茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記28年9月25日「長寿の灸。」

2016-09-25 07:11:55 | 日記

今日は「長寿の灸」について取り上げてみたいと思います。

長寿を目的とした治療のポイントは「灸治療で陽気をたすけること。」になります。

古典医書に

「人は晩年に至と陽気が衰えるために、手足が温まらず、下元が疲労して虚すので動作が困難になる。
人は一息の陽気があれば死なない。気とは陽により生ずるものであり、ゆえに陽気が尽きれば死ぬ。人は病の無いときには常に関元・気海・命門・中脘に灸をすれば百余年の寿命を保つ事ができる。」
と記されています。

当院では「長寿の灸」の治療に際しては澤田流の基本穴+関元・気海・命門・中脘・足三里に灸をする事になりますが、後者の中には澤田流の基本穴にすでに入っているものもありますね。

「気海」は元気の海。
「関元」は足三陰と任脈の交会穴。
「中脘」は胃の募穴
ですので、お灸をすることにより脾胃を健やかにして、後天の精を補い、先天を強健にして気血を活発化させ。その結果体力がつき長生き出来る様にとするのが「長寿の灸」です。


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