
■■■■■■■■■■■■■五輪の余情■■■■■■■■■■■■■(AFPBB NEWS)
●若いアスリートの熱戦に沸いた東京オリンピックは、終わった。
今朝、IOCバッハ会長は、空路 帰路に就いた。殆どの各国選手も今朝から
空路帰途につきつつある。
●いつも新聞は日経と産経しか読まないが、五輪期間中は、何故か気にな
り読売と朝日の朝刊をコンビ二で求め、各紙1面のコラムに注目して来た。
わずか700文字で時の話題を主題に、起承転結、その感動を読者に伝
る事は、有能な記者の業をもってしても大変な事である。
各社選り抜きの記者が毎日のように腕を振るう。読売新聞「編集手帳」で
著名な竹内政明さんは、かってのその独りである。
●五輪終日の昨日、絶品のコラムに出会った。8月8日の産経新聞朝刊1面
の「産経抄」である。筆者不明だが この産経抄に幻の「五輪コラム金メダル」
を贈りたい。
●8月6日 産経新聞 朝刊1面「産経抄」
「人の世に春夏秋冬があるように、「名人」と呼ばれる人にも黄昏時は訪
れる.噺の途中で言葉がつかえた八代目桂文楽は「勉強してまいります」
といって高座を降りた。表舞台に戻る事はなかったという。
▼影を引く後ろ姿はいつの世も胸を打つ。体操の内村航平選手もそうだっ
た。東京五輪の鉄棒で落下し「僕はたぶん、もう主役じゃない」どんな名
手にも逆らえぬ時の流れがある。姿を拝んだことはないものの、五輪の神
様が無情を教えてくれたようでもある。(中略)
▼痛みへの共感。勇気への賛美。戦友との連帯。神様が伝えたかったもの
は何だったんろう。長く尾を引く余情は、いまも胸の中を去らずにいる。
若者たちの喚起と涙、数々の名場面と言葉を残して東京五輪が閉幕を迎え
る。これほど心を動かされた夏は記憶にない。
▼「海の神様.ありがとう」も印象深い。 波打ち際で深々と頭を下げた
サーフイン銀メダルの五十嵐カノア選手である。コロナ禍にも膝を折らず、
東京に集まった全ての若者たちがこの勝者だろう。誰かに何色かのメダル
を届けねばならなかった神様の、苦労の跡がしのばれる。」 2021,8,8
●東京五輪2020は、若いアスリートの記録と想い出を残して幕を閉じ
た。しかし それを克明に伝えた情熱のコラムは、東京五輪の思い出を何時
までも熱い余情としてかき立ててくれるはずだ。
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