じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

11月26日 大阪桐蔭 近大付属 

2017-11-26 09:36:14 | 高校サッカー

※守備

大阪桐蔭:前半は相手にかなりドリブルで削られては、ゴ━ル前にまで迫られてましたが、それでも無失点に抑えることができたのは、今季の同校の特徴であると思われる、守備で目立つことができる選手が多いから、だと思われるプレーが、この日も随所に出て見えました。ただ、チ━ムとしては崩された場面も何度かあり、それを個々の守備でなんとか凌ぎましたが、選手権予選終盤からそうした場面が続いており、それで全国で凌ぎきれるとは思えず、チ━ムとしての守備には課題が残るように見えました。

近大付属:1点目の失点は相手を誉めるべき、3、4点目の失点は前に出ざるを得ない展開のなかでのことのため、仕方ない側面もあるように見えました。2点目の失点は防げたように思います。PK内であれだけドリブルを許してはいけません。来季のプレミア参入を目指すのであれば、課題となったかと思われます。

 

※攻撃

大阪桐蔭:前半攻めこまれる時間が続いたあとの先制ゴ━ルは左CB寺井君16がイエローもらって右FWに大型の木村くん22が投入されてほどなく訪れた左からのCKからによるもの。相手からすればこの場面、木村くんに警戒がいくものと推察され、上がってきた寺井君はイエローもらった後であまり無茶してこないだろうと思いそうなもの。遠巻きに観てたので実際は分かりませんが、相手が遠いサイドの木村くんに意識がいってたところにショ━トからニアにいた寺井君にドンピシャでクロス合わせて寺井君がのがさずヘッドで仕留めて見えましたので、その通りならボランチ西矢主将8か他の誰かの閃きの勝利かと思われます。後半の2点目は課題の残ったゴ━ルに見えました。プレミア参入戦や全国ではPK内であんなにドリブルをさせてもらえるとは思えず、シュ━トなりパスなり球離れの判断をもっと速くする必要があるように思います。3点目はクロスをすかさず上げた左SB加藤君4とそこまでに至る素早いパスワークがよかったです。4点目は忘れました。

近大付属:無得点に終わりましたが、選手権予選の時同様、ドリブルでの鋭い切れ込みが相手にダメ━ジを与えて見えました。ただ、ドリブルは相手に守備の時間を与えることにもつながるため、相手にダメ━ジ与えることができるかわりに、得点するのにも時間がかかってしまうデメリットもあるかと思われます。この日のように2点以上のリ━ドを奪われ、出来る限り手っ取り早く点を獲る必要がある展開になったときは、ゴ━ルへのまた違ったアプローチが必要になってくるかと思われ、来季のプレミア参入を目指すのであれば、課題が残ったかと思われます。

 

大阪桐蔭:先制ゴ━ルを決めた寺井君は一方でCBでありながらイエローもらっており、どちらかと言えばFW向きの選手に見えました。u18大阪一部リ━グで見かけた選手かも知れません。日本代表にも選ばれているガンバの三浦選手と似たようなタイプのCBに見えました。安定のレギュラーCB赤澤君がこの試合でベンチにも入っていないのは気になり大事なければとは思いますが、終盤お役御免的に寺井君が下げられて見えましたので、寺井君も現時点では重宝されてる存在になってるのかもなと推察しながら見てました。得点力アップという意味で価値が高いのかもですね。もう1人、ボランチで白井君19が起用され、選手権予選ではボランチで起用されてた北田君7をサイドにまわしてましたが、これについては神戸君6が戻ってきたときの布陣を試しているように見えました。白井君は小柄で華奢な体格からしてひょっとしたら一年生なのかもなと思いながら見てました。試合後の挨拶で、選手権に向けてとの言葉が出ましたが、この日でプレミア参入戦へ進出しながらそこには触れず。何やら遠征費用が自費らしく、選手等にとっては腕磨きの絶好のリ━グではあるものの、学校の負担を考えると、微妙な側面も多い大会かもですね🎵選手権につなげるという意味でも、ここまできたら来季のプレミア参入に向け、これもまた、全力で目指してほしいと私的見解ながら思います。

