かつらごのにっき帳

見たこと、感じたこと、言いたいことなどを、気の向くままに綴っています。
開始年月日:平成28(2016)年1月17日

御簾

2016年06月29日 | 伝統

10日前に注文した’手編み’の「掛け簾」ができあがった。一年目は、梅雨の雨に打たれると良くないらしく、梅雨が明けてから吊るすことにした。

端止め’は、両端ともに節を用いており、製品にかける思いが伝わってくる。又、2本を一対にして、しっかり編まれている。重量感もある。美しさすら感じる。もはや簾と呼ぶには申し訳ないことから、わが家の「御簾」と呼ぶことにした。

          

この簾の葦は、良質で有名な近江八幡市の円山に育ったものである。そのルーツは、伊勢神宮の葦地らしい。

「ご自宅にお届けします」と言われたが、あえて引き取りに行った。オーナーの方から、葦や簾のことについて詳しく教えて貰った。時折、雨脚が強くなったことから、車への積み込みにためらい、ご多忙仲にもかかわらず2時間も話し込んだ。迷惑をおかけした分も合わせて、大切にしたいと思っている。

・・・

 



最新の画像もっと見る