長身細身もガッチリした体型。強肩。モーション速い。ノーステップで鋭い送球二塁へ。打ってもガツンといけると当時印象に 中学時代は主将も務め今や名門で攻守の要を担いセンバツに乗り込む



高知
三塁手福井選手右右:南都ボーイズ出身 華奢だがなかなか強く振れると当時印象に 中学時代はラストバッターだった選手が名門で上位打線の一角を担い、センバツへと乗り込む


どこよりも早いというわけではなかったようだが第95回センバツ高校野球展望

2023-03-10 13:54:48 | 高校野球

組み合わせは各自参照

※大分商~山梨学院大附:東北ー山梨学院大附の勝者が中心

昨夏優勝の仙台育英を秋の県大会で破った東北(宮城)は本格派右腕ハッブス投手が中心だが打線も東北大会で好投手を攻略するなど力強い ハッブス投手が先発しない試合でも野手が攻守にクオリティーを保つことが出来れば夏春連続での優勝旗白河の関越えも現実味が増してくる 同校の初戦の相手となる山梨学院大附(山梨)も派手さはないが総合力は高い 堅守を誇り優勝候補とがっぷり四つに組んで戦える 続くのは両校と反対側に入った智辯和歌山(和歌山)か 強打は健在 左腕吉川 右腕清水両投手次第では優勝候補に躍り出る 同校の初戦の相手英明(香川)も打ち合いにもちこむ力はある 大分商(大分)作新学院(栃木)は堅守を誇る作新学院の牙城を崩すだけの打力を大分商がつけているかどうか 光(山口)彦根総合(滋賀)は共に攻守に特別なものはなくても自力でセンバツ切符をゲットした高校同士の戦い 東北ー山梨学院大附の勝者との初戦となる氷見(富山)は21世紀枠とはいえ2年連続北信越大会へ勝ち進んでおり実績は十分だ

※北陸~広陵:広陵 履正社が中心 投の専大松戸 社 打の二松学舎大附

2年続けて明治神宮大会で決勝を戦った広陵(広島)は打線のスケールの大きさは出色の優勝候補 秋の公式戦全試合4点以上奪った打力が本物なら大阪桐蔭をも凌ぐ優勝候補になる可能性を秘める 一冬超えての投手陣の成長が鍵 同校と初戦で相まみえる二松学舎大付(東京)は派手さはないがしぶとい打線が持ち味 広陵相手に打ち合いにもちこむ力はあるとみる 履正社(大阪)も優勝候補に推せるだけの力がある 特に打線の迫力は大会屈指だ 守備走塁の細かい部分の精度と鋭さが増してくれば初のセンバツ制覇への道も開けてくるかと思われる 初戦は北陸ー高知の勝者との対戦となった 北陸(福井)は昔懐かし阪急ブレーブスを思わせる高校野球界では斬新なユニフォームで旋風を巻き起こす 高知(高知)は当落線上にあったが見事センバツ切符をゲットした 投打に五分で接戦が予想される 常葉菊川ー専大松戸も好カードだ 常葉菊川(静岡)の各打者は振りが鋭く力強い。対する専大松戸(千葉)のMAX150超えの本格派右腕平野投手を攻略できるかに注目だ  海星ー社も面白い 海星(長崎)のしぶとい打線が社(兵庫)の長身のエース右腕高橋投手は長身を攻略できるか 社のバックの支えもカギになりそうだ

※敦賀気比~沖縄尚学:大阪桐蔭に挑む世代屈指の剛腕擁する東海大菅生に強打の沖縄尚学

明治神宮大会を2年続けて制しセンバツ連覇を目指す大阪桐蔭(大阪)はこのセンバツも当然優勝候補 スーパーエース左腕前田投手が額面通り投げれば盤石 控え投手陣の層も厚く個々の質も高い 打線も強力 加えて機動力は旧チームを上回る 初戦であたる敦賀気比(福井)は例年通りの強打をセンバツまでに身に着けていれば戦える可能性を秘める 東海大菅生(東京)の本格派右腕日當投手は世代NO1投手になり得る剛腕だ この投手が額面通り投げれば大阪桐蔭の対抗馬になり得るかと思われる 初戦であたる21世紀枠の城東(徳島)は少数精鋭で剛腕に挑む 沖縄尚学(沖縄)の打力にも注目だ 右腕東恩納投手も一冬超えて化ける可能性を秘めており、優勝を狙えるところまで戦力を上げてセンバツに臨んでくる可能性も十分だ 初戦で対戦する大垣日大(岐阜)は名将阪口監督の老獪な采配の元、上位進出を目指す この勝者を迎え撃つ形になるクラーク国際(北海道)のエース右腕新岡投手がサイドから投げる縦にブレーキの効いた変化球の見極めはなかなか厄介だ 能代松陽ー石橋は能代松陽(秋田)のしぶとい打線に21世紀枠の石橋(栃木)がレベルの高い関東でもまれた経験を活かしていかに凌ぐかといったところかと思われる