 

近大付属:選手権への道が惜しくも断たれるもプレミアへの道はまだ残っているだけに、そこに向かって最後まで全力で向かってほしいと私的見解ながら思います。来季のプレミアを勝ち取る力は十分にあるかと思われます。


第96回全国高校サッカー選手権大会展望

2017-11-25 16:14:17 | 高校サッカー

※組み合わせ

  青森山田 青森
  草津東 滋賀
中京大中京   愛知
長崎総合科学大附   長崎
清水桜ケ丘   静岡
高川学園   山口
北陸   福井
日章学園   宮崎
関東一   東京A
佐賀東   佐賀
  流通経済大柏 千葉
  大分西 大分
     
  遠野 岩手
  作陽 岡山
日本文理   新潟
立正大湘南   島根
旭川実   北海道
宜野湾   沖縄
秋田商   秋田
神村学園   鹿児島
昌平   埼玉
広島皆実   広島
  三重 三重
  矢板中央 栃木
     
  大阪桐蔭 大阪
  羽黒 山形
明秀日立   茨木
高知西   高知
星陵   石川
松山工業   愛媛
実践学園   東京B
滝川第二   兵庫
帝京可児   岐阜
徳島北   徳島
  上田西 長野
  京都橘 京都
     
   桐蔭学園 神奈川
  一条 奈良
山梨学院大附   山梨
米子北   鳥取
仙台育英   宮城
髙松商   香川
富山第一   富山
東海大星翔   熊本
尚志   福島
東福岡   福岡
  初芝橋本 和歌山
  前橋育英 群馬

 

インターハイや各都道府県予選から察せられる県のレベル、ここ一番での勝負強さ、攻守に決め手があるかどうか。またプレミア、プリンス、各都道府県のリーグ戦から察せられる地力の高さといった観点に基づいて、優勝候補や各ゾーンの行方を占ってみたいと思います。

 

※青森山田~大分西のゾーン

当ブログ推薦の優勝候補:流通経済大柏

インターハイとの夏冬2冠を狙う流通経済大柏、選手権予選でも市立船橋など強豪ひしめく千葉県予選を全試合1失点以内に抑えたディフェンスは守備が決め手となるだけのものを誇るかと思われ、さらには同大会だけでなくプリンスリーグでも、最終節で勝利し逆転でプレミアリーグ参入戦への進出、さらには参入戦では大阪桐蔭との激闘を制するなどして来期のプレミアリーグ参入を決めたあたりに半端ない勝負強さを感じるだけでなく、地力も相当なものがあるかと思われ、トータル的に見て優勝候補の筆頭に挙げても良いだけのものを誇っているかと思われます。一発の力を秘めていそうな日章学園に地元の関東一あたりが序盤の関門になってくるか。準々決勝の相手はメディア予想として優勝候補NO1に挙げられて見える青森山田かと推察される。冬2連覇を狙う同校は地力では今大会NO1かと推察される。プレミアリーグでユースの強豪に交じって学校のチームが優勝争いをするというのは簡単にできることではない。決め手、勝負強さというものが大会中に感じられるようになれば、連覇も現実味を帯びてくるであろう。プリンスリーグ九州で2位に入った長崎総合科学大学付属、さらにはサッカーどころ静岡代表の清水桜ヶ丘(かつて清水市立商通称キヨショウ)あたりがまずは立ちはだかってくるかと思われます。

 

※遠野~矢板中央のゾーン

当ブログ推薦の優勝候補:矢板中央

インターハイ出場こそ逃したが、そこからチーム力を上げて見える学校が矢板中央以外にも存在する県予選を全試合1失点以内に抑えたディフェンスは決め手であり勝負強さの証明。さらには地域リーグでも首位であることから地力も高いと推察され、注目度は低いが、いわば隠れ優勝候補的な存在かと思われます。このゾーンでメディア的に注目度の高い昌平や広島皆実、作陽、神村学園、旭川実など名門、常連が多く名を連ね、混戦も予想されるかもしれません。

 

