かつらごのにっき帳

見たこと、感じたこと、言いたいことなどを、気の向くままに綴っています。
開始年月日:平成28(2016)年1月17日

逢坂の関と蝉丸

2024年05月27日 | 読書
能の本を読んでいるうちに「蝉丸」に出会った。

 れやこの 行くも帰るも 別れつつ 知るも知らぬも 逢坂の関

子どもの頃、小倉百人一首の坊主めくりの印象もあるが、百人一首の中で唯一濁点が使われていない一首らしい。
京と近江の境界の逢坂山、蝉丸はこの辺りに藁屋に住んで琵琶を奏でていたのだろうか。少し調べていると、京都山科の四ノ宮に諸羽神社があり、どうもここらしい。機会があれば訪ねることにする。
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さようなら「源氏物語」

2024年05月02日 | 読書
第一巻の途中まで読んだが、さらに読むの諦めたから随分日が経った。人の恋物語など面白くもない。読まずに語るのはまちがいの元と思うが、物語の底流には人生の無常観が隠されているのかも知れない。
長々とした文章を読むのが億劫になってきた。加齢と生来の勉強不足の所為にしておくことにした。
興味も手伝って買った古本の全巻、処分は如何したものかと悩ましい。
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源氏物語 巻一 2帖「帚木」

2024年01月13日 | 読書
途中まで読んだ。現在は休憩中である。
女性の品定め(上・中・下)をしているが、自分にはこのような発想はなかったので面白くもあり頷ける部分もあるが、いかがなものかと悩ましい。

昨日、長女夫妻が帰省してきた。おかげで楽しいひと時を過ごした。夜遅く帰ってしまった。台風一過の如しであった。
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源氏物語 巻一 1帖「桐壺」

2024年01月08日 | 読書
谷崎潤一郎訳の源氏物語の巻一の「桐壺」だけを3日がかりで読んだ。谷崎潤一郎の注釈に助けられたが、何度も繰り返して読んだことで、先ずは源氏物語の出発点が理解できた。紫式部の情景の捉え方の細やかさ、憎いほどの繊細な表現、美文に感動した。全巻読み終えるには、気力と根気と視力との戦いになるだろう。年月を要するのではないだろうか。あるいは途中で止めるかも。
   
この本は、古本で、箱入り・全巻揃っている・装丁がきれい・有名画家の挿画があることなどから10数年にほど前に購入したものである。読まずにいたが、本年のNHK大河ドラマ「光る君へ」が放映されたことから、紫式部の源氏物語を読んでみたくなったためである。
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有島武郎/一房の葡萄

2022年06月26日 | 読書
4時半起床。
有島武郎の童話「一房の葡萄」を読んだ。自身の幼少期の体験に基づく創作童話とされている。情感溢れる内容であった。美しさも感じた。
読み終えた後、ネットで有島武郎を調べたら、軽井沢の別荘で情死したとあった。
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