10日前に注文した’手編み’の「掛け簾」ができあがった。一年目は、梅雨の雨に打たれると良くないらしく、梅雨が明けてから吊るすことにした。
’端止め’は、両端ともに節を用いており、製品にかける思いが伝わってくる。又、2本を一対にして、しっかり編まれている。重量感もある。美しさすら感じる。もはや簾と呼ぶには申し訳ないことから、わが家の「御簾」と呼ぶことにした。
この簾の葦は、良質で有名な近江八幡市の円山に育ったものである。そのルーツは、伊勢神宮の葦地らしい。
「ご自宅にお届けします」と言われたが、あえて引き取りに行った。オーナーの方から、葦や簾のことについて詳しく教えて貰った。時折、雨脚が強くなったことから、車への積み込みにためらい、ご多忙仲にもかかわらず2時間も話し込んだ。迷惑をおかけした分も合わせて、大切にしたいと思っている。
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