MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

白木蓮(はくもくれん)という花

2016年03月21日 | Weblog
これは、木蓮(もくれん)科、モクレン属の白木蓮(はくもくれん)という花である。白木蓮の開花時期は、 3/10 ~ 4/10頃、いま丁度、真っ盛りといったところである。この白木蓮は、白い清楚な花で花びらの幅が広く、厚みがあり、写真のように花は上向きに閉じたような形で咲き全開しない。これが辛夷と違うところ。咲いて居るときの風景は、白い小鳥がいっぱい木に止まっているように見えるのである。花びらは、太陽の光を受けて南側がふくらむため、花先は北側を指すのである。
この白木蓮は、二三日前に撮ったもの、もう散り始めているかも知れない。 



  今日の誕生日の花:バイモ   花言葉:才能

  今日の一首:放送の記念日と今朝聞きしよりバイモ一本柱に掛ける  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

豌豆(えんどうまめ)の花

2016年03月20日 | Weblog
これは、豆(まめ)科、エンドウ属の豌豆(えんどうまめ)の花である。この豌豆(えんどうまめ)は、ヨーロッパ、コーカサス地方原産。エンドウ豆の栽培として古代ギリシャ時代から、いわゆる「莢(さや)えんどう」として栽培されて来た植物である。英語だと「グリーンピース」。でも、これが日常使われており、グリーンピースと言ったほうが解り易いかもしれない。しかも此のグリンピース、豌豆(えんどうまめ)は、緑色の色彩が鮮やかなため、サラダ、シュウマイ、和え物、炒め物、炊き込みご飯、カツ丼のアクセントなどに用いられている結構、便利な野菜である。



  今日の誕生日の花:ハナノキ   花言葉:信仰

  今日の一首:紅色のハナノキの花咲きたりと習いはじめし絵てがみ届く  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

赤花三叉(あかはなみつまた)の花

2016年03月19日 | Weblog
これは、沈丁花(じんちょうげ)科、ミツマタ属の赤花三叉(あかはなみつまた)の花である。この花の開花時期は、 3/ 5 ~ 4/10頃。これからが、三叉(みつまた)の花のシーズンである。三又の原産地は
中国中南部、ヒマラヤ地方で、日本には、江戸時代初期に渡来した花である。花は、蜂の巣がぶら下がったような形で、花芽は、ちょっと不気味な、不思議な形である。三又のネーミングは、枝が3本ずつ分岐するような形が由来である。樹皮には、強い繊維があり、それが和紙の原料になる。それは、しわになりにくく高級で、また虫害にもなりにくいので、1万円札などの紙幣や証紙など重要な書類に使われる。
「赤花三叉(あかばなみつまた)」は、戦後、愛媛県の栽培地で発見され、今では黄色花とともによく栽培されているという。



  今日の誕生日の花:スミレ   花言葉:誠実、真実の愛

  今日の一首:花の名をいく度となく問われます先生老いてスミレ花咲く  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

白い沈丁花(じんちょうげ)の花

2016年03月18日 | Weblog
これは、沈丁花(じんちょうげ)科、ジンチョウゲ属の白い丁花(じんちょうげ)という花である。この沈丁花の開花時期は、 2/25頃 ~ 3/末頃というから現在、至るところで満開の如くに咲いて居る花である。既に此のプログでも春の開花ラッシュの先駆けとして紹介した花であるが、外側、内側ともに綺麗な花に出会ったので、再度、此処に掲上した次第である。
 
「沈丁花 いまだは咲かぬ 葉がくれの くれなゐ蕾(つぼみ)匂ひこぼるる」 若山牧水



  今日の誕生日の花:シダレザクラ   花言葉:優美

  今日の一句:しだれつヽこの世の花と咲きにけり            藤田湘子

  今日の一首:朝に匂い昼にたゆたい夕べには優しく立てりシダレザクラよ    鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

桜が咲き始めた様だ

2016年03月17日 | Weblog
これは、薔薇(ばら)科、サクラ属 の桜である。英語では、桜の木は「Japanese cherry」、桜の花はCherry blossomである。その桜が、写真のように咲き始めたのである。
桜の開花時期は、 普通、3/25 ~ 4/10頃(染井吉野)である。桜は、言うまでもなく日本原産である。
2月にもなると、桜の開花前線予想がいろんなところから発表される。1日の平均気温がだいたい10度を越えたら開花時期到来である。(最高気温が14度、最低気温が6度ぐらいの頃)開花から約1週間後に数日後に「散りはじめ」るのである。
「染井吉野」は、江戸時代に、上野の近くの駒込の染井村で植栽が始められ、初めは見事な桜の代名詞として「吉野桜」と呼ばれていたが誕生地の「染井」の名を加えて「染井吉野」の名になったということである。



 
  今日の誕生日の花:イワウチワ   花言葉:春の使者

  今日の一首:イワウチワ春の使者とて咲き出ずる愛しきいのちうちふるえるを  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

蕗の薹(ふきのとう)

