じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

どこよりも早いというわけではなかったようだが第95回センバツ高校野球展望

2023-03-10 13:54:48 | 高校野球

組み合わせは各自参照

※大分商~山梨学院大附:東北ー山梨学院大附の勝者が中心

昨夏優勝の仙台育英を秋の県大会で破った東北(宮城)は本格派右腕ハッブス投手が中心だが打線も東北大会で好投手を攻略するなど力強い ハッブス投手が先発しない試合でも野手が攻守にクオリティーを保つことが出来れば夏春連続での優勝旗白河の関越えも現実味が増してくる 同校の初戦の相手となる山梨学院大附(山梨)も派手さはないが総合力は高い 堅守を誇り優勝候補とがっぷり四つに組んで戦える 続くのは両校と反対側に入った智辯和歌山(和歌山)か 強打は健在 左腕吉川 右腕清水両投手次第では優勝候補に躍り出る 同校の初戦の相手英明(香川)も打ち合いにもちこむ力はある 大分商(大分)作新学院(栃木)は堅守を誇る作新学院の牙城を崩すだけの打力を大分商がつけているかどうか 光(山口)彦根総合(滋賀)は共に攻守に特別なものはなくても自力でセンバツ切符をゲットした高校同士の戦い 東北ー山梨学院大附の勝者との初戦となる氷見(富山)は21世紀枠とはいえ2年連続北信越大会へ勝ち進んでおり実績は十分だ

※北陸~広陵:広陵 履正社が中心 投の専大松戸 社 打の二松学舎大附

2年続けて明治神宮大会で決勝を戦った広陵(広島)は打線のスケールの大きさは出色の優勝候補 秋の公式戦全試合4点以上奪った打力が本物なら大阪桐蔭をも凌ぐ優勝候補になる可能性を秘める 一冬超えての投手陣の成長が鍵 同校と初戦で相まみえる二松学舎大付(東京)は派手さはないがしぶとい打線が持ち味 広陵相手に打ち合いにもちこむ力はあるとみる 履正社(大阪)も優勝候補に推せるだけの力がある 特に打線の迫力は大会屈指だ 守備走塁の細かい部分の精度と鋭さが増してくれば初のセンバツ制覇への道も開けてくるかと思われる 初戦は北陸ー高知の勝者との対戦となった 北陸(福井)は昔懐かし阪急ブレーブスを思わせる高校野球界では斬新なユニフォームで旋風を巻き起こす 高知(高知)は当落線上にあったが見事センバツ切符をゲットした 投打に五分で接戦が予想される 常葉菊川ー専大松戸も好カードだ 常葉菊川(静岡)の各打者は振りが鋭く力強い。対する専大松戸(千葉)のMAX150超えの本格派右腕平野投手を攻略できるかに注目だ  海星ー社も面白い 海星(長崎)のしぶとい打線が社(兵庫)の長身のエース右腕高橋投手は長身を攻略できるか 社のバックの支えもカギになりそうだ

※敦賀気比~沖縄尚学:大阪桐蔭に挑む世代屈指の剛腕擁する東海大菅生に強打の沖縄尚学

明治神宮大会を2年続けて制しセンバツ連覇を目指す大阪桐蔭(大阪)はこのセンバツも当然優勝候補 スーパーエース左腕前田投手が額面通り投げれば盤石 控え投手陣の層も厚く個々の質も高い 打線も強力 加えて機動力は旧チームを上回る 初戦であたる敦賀気比(福井)は例年通りの強打をセンバツまでに身に着けていれば戦える可能性を秘める 東海大菅生(東京)の本格派右腕日當投手は世代NO1投手になり得る剛腕だ この投手が額面通り投げれば大阪桐蔭の対抗馬になり得るかと思われる 初戦であたる21世紀枠の城東(徳島)は少数精鋭で剛腕に挑む 沖縄尚学(沖縄)の打力にも注目だ 右腕東恩納投手も一冬超えて化ける可能性を秘めており、優勝を狙えるところまで戦力を上げてセンバツに臨んでくる可能性も十分だ 初戦で対戦する大垣日大(岐阜)は名将阪口監督の老獪な采配の元、上位進出を目指す この勝者を迎え撃つ形になるクラーク国際(北海道)のエース右腕新岡投手がサイドから投げる縦にブレーキの効いた変化球の見極めはなかなか厄介だ 能代松陽ー石橋は能代松陽(秋田)のしぶとい打線に21世紀枠の石橋(栃木)がレベルの高い関東でもまれた経験を活かしていかに凌ぐかといったところかと思われる



※東邦〜慶應義塾:健大高崎 報徳学園の勝者を迎え撃つ仙台育英? それとも・・・

健大高崎ー報徳学園は初戦屈指の好カード 関東大会ベスト4の健大高崎(群馬)も強さ激しさを感じさせ総合力は高い 秋リードオフマンを務めた半田選手は注目の選手の一人だ 対する報徳学園(兵庫)も派手さはないが総合力は高い 堅守を誇り優勝候補とがっぷり四つに組んで戦える この両校と反対側に入った夏春連覇を狙う仙台育英(宮城)も優勝圏内にいるとみて良い 新チームも分厚い投手陣を誇り攻守にバランスがとれている 東北大会で東北に雪辱し明治神宮大会では大阪桐蔭を追い詰めた 同校と初戦で対戦する慶応義塾(神奈川)は野球界屈指の父を持つ清原選手に注目が集まるがチームとしても粘り強く戦うことができる 健大高崎 報徳の側は他校も抜き差しならない実力校である 東邦ー鳥取城北は打撃戦か東邦(愛知)は本格派右腕宮国投手次第では優勝候補に浮上するポテンシャルを秘める 鳥取城北(鳥取)もセンバツで優勝を狙える学校を秋は打力で苦しめた この勝者を迎え撃つ高松商(香川)の大室投手は高校生らしい好左腕 切れと力強さを兼ね備えたストレートを投げ込む 常連校同士の対決となった龍谷大平安ー長崎日大は堅守を誇る龍谷大平安(京都)に対し長崎日大(長崎)が秋の九州大会のように飄々と戦えるかかと思われる