※東邦〜慶應義塾:健大高崎 報徳学園の勝者を迎え撃つ仙台育英? それとも・・・

健大高崎ー報徳学園は初戦屈指の好カード 関東大会ベスト4の健大高崎(群馬)も強さ激しさを感じさせ総合力は高い 秋リードオフマンを務めた半田選手は注目の選手の一人だ 対する報徳学園(兵庫)も派手さはないが総合力は高い 堅守を誇り優勝候補とがっぷり四つに組んで戦える この両校と反対側に入った夏春連覇を狙う仙台育英(宮城)も優勝圏内にいるとみて良い 新チームも分厚い投手陣を誇り攻守にバランスがとれている 東北大会で東北に雪辱し明治神宮大会では大阪桐蔭を追い詰めた 同校と初戦で対戦する慶応義塾(神奈川)は野球界屈指の父を持つ清原選手に注目が集まるがチームとしても粘り強く戦うことができる 健大高崎 報徳の側は他校も抜き差しならない実力校である 東邦ー鳥取城北は打撃戦か東邦(愛知)は本格派右腕宮国投手次第では優勝候補に浮上するポテンシャルを秘める 鳥取城北(鳥取)もセンバツで優勝を狙える学校を秋は打力で苦しめた この勝者を迎え撃つ高松商(香川)の大室投手は高校生らしい好左腕 切れと力強さを兼ね備えたストレートを投げ込む 常連校同士の対決となった龍谷大平安ー長崎日大は堅守を誇る龍谷大平安(京都)に対し長崎日大(長崎)が秋の九州大会のように飄々と戦えるかかと思われる


第95回センバツ高校野球展望

2023-02-01 12:38:29 | 高校野球

※本命:大阪桐蔭(大阪)広陵(広島)

明治神宮大会を2年続けて制した大阪桐蔭はこのセンバツも当然優勝候補 スーパーエース左腕前田投手が額面通り投げれば盤石 控え投手陣の層も厚く個々の質も高い 打線も強力 加えて機動力は旧チームを上回る その大阪桐蔭と2年続けて明治神宮大会で決勝を戦った広陵は投打に旧チームより上 特に打線のスケールの大きさは出色の優勝候補 秋の公式戦全試合4点以上奪った打力が本物なら大阪桐蔭をも凌ぐ優勝候補になる可能性を秘める 左腕倉重選手以外の投手の成長が鍵
 
 
※対抗:東北(宮城)健大高崎(群馬)履正社(大阪)
昨夏優勝の仙台育英を秋の県大会で破った東北は本格派右腕ハッブス投手が中心だが打線も東北大会で好投手を攻略するなど力強い ハッブス投手が先発しない試合でも野手が攻守にクオリティーを保つことが出来れば夏春連続での優勝旗白河の関越えも現実味が増してくる 関東大会ベスト4の健大高崎も強さ激しさを感じさせ総合力は高い 秋リードオフマンを務めた半田選手は注目の選手の一人だ 見た目の強さ通りにスコアメイク出来る戦いが出来るようになれば、初の全国制覇の期待も膨らむ 大阪では大阪桐蔭だけでなく履正社も優勝候補に推せるだけの力がある 特に打線の迫力は大会屈指だ 守備走塁の細かい部分の精度と鋭さが増してくれば初のセンバツ制覇への道も開けてくるかと思われる
 
 
※ダークホース:仙台育英(宮城)報徳学園(兵庫)山梨学院大附(山梨)
夏春連覇を狙う仙台育英も優勝圏内にいるとみて良い 新チームも分厚い投手陣を誇り攻守にバランスがとれている 東北大会で東北に雪辱し明治神宮大会では大阪桐蔭を追い詰めた 報徳学園 山梨学院大附も派手さはないが総合力は高い 共に堅守を誇り優勝候補とがっぷり四つに組んで戦える ここに挙げた学校はいずれも優勝候補以外の学校と対戦しても圧倒できない戦いが秋は目立った そうした学校相手にきっちりスコアメイクして勝てるようになれば、紫紺の大優勝旗もより手元に近づくかと思われる
 