2016年03月16日 | Weblog
これは、菊(きく)科、フキ属の蕗の薹(ふきのとう)である。この蕗の薹の開花時期は、 2/ 5 ~ 3/末頃、春を知らせる花である。蕗の薹(ふきのとう)のネーミングは、「冬黄(ふゆき)」の略であり、冬に黄色い花をつけることからである。
「蕗の薹(ふきのとう)」の花芽は、天ぷらにするとおいしく、花が咲く前の柔らかいうちがベストである。写真の蕗の薹は、大きくなりすぎたが、なかなか見応えのあるものだったので取り上げた次第である。
これは、花が咲いてから、地下茎を通じてつながっている葉が大きく伸びて広がってくる。この葉柄(葉の茎の部分)がいわゆる「フキ」として食用になる。蕗の薹は、「苳」とも書く。秋田県の県花(蕗の薹)
蕗の薹(ふきのとう)の別名は、「蕗の姑」(ふきのしゅうとめ)

「蕗の薹 おもひおもひの 夕汽笛」 中村汀女



  今日の誕生日の花:クサボケ、シドミ   花言葉:一目ぼれ

  今日の一首:願わくば今日一日のゆとりあれ朝の陽うけてクサボケ咲けり  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

花大根(はなだいこん)という花

2016年03月15日 | Weblog

このプログに毎日掲載している誕生日の花が、三月十四日は、ムラサキハナナであった。一瞬、何の花だろうと思ったが、よく考えてみたら花大根(はなだいこん)のことだったのである。
花大紺は、油菜(あぶらな)科、オオアラセイトウ属(または、ショカッサイ属)の紫紅色(スミレ色)の花である。この花の花時期は、 3/10 ~ 5/末頃である。
この花大根は、中国原産で江戸時代に我が国に渡来し、現在、蔓延して恰も雑草のように至るところに生えて居るのである。この花のネーミングは、言わずもがな花が大根によく似ているからなのである。
花大根の別名は、「大紫羅欄花(おおあらせいとう)」「紫花菜」(むらさきはなな)「諸葛菜」(しょかっさい)三国志の諸葛孔明 (しょかつこうめい)が出陣のさきざきで此の種子をまき、兵士の食糧となるよう栽培したことから。



  今日の誕生日の花:ハルリンドウ   花言葉:高貴

  今日の一首:晴れる日を今日と待ちいしハルリンドウ自分で自分をはげまして咲く   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

辛夷(こぶし)の花

2016年03月14日 | Weblog
これは、木蓮(もくれん)科、モクレン属の辛夷(こぶし)の花である。辛夷の開花時期は、 3/15 ~ 4/15頃であるが、数日前から咲き始めたが、このところの寒さのため散らずに長持ちしているようである。
昔の人は、この花の開花時期から農作業のタイミングを判断したり、花の向きから豊作になるか否かを占ったりしたというが、長く咲いて居たときは、一体、どうなのだろかと思っていたところである。
この辛夷(こぶし)のネーミングは、つぼみが開く直前の形が子供のにぎりこぶしに似ているところから、この名前になったらしい。また、辛夷の実は、ゴツゴツしており、その実の具合から「こぶし」と命名されたのでは、との説もある。
この辛夷(こぶし)は、白い花で、花びらの幅は狭い。全開しても、白木蓮より小さい。
辛夷(こぶし)の別名は、「田打桜(たうちざくら)」
3月24日の誕生花 花言葉は「信頼」(辛夷)



  今日の誕生日の花:ラッパズイセン   花言葉:尊敬

  今日の一首:みーんながこっちを向いてるね幼児が言うラッパズイセン   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

ムスカリーという花

2016年03月13日 | Weblog
これは、百合(ゆり)科、ムスカリ属のムスカリーという花である。この花の開花時期は、 3/ 5 ~ 4/末頃というから、丁度、今頃の花である。この花の原産地は、地中海沿岸または南西アジア産で日本に移入された花である。咲く時期も同じ頃のヒヤシンスに少し似ている花で、鮮やかな青紫色である。中には、白色の品種もあるようである。
ムスカリーの別名は、「グレープヒヤシンス」(葡萄(ぶどう)に似ているから。)
3月22日の誕生花  花言葉は「寛大なる愛」




  今日の誕生日の花:ムラサキハナナ、ショカツサイ   花言葉:知恵の泉

  今日の一首:いちめんのムラサキハナナに埋まりておとぎばなしをほろほろときく  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

大犬のフグリという花

2016年03月12日 | Weblog
これは、胡麻葉草(ごまのはぐさ)科、クワガタソウ属の大犬のフグリという花である。この花は、野原でよく見かけるが、開花時期は、 2/ 1 ~ 4/末頃である。雑草のような花であるが、ヨーロッパ地方原産で我が国には、明治時代に渡来。この花は、道端に多く生え雑草のようだが、かたまって咲いているととてもきれい。色はルリ色。日が当たると花びらを広げ、日がかげると閉じる。
この花のネーミングは、丸みのある腎臓形の実が犬のフグリに似ているから、この名前になった。というが、臆面もなく名付けられたものだと思う。
「立犬のフグリ(たちいぬのフグリ)」は、茎が高く立つ。花は「大犬のフグリ」より小さい。
 「犬ふぐり 星のまたたく 如くなり」   高浜虚子




  今日の誕生日の花:ユキヤナギ   花言葉:殊勝、可憐

  今日の一句:揺るるたび花増えてゐる雪柳               伊藤政美

  今日の一首:肩にふれユキヤナギの花散るものをやよいの空のやわらかにあり  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)