「21世紀はアジアとの時代」 (Jtiro🔴Jpn) SDGs.Webサイト(Editor: K.Yamada)

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■葉月、夏の歳時記

2021-08-03 | ●歳時記2)

■■■■■■■■■■■■暑中お見舞い■■■■■■■■■■■■
  
                                               
                               暑中お見舞い申し上げます
                                     Summer Greeting
        I hope you are keeping well in spite of the Summer

              日本とアジアの新潮流を探る

                 
                  ■国際交流情報 Webサイト(JtiroJpn)

  
     
          薫風や裸の上に松の影  正岡子規

                       東京オリンピックもたけなわ、
              いささか残念ですが、
                   コロナパンデミックが、益々猛威をふるっています。
                      これに屈する事なく、お元気でご活躍ください。

                       JTIRO では戦後76年の日本」を特集します。

                     太平洋戦争敗戦の実態を、戦争を知らない世代の
                           多くの
人達に伝承するために配信します

                URL:http://blog.goo.ne.jp/jtirojapan
                         (上記の URLをクリックしてご覧ください)                     
   
 
   

葉月の歳時記■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

   

●季句  プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ  石田波郷
    サーフインの若者徴兵を知らぬ    金子兜太
    風薫るこれからという人生に     今橋真理子

季節     風薫る  夏深し  残暑  秋を待つ  夜の秋  夏の果て  花火  
●時候  盛夏  猛暑  酷暑  避暑  李夏  晩夏  残暑  残炎 
風物  風仙花  ひぐらし  蝉しぐれ  西瓜  盆踊り  あぶら蝉
●祭事     竹生島祭(15日)琵琶湖,三島祭(16日)吉田火祭り(26日)
       地蔵盆(24日)弘前ねぶたまつり

    枝豆  新豆腐  梅酒  新茶  葛水  新酒  葛饅頭  蜜豆水貝 
    落鮎  鱸  鰯  太刀魚  秋刀魚  鮭
野菜  西瓜  南瓜  芋  自然薯  落花生  間引菜  生姜  茄子
草花  薔薇  芙蓉  合歓の実  芭蕉  蘭  朝顔  コスモス  

●暮らし 打ち水  浴衣  簾  風鈴  扇子  夏休み  旅行
●挨拶  暑中見舞い(8月7日迄に)残暑見舞い(8日~8月末迄)
 
 日本内外8月の行事■■■■■■■■■■■■■■■■
1日     土用二の丑
3日   ASEAN地域フオーラム(ARF)ベトナム, 
6日 ●原爆記念日(広島市)平和祈念式
7日   立秋(秋立つ)立秋の雨はや一過朝鏡 中村汀女
8日 ●東京五輪閉会式(国立競技場)
8日   山の日(祝日)
9日 ●長崎原爆忌  よさこい祭り
12日  阿波踊り
15日  お盆 (月遅れ)
15日●第76回終戦の日、全国戦没者追悼式(戦後76年)
15日  精霊流し-
16日  京都五山送り火
19日  全英女子オープンゴルフ(英国カーヌスティ)
21日  仙台市長任期満了 
21日 処暑 地蔵盆
24日●東京パラリンピック開会式(国立競技場)
29日  横浜市長任期満了
30日  テニス全米オープン(ニューヨーク)
31日 二百十日

タイ8月の行事■■■■■■■■■■■■■■■■■■
12日 シリキット王妃誕生日(母の日)全国

 

悔しい思い糧に■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
  ● 
8月や6日9日15日」(作者不詳)
日本の昭和20年8月を象徴する名句だが、詠み人は解っていない。
6日は広島原爆、9日は長崎原爆、15日は日本屈塾の敗戦日である。

どちらにしても、76年に及ぶ日本人の屈塾と苦悩の想いを僅か17文字
に凝縮してシンプルに表現したもの、
凄いというしかない。
  
当時の米軍は、原爆投下する日本の都市を決めるために、科学者を交え
た目標
検討委員会を開き、直径5キロの市街地がある日本の都市に模擬爆
弾を落
とし、その結果、広島と長崎に決まったという
至って周到な計画のもと、非常に悪辣な人類初の核爆弾が広島と長崎に投
下された。その結果、瞬時にして数十万人の人たちが犠牲になった。 

 
戦後すぐ極東国際軍事裁判が開かれ、時の東条総理はじめ 敗者日本の
開戦時の
首脳が戦争責任を問われ、弾劾された。
しかし勝者の米国はじめ枢軸国側は、原爆投下に対してその責任を問われ
事は無かった。勝てば官軍の意識が、ここでも無謀に生かされた譯だ。
そして戦後できた国連の常任理事会では、76年経った今も、時の勝者の
国々が常任理事国の席を独占し続けている。まさに
勝者の驕りと言うしか
ない。
戦後民主主義は、民意を大切にして正義の大道を築いてきたが、時に大勢
を占める側が趨勢となって、正しい側を封じ込める事もあるという。困っ
た事だ。

 
前衛俳句の巨匠金子兜太さんが、昨年98歳で亡くなった
   ・彎曲し火傷し爆心地のマラソン      兜太
     ・原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ 兜太
   ・墓地は焼跡蝉肉片のごと樹樹に    兜太
     ・海に青雲生き死に言わず生きんとのみ 兜太
 


8月という月は、戦後、実に多く世界の人々の心を捉えて来た。
特に76年前の戦争を知るものに取って、昭和20年8月は 屈塾の敗戦の年
でもあり、またそれ以上に平和国家へ大きくシフトした貴重な月
でもある。
奇しくも今年の8月の東京五輪は、コロナウィールス蔓延のなか、開催の是
非が問われたが、無観客というかつてない形で、あと数日で終ろうとしてい
る。これからも日本の8月が、常に世界平和の起点であるよう期待したい。

   

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