茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記28年9月2日「肩凝り・腰痛・不眠症+美顔鍼。」

2016-09-02 06:38:34 | 日記

当院は「北川式美顔鍼」の治療院です。

一口に美容鍼といっても施術の方式として「全体治療+美容鍼」と「美容鍼」単独の二種類のスタイルがあります。

「全体治療+美容鍼」の施術をするところは少ないようですが当院では「美容鍼」の前に「積聚治療」による全体治療を行い、その後に「北川式美顔鍼」による施術を行うのがスタンダードとなります。

美容鍼の前に全体治療を行うことにより、体全体の気・血・水の流れを調えると、美容鍼の効果と持ちが違います。美容鍼も全身の治療が大切です。

「東洋医学」では、五臓の状態が顔に表れると言う考え方があり「顔は五臓の鏡」といわれます。

具体的な例を挙げますと、
・肝の働きが悪いと、お血と言われる目の下のくまが出来たり。
・脾の働きが悪いと顔色が黄色く萎びて見えたり。
・肺の働きが悪いと吹き出物・肌荒れが起きたり。
・腎の働きが悪いと顔色が煤けた様に黒くなったり、浮腫んだり、髪が白髪になったりします。

当院ではお客様のお顔に鍼を刺すだけの美容鍼ではなく、根本にある様々な症状の「本」となっている五臓の状態を調える「本治法」により治療し、その後に顔に鍼をする「標治法」により五臓の失調でお顔に生じた症状を改善するのを基本としております。

今回のお客様は美容鍼の他に「肩凝り・頸凝り・腰痛・不眠症・腱鞘炎・眼精疲労など」の症状の改善をご希望でした。

お顔を拝見すると、肌の色が赤黒く艶がありません。

東洋医学的に診断して証を立てると今回は「腎虚証」となり全体治療は「腎虚証」で進めることとしました。

全体治療後「美容鍼」は「北川式美顔鍼」で施術し、短鍼を使い鍼管を使わず二指推鍼法でお顔に30本を刺して置鍼しました。

「全体治療+美容鍼」を終えますと、肌のくすみが改善され、お肌が白くなり透明感が増しました。体全体の気血の流れが良くなり緊張していた筋肉も緩みました。

お客様から「肩こりがスッキリ、目が開くようになり、視界が明るいです。」「とても気持ち良くこのまま寝たい。今日は良く眠れそう。」とのことでした。


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