先日、’ぼたん鍋’をいただいた店の帰り際の玄関先で、女将が「節分草です」と教えてくれた。教えてもらわなければ、気付かずに間違いなく通り過ごしている。節分前後に咲くことから「節分草」と名付けられたのだろう。可憐・清楚・上品、すべて持ち合わせたような小さく純白の一輪の花が、寒さにもめげずに咲いていた。凛々しさすら感じた。よく観察しなかったが、草丈はせいぜい10cmにも満たなかった。低すぎて臭いは嗅いでいない。
山野草の一個体だと思う。山野草に対しては、「maniacな世界」「暗い」「高価」「年寄りの趣味」「生育環境の限定性」・「高山性」「勝手に育つ」等々、自分勝手なイメージを持っている。イメージは払拭できないが、一方では、多少の興味もあるが・・・もう少し先かな。
良いものを見せてもらった。ふと思いだした。
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