 
※優勝候補を脅かす刺客:鳥取城北(鳥取)沖縄尚学(沖縄)智辯和歌山(和歌山)東邦(愛知)東海大菅生(東京)専大松戸(千葉)高松商(香川)二松学舎大附(東京)
鳥取城北(鳥取)沖縄尚学(沖縄)智辯和歌山(和歌山)はいずれもセンバツで優勝を狙える学校を秋は打力で苦しめた 沖縄尚学の右腕東恩納投手や智辯和歌山の左腕吉川 右腕清水両投手はいずれも一冬超えて化ける可能性を秘めており、優勝を狙えるところまで戦力を上げてセンバツに臨んでくる可能性も十分だ 東邦は秋は大阪桐蔭に完敗を喫したが打線は強力、本格派右腕宮国投手次第ではここも優勝候補に浮上するポテンシャルを秘める 東海大菅生(東京)専大松戸(千葉)高松商(香川)はいずれも好投手を擁する 特に東海大菅生の本格派右腕日當投手は世代NO1投手になり得る剛腕だ 専大松戸の平野投手もMAX150超えの本格派右腕 きれいな球筋に荒々しさも出てくれば鬼に金棒だ 一方高松商の大室投手は高校生らしい好左腕 切れと力強さを兼ね備えたストレートを投げ込む 優勝を狙う学校はこれら3校とは早い段階では対戦したくないはずである もう一つの東京代表二松学舎大付(東京)は菅生とは対照的に派手さはないがしぶとい打線が持ち味 投手を含めたディフェンス次第では戦えるかと思われる
 
 
 
※センバツでの飛躍を誓う
クラーク国際(北海道)のエース右腕新岡投手がサイドから投げる縦にブレーキの効いた変化球の見極めはなかなか厄介 ストレートの伸びもまずまずだ 能代松陽(秋田)は各打者がしっかり振ってくるしぶとさを感じる打線 投打に派手さはないが粘っこく戦い仙台育英に善戦 東北3枠目を見事ゲットした 慶応義塾(神奈川)は野球界屈指の父を持つ清原選手に注目が集まるがチームとしても粘り強く戦うことができる 作新学院(栃木)は投打は特別でなくとも伝統の堅守は健在 その堅守で当落線上からのセンバツ切符を見事ゲットした 北陸(福井)は昔懐かし阪急ブレーブスを思わせる高校野球界では斬新なユニフォームで旋風を巻き起こす 敦賀気比(福井)は例年通りの強打をセンバツまでに身に着け上位進出を目指す 常葉菊川(静岡)の各打者は振りが鋭く力強い。機動力次第ではそれが得点力に反映されるかと思われる 大垣日大(岐阜)は名将阪口監督の老獪な采配の元、上位進出を目指す 龍谷大平安(京都)は京都3位ながら堅守でセンバツ切符ゲット 近畿大会では大阪桐蔭にも善戦した 彦根総合(滋賀)は野下 勝田といった左右の両輪を支えるバックが秋は大阪桐蔭の絶対エース前田投手に喰らいついて見せた 社(兵庫 明治神宮枠)のエース右腕高橋投手は長身で全国クラス バックの支え次第では勝ち進む可能性も十分に感じさせる 光(山口)は攻守に特別なものはなくてもセンバツ切符を自力でゲット出来ることを示してみせた 英明(香川)は投打が特別でなくても地区を制することができることを証明しセンバツへと乗り込む 高知(高知)は当落線上にあったが見事センバツ切符をゲット 長崎日大(長崎)は派手さはないが飄々と九州を勝ち抜き2年連続のセンバツへ 海星(長崎)は旧チームのような本格派のエースは不在だが打線のしぶとさで全国に挑む 大分商(大分)はひと冬越えて個々の力がどこまで伸びるかがセンバツへの浮沈の鍵かと思われる 21世紀枠の3校にももちろん注目だ 氷見(富山)は2年連続北信越大会へ勝ち進んだ実績を買われ21世紀枠でのセンバツ切符をゲット 城東(徳島)の21世紀枠でのセンバツ切符ゲットにおいて語らぬわけにはいかないのがノックバットを振るう女子マネージャー永野さんの存在であろう 部員少数の部隊を見事にセンバツへといざなってみせた 決定の瞬間の歓喜の涙は今回のセンバツ選考の最大のハイライトとなった 聖地でのノック、是非とも叶えてあげてほしいものである 石橋(栃木)もレベルの高い関東でもまれた経験を活かし、久々の21世紀枠での出場校のセンバツでの勝利を目指す
 

第95回センバツ高校野球出場校予想

2023-01-14 09:57:22 | 高校野球

どこよりも早いのかどうか分かりませんが第95回センバツ高校野球21世紀枠出場校等予想 - じゅんなおひと (goo.ne.jp)

21世紀枠は上記から下記に予想変更

※21世紀枠:東:氷見(富山) 西:神辺旭(広島) ランダム:由利(秋田) 補欠東:木本(三重) 西:城東(徳島)

もし上記の通りになれば3校とも昨年と同地区からの選出となるが果たしていかに

一般枠

※北海道:クラーク国際 補欠:北海 函館柏稜

秋の北海道を制したクラーク国際で決まり 準優勝した北海の本格派右腕熊谷投手はセンバツで観たかった

※東北:仙台育英(宮城)東北(宮城)能代松陽(秋田) 補欠:聖光学院(福島)山形中央(山形)

