茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記6月14日「十二指腸潰瘍と背部痛」

2012-06-14 19:33:48 | 日記
背部痛で患者様が来院、『胃の裏が痛む』というので問診したところ「十二指腸潰瘍」で治療中であることが分かりました。
お医者さんで処方された薬は服用しているが『背中が痛む』とのこと。

背部痛は「十二指腸潰瘍」が原因であることが濃厚です、経絡上を診ていくと膀胱経の膈兪穴の圧痛著明、胆経の外丘穴、腎経の太谿穴に反応があり、左小野寺臀部点にも圧痛が認められました。
患者さんも『腰痛の時と痛み方が違う。』と説明されていました。

今回は「澤田流太極療法」で治療をする事とし、腹部は鍼、背部は灸を主としました。経穴は澤田流の基本穴を使用、背部は六華の灸(胃の六灸)、小野寺臀部点と外丘穴、太谿穴を加えました。
胃の六灸は、膈兪穴・肝兪穴・脾兪穴の左右六穴で構成された胃疾患の有名な処方です。

治療途中から背部の疼痛が緩和され、鍼灸治療が「疼痛」緩和に効果があることを再確認出来ました。
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