先日3回目の新型コロナワクチンをモデルナ社製で交互接種しました。
1回目・2回目はファイザー社製で初めて3回目をモデルナ社製で受けました。
予想はしていましたが翌日から強烈な副反応に悩まされました。
38℃以上の発熱と歯がカチカチ鳴るほどの悪寒、頭痛、筋肉痛と関節痛でした。
ワクチン接種による発熱は体の正常な免疫反応なのですが辛いですね。
ファイザー社製とモデルナ社製ワクチンはmRNA型ワクチンなのでウイルスではありませんが発熱するメカニズムは同じです。
人間の体温は視床下部にある体温調節中枢によってコントロールされています。
細菌やウイルスのような病原体が体内に侵入すると、免疫細胞が分泌する物質(サイトカイン等)が作用して視床下部にある体温調節中枢が体温のセットポイントを引き上げます。
これは、平熱の 37℃よりも、40℃近い温度の方が、ウイルスを排除するために免疫システムが 働くのに有利だからと考えられています。
体温のセットポイントが引き上がると、体温調節中枢からの指令が体中の筋肉や褐色脂肪細胞へ伝わり、筋肉の震えや代謝性の熱産生が起こって体温が上がります。
熱の出はじめに体が震えるのはこのためで、熱が上がりきるまでは体温がセットポイントよりも低いため、悪寒を感じることがあるそうです。
また頭痛・筋肉痛・関節痛は発痛物質(ブラジキニン、セロトニン、ヒスタミン、アセチルコリンなど)と発痛増強物質のプロスタグランジンが関連していると考えられています。
ワクチン接種後3日で噓のように発熱は引きましたが、しばらくの間は筋肉痛が残りました。