※大阪桐蔭~京都橘のゾーン

当ブログ推薦の優勝候補:大阪桐蔭、滝川第二

大阪桐蔭はインターハイ出場こそ逃すもその後選手権予選まで無敗で突っ走る。激戦の大阪府予選を全試合1失点以内に抑えたディフェンスは決め手及び勝負強さの証明。さらにはプリンスリーグ関西を独走で制した地力は総合的に見て優勝候補に推せるだけのものを十分に誇るかと思われます。プレミアリーグ参入戦で流通経済大学柏相手に激闘の末PK負け。悔しさと全国でもやれる自信を掴んだかと思われ、首都圏開催になって以来初の、大阪代表の全国制覇への期待がさらに高まった。滝川第二もインターハイ出場こそ逃すも選手権予選ではプレミアリーグに所属する神戸弘陵を下すなど全試合1失点以内に抑えたディフェンスは決め手、勝負強さの証明と思われ、県のリーグも制し来季のプリンスリーグ関西参入を果たしたことから地力も高いことが推察され、こちらもまた今大会それほど注目されてないながらも、優勝候補に推せるだけのものは十分にあるかと思われます。初戦の相手となる地元の実践学園戦を乗り切ることができれば、波に乗ることも十分考えられるかと思われます。この2校に京都橘も加えた近畿勢中心の争いが予想されるゾーンですが、近畿以外での注目は明秀日立かもしれません。注目度は低いですが、茨城県予選を全試合スコアメイクしての選手権出場、さらには県のリーグでも上位をひた走り高い地力を誇ることが推察され、決め手、勝負強さが大会中に出てくれば、優勝争いに割って入る可能性を秘めているかと思われます。他、名門星陵がどんな戦いを見せるかも注目かもしれません。

 

※桐蔭学園~前橋育英のゾーン

当ブログ推薦の優勝候補:前橋育英、東福岡、

前年度準優勝校であり今年のインターハイでもベスト4に進出した前橋育英は、選手権予選でも全試合1失点以内に抑えたディフェンスで決め手と勝負強さを証明。さらにはプリンスリーグ関東を制し高い地力を証明。プレミアリーグ参入戦でpk負けして来期のプレミアリーグ参入を逃すなど、惜しい戦いがここ数年続いている。選手権初優勝をこの大会で果たし、歓喜の和を作ることができるかに注目が集まる。。東福岡もプレミアリーグでユースの強豪に交じって上位をキープ、選手権予選では全試合1失点以内に抑え地力の高さと決めて、勝負強さいずれも兼ね備えていることを証明。前橋育英同様、優勝候補に推せるかと思われます。さらにはプリンスリーグ北信越を独走で制し来期のプレミアリーグ参入も決めた富山第一、プレミアリーグでユースの強豪に交じり来季の残留を果たした米子北も地力は高いものがあるかと思われ、決め手、勝負強さといったものが大会中に出てくれば、優勝争いに割って入る可能性もひめるかと思われます。この米子北と山梨学院大学付属の対戦は1回戦屈指の好カードかと思われます。他、レベルの高い神奈川を制した桐蔭学園は勝負強さはありそうで勢いに乗ると怖い存在。対する一条も一発の力は秘めていそうでこちらも予断を許さないカードかと思われます。このゾーンが最激戦区であるかと思われます。

 

大阪の高校サッカーの戦いを見る限りでは、サッカーという消耗の激しいスポーツにおいては、いかに強豪との潰しあいを避けることが出来るかも、ト━ナメントを戦い抜く上では大事かと思われ、それが全国の戦いでも当てはまるなら、いかに巡り合わせに恵まれるかといった、運の要素、も、ト━ナメントを勝ち抜く上では必要になってくるかもしれません。どこが運を掴むか?にも、注目かもしれませんね🎵

 

 

 

 

 

 

 

 


第97回全国高校ラグビーシード校予想

2017-11-24 14:40:51 | 高校ラグビー

※Aシード

西:京都成章(京都)、東福岡(福岡)

東:桐蔭学園(神奈川)

 

