かつらごのにっき帳

見たこと、感じたこと、言いたいことなどを、気の向くままに綴っています。
開始年月日:平成28(2016)年1月17日

天下布武

2016年05月21日 | 文化芸術

今日は日本舞踊の発表会を見に行った。”天下布武”を踊った知人から招待券をいただいた。踊りもいいものだ。

19日は有馬温泉で癒やされ、今日は日本舞踊で癒された。贅沢な日々を送れることに感謝している。

    

    

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有馬温泉

2016年05月20日 | 旅行

日本の三古泉の一つとされている有馬温泉に行ってきた。平日であったせいか、観光・宿泊客は少ないように思った。有名ホテルや旅館が立ち並んでいたが、休業中のところもいくつかあるらしい。かつては”関西の奥座敷”と言われた有馬温泉、往年の栄光と賑わいを取り戻してほしいものだ。

中国の若者の団体が温泉街を歩いていた。笑顔で会釈してくれた者もいた。一見みなさんスリムであった。太っているのは党の指導層だけかもしれない。

’有馬筆”は高価であったことから買わなかったが、本家「三津森」の手作りの”炭酸せんべい”を買った。帰路に娘宅に届けた。

外湯には行かなかった。他の観光施設等は訪れなかった。

写真は、順に「天神泉源」、「仏座巌」、「太閤橋」、「御所泉源」。なぜか思うことの多い一泊二日の旅であった。

    

    

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紫草の白い花

2016年05月16日 | ロマンス

  あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖ふる   額田王

  紫草の にほへる妹を 難くあらば 人妻ゆゑに 我恋ひめやも  大海人皇子(天武天皇)

万葉集にある額田王と大海人皇子の相聞歌、近江の大津に都が遷された翌年(天智7年)、宮廷行事として蒲生野で行なわれた遊猟を舞台にして詠まれた歌とされている。

紫草(むらさき)の花が、わが家の庭に今年も咲いた。絶滅危惧品種にランクされている純正種か、それとも近縁種か、おそらく後者と思われる苗を、一昨年に愛好家から貰った。苗は二鉢に分け場所を変えて置いた。二鉢とも数日前から咲き始めた。

可憐な白い花が好きだ。絶滅と戦っているようで凛々しさすら感じる。

           

たたずみ、鉢植えの紫草をいくら眺めても、宮廷人たちが盛装して遊猟したであろう華やかな光景が目に浮かんでこない。ロマンスに慕うことができないのは、歌があまりにも技巧的なのか・・・ きっと鉢植えのせいだと思う。

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観光ガイド

2016年05月15日 | ボランティア

昨日はボランティアガイドの当番日であった。日本コバ登山の疲れが抜けきらないことから、観光者がないことを祈ったが、一人の青年がカートを引いてやって来た。「千葉県から来ました」と言っていた。京都に行く前にぶらりと立ち寄ったようだ。

ガイドの相方が車で移動すること提案したので、仕方なしにマイカーに乗せて案内先へ行った。ガイドは相方に任せた。終了後、最寄りの駅ま送ってあげた。

所定の案内を終え、相方と別れた後、一人で別の案内先(別コース)でもある草花の写真を撮りに行った。先ずは腹ごしらえと決め、握り飯を食べていると、ボランティアガイドと刺繍した帽子を見てか、大勢の団体を引き連れてきたリーダーと思われる方がやってきて、「案内をお願いできませんか?」と頼んできた。急いで帰る必要もなかったことから、気安く引き受けたが、これが間違いでたいへんなことになった。

団体は歴史探訪会のご一行のようで、遠方からの来訪者であった。色々な文献・角度からの資料や論文などを集め・まとめた資料を全員に配付しているとのことであった。その資料を見せてもらった。「事前にこれほどの勉強しておられるのであれば、ガイドは何ら必要でない」と返したが、遅かった。次の2か所の行先(古墳等)まで一緒に行くはめになった。

古墳の案内では、団体の中に専門家らしき人がいることが分った。その方をつかまえて、「貴方が説明されるべきです。又、私はむしろ教えてもらいたい」と言ったが、「今日は、風邪を引いていて、話せないのです」ときた・・・ガイドを立てて気遣いをしてくれたのか、粋な返事であった。

時間の帳尻だけを合わせたような説明であったが、皆さんからたいへん喜ばれ、大きな拍手で感謝してもらった。

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