秋の決勝を争った仙台育英と東北は決まり 共に宮城県の学校であることから地域性を憂慮する声が出ないとも限らないが両校のチーム力の高さを考えると大勢に影響はないであろう 記念大会で1枠増となった3校目は優勝した仙台育英に善戦した能代松陽が優位 補欠1位には準々決勝敗退ながら好左腕武田投手を擁し東北と好ゲームを演じた山形中央が逆転で入る可能性も

※関東 東京

関東:山梨学院大附(山梨)専大松戸(千葉)健大高崎(群馬)慶応(神奈川)横浜(神奈川)作新学院(栃木) 補欠:昌平(埼玉)山村学園(埼玉)

東京:東海大菅生 補欠:二松学舎大附 帝京

秋の関東ベスト4の山梨学院大附(山梨)専大松戸(千葉)健大高崎(群馬)慶応(神奈川)と東京を制した東海大菅生は決定 関東の5校目は本格派左腕杉山投手を中心に健大高崎と競り合った横浜を推したい 記念大会で1枠増となった兼ね合いで今年は関東6校目と東京2校目の比較検討となるがこの選考は全地区の中で最も難航しそう ここでは守備力で勝って見えた作新学院と推したい 東京の補欠2校の内1校は見るからに強さを感じた帝京をここでは推したいと思う

※北信越:北陸(福井)敦賀気比(福井) 補欠:松商学園(長野)福井商(福井)

秋の決勝を争ったのが共に福井県の学校であることから地域性を憂慮する声も出てきそうだが準優勝の敦賀気比よりチーム力で明らかに勝る学校が下位校に見当たらないことから上記2校で決まりかと思われる 補欠は準決勝敗退の2校としたが準々決勝敗退ながら強打で敦賀気比と激闘を演じた中越(新潟)が割って入る可能性も

※東海:東邦(愛知)常葉菊川(静岡)加藤学園(静岡) 補欠:大垣日大(岐阜)三重(三重)

秋の決勝を争った東邦(愛知)常葉菊川(静岡)は決まり 記念大会で1枠増となった3校目は地域性から大垣日大が優位との見方が一般的だがここでは筋肉がしっかりと分厚くついた選手を揃えた加藤学園を推したい

※近畿:大阪桐蔭(大阪)報徳学園(兵庫)智弁和歌山(和歌山)龍谷大平安(京都)履正社(大阪)彦根総合(滋賀) 神宮枠:社(兵庫) 補欠:高田商(奈良)乙訓(京都)

秋ベスト4の大阪桐蔭(大阪)報徳学園(兵庫)智弁和歌山(和歌山)龍谷大平安(京都)は決まり 準々決勝敗退組からチーム力の高さで履正社がまず浮上 大阪桐蔭に善戦した彦根総合も有力だ 神宮枠は地域性と準々決勝の試合内容で高田商優位の声が大勢を占めているがここでは社を推したい 準々決勝で智辯和歌山にコールド負けとはいえ高田商が初戦から1週空いてたのに対し社は連戦でエース右腕高橋投手の先発を回避せざるを得なかった 初戦で天理相手にあわやコールド勝ちの試合内容も加味して推挙したいと思います 補欠には初戦敗退で県でも2位ながら神戸国際大附(兵庫)がチーム力の高さで乙訓に代わり浮上する可能性も

※中国 四国

中国:広陵(広島)光(山口)鳥取城北(鳥取) 補欠:高川学園(山口)創志学園(岡山)

四国:英明(香川)高松商(香川)鳴門(徳島) 補欠:高知(高知)今治西(愛媛)

中四国とも秋の決勝を争った広陵(広島)光(山口)英明(香川)高松商(香川)は文句なし 四国の決勝が共に香川県勢で地域性を問う声が出てくるかもだが大勢に影響はないであろう 記念大会で1枠増となった四国の3校目は県1位の実績を買って鳴門がやや優位か それ以外に比較検討する要素がなさそう 中四国問わず争われる最後の1枠は明治神宮で2年連続準優勝した広陵を追い詰めた鳥取城北に分がありそうだ 四国の補欠2位は素直に考えれば明徳義塾となりそうだが、当ブログでは力強さに夏への可能性を感じた今治西を推したい

※九州:沖縄尚学(沖縄)長崎日大(長崎)海星(長崎)大分商(大分) 補欠:明豊(大分)西日本短大附(福岡)

秋ベスト4の沖縄尚学(沖縄)長崎日大(長崎)海星(長崎)大分商(大分)で決まりかと思われる 長崎県勢が2校入ってるが大勢に影響はないであろう 補欠とはしたが明豊(大分)西日本短大附(福岡)やここには挙げていないが東福岡(福岡)といった準々決勝敗退組も、準決勝の試合内容によっては逆転選出の候補に上げるに値するチームと感じた