昨日からの雨も止んだ今日、お昼から国立市のアイリッシュパブ《ケルティックムーン》に出かけました。今日はこちらで
ヴァイオリン&ギターのユニット『風の旅』がフルーティストをゲストに迎えて作ったアルバム『Unu Libro』のレコ発ライブが開催されました。
マッシュポテトベースのシェパーズパイや
今回のライブはお三方ともスタイリッシュなだけでなく演奏技術も確かなもので、息のあったアンサンブルを聴かせてくれました。
ヴァイオリン&ギターのユニット『風の旅』がフルーティストをゲストに迎えて作ったアルバム『Unu Libro』のレコ発ライブが開催されました。
今回はランチタイムのコンサートということで、満員に駆けつけたオーディエンスが思い思いにランチをオーダーして楽しみながらのライブとなりました。私も
マッシュポテトベースのシェパーズパイや
先日セントパトリックデーセッションでも頂いたグリーンビール、そして、
お店特製期間限定の、ギネスビールを使ったハヤシライスも頂きました。
ケルティックムーンでは店長さんのクッキング動画を公開していて、そこにこのハヤシライスの作成工程も載せられているのですが、かなり大胆にギネスビールを投入しています。でも、私もこのクッキング動画に載っていたギネスビール入りミートソースを作ってみたのですが、ギネスビールを煮込むとホールトマトの酸味の角がとれて、黒糖のような甘味とコクが残って実に美味しいのです。
美味しいランチを堪能しているうちに、いよいよライブがスタートしました。
今回のライブはお三方ともスタイリッシュなだけでなく演奏技術も確かなもので、息のあったアンサンブルを聴かせてくれました。
ギタリストが作曲とアレンジも担当されているのですが、対位法に基づいた作品やボサノヴァスタイルの作品等、聴き応えのある充実した音楽が奏でられていきました。よく聴いていると、それらオリジナル作品の中にボッケリーニやチャイコフスキーのフレーズが隠しコマンドのように散りばめられていて、それらを知っていると思わずニヤリとさせられます。私もアレンジをする時に、こうした隠しコマンドを入れ込むことが個人的に大好きなので、つい
『お!やったな( ̄ー ̄*)』
と、ついついニヤニヤしながら聴いてしまいます。
また、プログラムの中にはイタリアバロックの巨匠の一人であるアルカンジェロ・コレッリ(1653〜1713)が1685年に出版した『トリオソナタ作品2』から、最終曲である第12番も演奏されました。この曲は全12曲あるトリオソナタ集の最後を飾る作品ですが、他の11曲とは異なり、短い序奏を伴ったシャコンヌ形式の単一楽章の作品です。素朴で愛らしい作品ながら、形式の地味さからかあまり演奏の機会に恵まれない曲ではありますが、こうした編成での演奏もなかなか素敵でした。フルートとヴァイオリンの奏でるメロディも素晴らしいものでしたが、特にギタリストによる通奏低音は聴き応えがあり、チェロやチェンバロといった通奏低音楽器がいないことの物足りなさを感じさせない演奏となっていました。
終演後にはCDの即売会も開かれました。同じミュージシャンとして少しでも彼等のお役に立てるかと思い、
私もCDを購入しました。すると、
お三方が直筆サインを入れて下さいました。
聞けばこのレコ発ライブはともかく、彼等ひとりひとりは私と同じようにいろいろな仕事が潰されているようです。そんな自粛の嵐が吹き荒れる中で、こうして多くの人に囲まれてレコ発ライブが出来た彼等は幸せだと思います。彼等のためにも他のミュージシャンのためにも、こうしたライブが一日も早く普通に出来るようになることを願って止みません。
ライブが終演してしばらくしたら、
ライブのオーディエンスだった人たちが集まって、いきなり麻雀大会が始まりました。私もかつて遊んでいたことがあるので二局ほど打たせて頂きましたが、ン十年ぶりにやったので役から点数計算から全くと言っていいほど覚えておらず、少なからずショックでした(汗)。
でも、こちらのお店のおかげで、今日一日楽しい時間を過ごすことが出来て幸せでした。この場を借りて、御礼申し上げます。