※Bシード

西:石見智翠舘(島根)、佐賀工(佐賀)、大阪桐蔭(大阪第1)、東海大仰星(大阪第2)、御所実(奈良)

東:春日丘(愛知)、流通経済大柏(千葉)、目黒学院(東京第1)、国学院久我山(東京第2)、日本航空石川(石川)

 

西のAシードは選抜準優勝の京都成章と同ベスト4の東福岡、石見智翠舘の争いかと予想しますが、東福岡が選抜大会で主力を日本代表で欠きながらベスト4まで進出した東福岡が2連覇に向け実力的にはNO1ではないかと推察されるのと、その東福岡に選抜で勝利した京都成章がAシード獲得に優位な状況ではないかと思われます。

 

東のAシードは選抜を初めて制した桐蔭学園が、その他の大会の実績でも他を圧倒しており、選ばれる可能性が高いのではないかと思われます。

 

西のBシードは石見智翠舘に選抜で東海大仰星に勝って決勝トーナメントに進出した佐賀工、同じく選抜で決勝トーナメントに進出し、近畿大会チャンプの大阪桐蔭(京都成章と引き分け両校優勝)、その大阪桐蔭に春の高校総体等で勝った東海大仰星の4校は有力、残り1枠が難しいですが、選抜に出場した天理に勝って全国切符を手に入れた御所実がやや優位な立場にあるのではないかと思われます。他、尾道(広島)、長崎南山(長崎)、報徳学園(兵庫)、常翔学園(大阪第3)あたりも選ばれる可能性があるかと思われ、特に報徳学園は仮にシードに選ばれなかったとしても、シードダウンからの上位進出の可能性は十分にあるかと思われます。

 

東のBシード5校の予想は難しいですね。選抜で決勝トーナメントまで進めば基本、シードされる可能性が高まるかと思われ、その観点でみると、春日丘、国学院久我山の2校がまず、優位な立場にあるのではないかと推察されます。それ以外の学校に目を向けると、その国学院久我山に春季大会で勝った目黒学院、春の関東大会で桐蔭学園に善戦した跡がスコア見る限りでは見受けられる流通経済大柏の実績が目立ち、残り1枠は国体で優勝した大阪府に善戦した跡が、これまたスコア見る限りでは見受けられる石川の主力がおそらく日本航空石川であろうと推察されることから、この3校を含めた5校が選出されるのではないかと思われます。年間の実績からしてBシード候補の中でも日本航空石川、目黒学院が特に面白い存在かもしれません。他、東北チャンプの秋田工に関東の常連茗溪学園あたりにも選出の可能性があるかと思われます。特に秋田工は仮にシードに選ばれなかったとしても、力的には東のBシードクラスかそれ以上の可能性も秘めているのではないかと、年間の実績からして推察されるかと思われます。


11月23日 報徳学園

2017-11-23 17:33:39 | 高校ラグビー

※FW

体格:この日の一列目1はロック体型、2と3はあんこ型、ロックも二人ともしっかりした体型、フランカ━の二人はバックス体型。エイトはしっかりした体格。

スクラム:圧倒的な体格差のままに終始圧倒

モ━ル:この日は攻守にそうした場面がなかったように思います。

ラインアウト:マイボ━ルを一度奪われたのは課題

集散の速さ:まずまずかと思われます。

 

※BK

体格:この日は全体的に骨格のしっかりした選手が多かったです。CTBの二人は第3列でも良いくらい。

展開力:まずまず及第点かと思われます

タックル:まずまず及第点かと思われます。

キック:まずまずだと思いますが、この日は難しい角度で方向を捉えきれていないキックが多く、全国に向けての課題かもしれません。

 

フランカーにBK体型の選手をそろえ、BKには逆にFWでもおかしくない選手を揃える布陣の狙いは、サッカーでいうところのショートカウンター、サイドアタックみたいなのが狙いなのかもと邪推しながら見てました。Bシ━ドに選ばれるには微妙というかこれまでの実際からするとやや厳しいかもしれませんが、例えノ━シ━ドになったとしても、Bシ━ドからシ━ドダウンを奪って上位進出する力は十分にあるかと思われます。


