これは、桜草(さくらそう)科のプリムラ・ポリアンサという花である。この花は、改良の長い歴史を持ち、現在出回っているものはすでに園芸品種といっていいようだ。豊富な花色とはっきりした花の形は、地際から短めの花茎を伸ばす扱いやすい姿からプリムラ・ジュリアンとともに、パンジー・ビオラ・ガーデンシクラメンに並ぶ冬~春花壇の主要素材になっている。株元から花茎を伸ばすジュリアンに印象が近いものと、やや太い花茎を伸ばし房咲きになるものがあり、房咲きは賑やかな印象である。たまに同じ株に2種類の咲き方が出ることもあり、葉は少し厚めで葉脈がはっきり。濃緑で花と同じくらい存在感が強い。葉の先がつまった感じになるジュリアンに比べると葉の先端が素直に伸びている傾向が強い。株はロゼット状で成長しても背丈はあまり伸びない。プリムラ・ジュリアンともども以前は鉢花として室内で育てることが多かったようだが、南関東以南では簡単に冬越し、少ないながらも冬も開花が続くことがわかり急激に流通量が増えた。最近では複色の品種や大輪種も多く出回ているようだ。
今日の誕生日の花:オンシジウム 花言葉:可憐
今日の一首 ひらひらと飛び立つものの気配ありオンシジウムよ夜明けの窓辺 鳥海昭子
(NHKラジオ深夜便から引用)
今日の誕生日の花:オンシジウム 花言葉:可憐
今日の一首 ひらひらと飛び立つものの気配ありオンシジウムよ夜明けの窓辺 鳥海昭子
(NHKラジオ深夜便から引用)