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馬酔木(あせび)の蕾

2014年02月05日 | Weblog
これは、躑躅(つつじ)科、アセビ属の馬酔木(あせび)の花の蕾である。散歩で、春を求めながら歩いていたところ、丁度、馬酔木の花の蕾が出はじめているところに出会ったのである。ということは、寒い寒いと言いながらも、確実に春が進行しているということである。もっとも、馬酔木(あせび)の花は、三月には開花すると言うから、これは、至極当然のことかも知れない。


馬酔木(あせび)・躑躅(つつじ)科。
・学名 Pieris japonica
   Pieris : アセビ属
   japonica : 日本の
 Pieris(ピエリス)は、
 ギリシャ神話の詩の女神
 「Pieris」の名前にちなんだもの。
 
・開花時期は、 3/ 5 ~ 4/15頃。
・「あしび」とも呼ぶ。
・壷形の花をいっぱい咲かせる。
・色は、うす紅色のものと
 白色のものがある。
・かすかに香る。

・枝葉に「アセボチン」という
 有毒成分を含んでいる。
 馬が食べると
 酔って足がなえることから
 「足癈(あしじひ)」
 と呼ばれ、
 しだいに変化して
 「あしび」そして
 「あせび」となった。

 漢字の「馬酔木」も
 その由来による。
 また、このことから、
 葉を煎じたものは
 殺虫剤としても使われている。

・「池水に
  影さへ見えて 咲きにほう
  あしびの花を
  袖に扱入(こき)れな」万葉集 大伴家持(おおとものやかもち)

 「磯の上に
  生ふるあしびを
  手折らめど
  見すべき君が
  ありといはなくに」  万葉集 大来皇女(おおくのひめみこ)

 「わが背子に
  わが恋ふらくは 奥山の
  あしびの花の 今盛りなり」 万葉集

 「河蝦(かわず)鳴く
  吉野の川の 瀧の上の 
  馬酔木の花ぞ
  末(はし)に置くなゆめ」  万葉集

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ヒメオドリコソウ    花言葉:愛敬

  今日の一首:落し物さがしに戻る道すがらヒメオドリコソウ愛らしく咲く   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)