11月19日 大阪桐蔭 大阪朝鮮 東海大仰星 関大北陽 常翔学園 大阪産業大学付属

2017-11-19 08:55:39 | 高校ラグビー

※FW

体格
大阪桐蔭:プロップの1番木村くんは準決勝では途中出場だったと思います。1人メンバーが違うだけでチ━ム全体の印象が変わるくらい、大きさを感じるFW陣でした。
東海大仰星:前五人は大型。第3列は大きさはやや物足りないも骨太感はあり、体格に穴はなし。
常翔学園:2月より大きくなっておりサイズに穴がほとんどなしという春の印象と変わらず。1から4はでかく5から8はでかさはやや物足りないも骨格はしっかりして見えました。
大阪朝鮮:一列目は大型でした。
関大北陽:なかなかの大型FWでした。特に前五人は全国レベルの体格でした。
大阪産業大学付属:特別大きくはないですがサイズに穴はなし。という新人戦の時と印象変わらず。
 
スクラム
大阪桐蔭:先週と違って相手ボ━ルは常に押し込んでおり、マイボ━ルでも相手に圧力をかけることができてました。
東海大仰星:相手が大型だったこともあり、ほぼがっぷり4つでした。押し込めなかったのか無理にそうしなかったのかは何とも。
常翔学園:どちらかと言えば優位に進めてました。
関大北陽:全国クラスのFW相手にほぼがっぷり4つに渡り合えてました。
 
モール
大阪産業大学付属:敵陣では巧みに組んで、自陣でも巧みに守ることができてました。
 
 
ラインアウト
 
 大阪桐蔭:先週に続きマイボ━ルで奪われる場面が目立ち、課題として残ったかと思われます。スロワ━とジャンパーの呼吸が合ってないように見えました。
東海大仰星:安定していたように思います。
常翔学園:相手に絡まれたときの対応に課題が残って見えました。相手ボ━ルにはよく絡めていたと思います。
大阪朝鮮:相手ボ━ルによく絡めていたと思います。
大阪産業大学付属:マイボ━ル奪われてましたが相手ボ━ルにはよく絡めてました。
 
 
集散の速さ
大阪桐蔭:まずまずだったと思います。 
東海大仰星:例年通りの全国クラスの出色の速さです。
 常翔学園:例年どおりの速さだったと思います。こちらもこの部分は全国クラスの出色の速さ
関大北陽:相手の速さに必死でついていってる感じに見えました。
大阪産業大学付属:こちらも相手の速さに必死でついていってる感じに見え、決して負けてませんでした。
 
※BK
体格
大阪桐蔭:一部にはまだまだ線が細い選手もいますが、そうした選手をなるべく相手の圧力がかからないポジションで起用し、彼らの能力を活かす工夫を感じる布陣に映りました。
東海大仰星:縦目のでかい選手が多かったのが、やや気になりました。
常翔学園:SO高桑君、FB山川君の骨太感が印象に残りました。
大阪産業大学付属:特別なものはないですが、サイズに目立った穴は感じなかったという、新人戦の時と同様の印象をもちました。
 
展開力
大阪桐蔭:スピードは全国レベルで見ればややもの足らないも、ハンドリングには見るべきものはありました。
東海大仰星:春先同様、当然のごとく相手についてこさせない場面が多々あり、スピードは今季も全国トップレベル。ただ、そのスピードに自分たち自身がついていけず、ノックオンが多発していたのは気になりました。
常翔学園:今季も展開スピードは出色。1980年代から1990年代中盤にかけての、かつての天理や熊谷工業、俗に言う軽量商業(西陵商業)高鍋といった小柄なチームの華麗なハンドリングラグビーを観ているようという新人戦の時と印象は変わりません。
大阪産業大学付属:SO松永主将を中心としたハンドリングラグビーには見るべきものがあり、この選手の突破力が、最後まで効いてました。
 
