今日は数週間前の冷え込みが戻ってきたような寒い一日となりました。小学校に到着してから真っ先に石油ファンヒーターを点けないと、冷え切った教室に居られなかったくらいでした。
ところで、今日3月8日は『ミモザの日』です。これは特にイタリアで『Festa della Donna』という呼び名で広く知られている記念日で、男性から女性に日頃の感謝を込めてミモザの花をプレゼントする習慣があります。
小学校の共有スペースにボランティアの方が活けてくださる花にも
鮮やかな黄色のミモザの花がありました。美しい黄色の花を咲かせる可憐なミモザの花を見かけると、春の到来を感じることができます。
ところで、普段日本人の多くが『ミモザ』と呼んでいるこの花の名前、実は間違いだということをご存知でしょうか。
「何言ってんだ?」
と思われる方も多いかと思いますが、実はこの黄色い花の名前は『ミモザ』ではないのです。
『ミモザ』とは
葉に触れると下を向いて閉じていく『オジギソウ』の正式名称です。何故黄色い花の名前にすり替わってしまったのかについては諸説あるようですが、一説にはオジギソウの花が
黄色い『ミモザ』の花と形状が似ていることにあるともいわれています。
葉に触れると下を向いて閉じていく『オジギソウ』の正式名称です。何故黄色い花の名前にすり替わってしまったのかについては諸説あるようですが、一説にはオジギソウの花が
黄色い『ミモザ』の花と形状が似ていることにあるともいわれています。
では、あの黄色い花の本当の名前は何なのかというと『フサアカシア』といいます。原産はオーストラリアで、香りがいいので香水の原料にしたり、
花を摘み取って砂糖漬けにしたりします。
本来は間違っているのに、いつの間にか誤用を普通に使ってしまっているものというのは意外と多くあるものなのかも知れません。このミモザ…いやフサアカシアの花を見るにつけ、そんなことを改めて実感させられるのでありました。