 
キック
大阪桐蔭:CTB恵良12はこの日も、安定してました。PGは難しい角度を決めてくれれば大きいですが、まずは決めれる角度を確実に決める。これを日によってではなく安定させること。そういう意味では、このキッカ━の存在は大きいと思います。
東海大仰星:ウイングの選手が努めてましたがこの日は今一つでした。春先と同じ選手が蹴っていたかと思われます。
常翔学園:SO高桑君が蹴ってましたので、これまでと同じ選手が蹴っていた可能性が高いかと思われます。これまでよりも随分精度が上がって見えました。難しい角度も含め全て成功でした。
大阪産業大学付属:先制トライ後のほぼ正面のを外す。こういうことをしていると、いくら勝利が迫っていても勝てません。来季以降の課題となったかと思われます。
 
 
タックル
大阪桐蔭:好タックルが見事に刺さった場面もありましたが、全体的にはこの日も甘い場面が見え、しばし相手のロングゲインを許していたのは気になりました。
東海大仰星:出足の鋭さには見るべきものがありましたが、それがために相手に穴を与えることにもなってしまっていたのは気になりました。
常翔学園:相手の核になる選手を最後まで止められず。飛び道具をもつ相手への対応が、課題として残りました。
 
 
大阪桐蔭:大勝にも課題が多く残る内容だったかと思われます。相手のあたりが特別なものには見えなかったにも関わらず接点でノックオン多発。不安定なラインアウト、タックル等々。おそらくBシ━ドには選ばれるかと思われ、となると初戦は12月30日、まだまだ時間はありますので、それまでにどこまで仕上げることができるかかという印象は先週から変わらず。FL6番、第一列でもおかしくない体格の選手の縦に突っ込んでいく動きの強烈さが先週も今週も印象的でしたが、奥井君、一年生なんですね🎵全国では今季もまた、奥井君などFWの強さを試合に、大会に色濃く反映させることができるかどうかが、上位進出の鍵かと、思われます。全国ではシード校同士の戦いになかなか勝てない同校ですが、今年は1月3日までは来る力があると思います。
 
東海大仰星:BK陣の今後の成長が全国での上位進出のかぎとのこれまでのの印象から未だ変わりなし。展開力は今季も出色なだけに、全国初戦となりそうな12月30日までに、どこまで各選手の体格に骨太感が出てくるかかと思われます。こちらもまた、Bシ━ドには選ばれるかと思われます。まるで野球の大阪桐蔭ばりに、背番号とポジションが違い、ゲ━ム中もどんどん変えていく戦いぶりが、特徴的でした。現状の全国での立ち位置は大阪桐蔭同様、1月3日までは来る力があるはずかと思われます。
 
常翔学園:春先から大きく印象は変わりません。実績ないから珍しくノーシードになるのかな?との印象も変わらず。Bシ━ドに選ばれるには、9月に公式戦で大阪桐蔭に勝ったことを評価してもらえるかどうかなのかとも思いますが、過去にその時期の公式戦が評価された例は、私自身は聞いたことがありません。ただ、力的には、元旦までは来る可能性が高いかと思われます。
 
※大阪朝鮮
強敵を撃破し大きな目標を達成するには、ここぞの場面で待っていては、それは叶いません。そうした場面で向かっていく力を身に付けることが、来季以降の課題かと思われます。
 
※関大北陽:完敗喫したとはいえ、全国クラスの強敵相手に、野球で言うところのコ━ルドを免れ9回までやりきった内容には、見るべきものはありました。同校は毎年、体格には見るものがあるだけに、今後台頭してくるかもという印象は、例年同様変わりません。
 
※大阪産業大学付属
新人戦の頃よりチ━ム力を上げて、これまでで最も全国に近づく戦いぶりでしたが一方で負けるべくして負けた部分もあり、接戦のスコアほどの惜しかった感はなし。先制後の簡単な角度を外して二点をふいに。終盤追い上げさあ逆転と機運が高まった直後にノックオンなど、ここぞの場面でミスをしたり何でもない場面でもミスをしたりしていては、いくら競っても全国にはたどりつけません。いかにひとつひとつのプレ━を大事にするかが、来季以降の課題かと思われます。それがプレ━から見てとれたとき、全国へとたどり着くのかと思われます。